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参考書を最後まで変えるなと言われる理由とは...

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どうも、担任助手の大西です。
ついに国公立の2次試験まであと1か月を切り、私立受験本番を迎える生徒も出てきました。

こうなると焦って新しい参考書を買ってさらに学力アップ...とか考えてませんか?
タイトルの通り、変えるのはお勧めしません。

そもそもなぜ参考書を変えるなと言われるのかというと、参考書ひとつが翻訳された物語のようになってるからなんですね。

たとえば数学。参考書にはまず数と式があって、そのあと2次関数があって...という風に順番に説明されています。
でも説明の仕方には書いた人によって違いますよね。この「説明の仕方」が翻訳ということなんです。
参考書一つ一つには書いた人なりの「工夫」がしてあります。
例を挙げると、「この分野でちょっとこういう説明を入れておけば後の分野で理解が簡単になるぞ!」とか。
もし途中で参考書を変えると、同じ物語だけど、違う人が翻訳した物語を読むことになります。
翻訳者によって登場人物の口調が違ったり、そもそも訳の仕方が違ったりしてわかりにくいですよね。
参考書を変えると、その「工夫」を台無しにしてしまって、学習がうまくいかないことが多いから、変えるなと言われるんですね。

じゃあ最初から読めばいいじゃん、と言われるかもしれません。
そもそも最初から全部読む時間がありますか?前の参考書はマスターしたんですか?
当然そんな時間は残ってないはずです。ほかの教科の勉強もありますから。
前の参考書のほうが、まだ読んだ記憶が残ってますから、それをマスターするほうが楽に決まっています。
それで新しい参考書も中途半端で終わってしまうと、物語を途中までしか読み終わってないことになりますよね。
結局は学習した分野に偏りができて、自分はそうしているつもりでなくても、「山を張っている」ことになります。

私なりの考えですが、こういう理由で参考書は変えるなと言われているんだと思います。
どうしてもこの参考書は合わないとか、そういうことなら最後の手段として変えてもいいかもしれませんが、
そういう人に限って参考書をしっかり読んでいなかったりするので、まずはしっかり参考書と向き合ってくださいね。

長くなりましたが、最後までパートナーの参考書と一緒に頑張ってくださいね!

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