京都女子中学校 | くじけずに前へ【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都女子中学校(Ⅲ類)
合格-2019年度

小田 咲良さん

わたしの志は、

みんなから親しまれる図書館司書になり、人と本との出会いの手助けをすることです。

私はもともと本が好きで、図書館になじみがありました。本の魅力を伝えたり、図書館を使いやすく整えたりする司書に憧れて、図書館司書になりたいと考えました。司書は人と関わる仕事なので、中学校に入ったら積極的に仲間と協力し合い、助け合っていきたいです。これからもこの志に向かって努力していきます。

くじけずに前へ

私が成基学園に入塾したのは、小学四年生の春ごろです。いとこが受験をし、私立の中学校に楽しそうに通っていたので、私も自分で学校を選びたいと思い、徒歩で通える成基学園に入りました。四年生のころは宿題をこなすだけで、受験するという自覚があまりありませんでした。

私が京都女子中学校を選んだきっかけは、オープンスクールで学校を訪れ、先輩たちの活き活きとした姿を目のあたりにし、ここできっと楽しく学校生活が送れると思ったからです。受験のチャンスが三回あると知って、京都女子中一本にしぼってがんばろうと思いました。五年生のオープンテストでは、悪すぎるということもなかったので受験を甘く見ていました。

しかし、六年生になって授業日数が増えたため、続けてきたピアノをやめ、受験勉強に集中することにしました。ピアノの時間がなくなった分、勉強の時間が多く確保できるようになったと思っていました。しかし、〈夏期学習合宿(合宿)〉で朝から晩までぶっ通しで勉強して、自分の勉強は浅かったと思い知らされました。私が〈合宿〉に行って特に変わったところは、復習のやり方です。私のそれまでの復習はノートを見返すことだけでしたが、先生のアドバイスで自習の時間に見返すだけでなく、さらに深く調べるなど、ていねいに復習するようになりました。それによって、できているとかんちがいしていた勉強法が、意味のあるものに変わっていったと思います。また、まわりの人たちがこんなにやっているから自分もがんばらないと、とやる気がわきました。そして先生方は質問にもていねいに応えてくださり、理解が深まっていきました。授業も、それまで以上に「この時間に覚える」という感覚で臨みました。〈合宿〉は私を強くしてくれた場所です。

夏が終わり、四教科とも過去問を解き始めました。初めのうちは、合格最低点に少し届かないぐらいでした。あまり焦りを感じることはありませんでしたが、さらにやっていくうちに、合格最低点を下回ってしまいました。問題に慣れていなかったので、くやしくて落ちこみそうになりましたが、受ける学校が京都女子中だけだったので、その分、時間をとってじっくり復習していこうと心に決めました。自力で解き直してわからなかったところは質問に行くようにしました。算数のT先生は質問の問題を時間をとって、ていねいに教えてくださいました。すると、過去問で前まで解けなかった虫食い算が解けるようになりました。

そして、そのころ点数が上がり始め、合格最低点を上回るようになりました。とてもうれしく、やる気がわきました。

〈日曜進学教室〉では〈ウルトラコース〉・〈チャレンジコース〉に分かれたころから理科の点数が下がり始めました。基本を見直そうと思い、五年生のときの教科書を見直しました。すると、忘れているところもあったので、原点にもどって基本がぬけていないか確認するのは大切だと思いました。一月に入ってからは暗記カードを中心に勉強しました。〈直前特訓〉の理科で暗記の点数がよく、効果がすぐに表れて、手応えを感じました。 そして当日。緊張したけれど、「自分の力を全て出しきる」という気持ちで臨みました。いつも通り、冷静に問題にいどむことができました。

そして、合格発表の日。受かっているのか心配でしたが、わくわくしました。自分の番号を見たときは実感がわきませんでしたが、時間がたつうちに、あこがれの中学校に合格したうれしさがこみあげてきました。ここまでやってきてよかったです。家族も自分のことのように喜んでくれて、とてもうれしかったです。

これから受験をするみなさんも辛いことがあるかもしれません。でも、一緒に勉強している仲間や先生方がいるので、最後まであきらめずにやり遂げたら、きっと合格はつかみとれると思います。やり遂げた自信は、受験本番の何よりの支えになるはずです。応援しています。がんばってください。

四年生からずっと応援し、はげましてくれた家族と、私の気持ちを尊重し、応援してくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。先生方、三年間本当にありがとうございました。

四月からは勉強と部活を両立させて、実りある中学校生活を送っていきたいと思っています。自分を信じて、これからどんなことがあってもやり遂げたいです。

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