高槻中学校 | 勉強とスポーツの両立【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

高槻中学校
合格-2022年度

笠嶋 琉生さん

わたしの志は、

整形外科医になって、スポーツで故障に苦しんでいる人を助けることです。

志を立てた動機は、僕は野球をやっていて、まわりの友だちがたくさん肩や足を痛めているのを見たからです。志を果たすために、これまでバランス良く成績がとれるように、どの教科も手をぬくことなく努力しました。志にむけて、これから得意な算数だけでなく、新しく中学から教科として入ってくる英語にも力を入れたいと思います。

勉強とスポーツの両立

僕が成基学園に入塾したのは、小学四年生のときで、 スポーツと勉強を両立できる塾を母が見つけてきてくれたのがきっかけです。 入塾時は、土日は朝から夕方まで野球、平日は水泳といそがしい毎日を送っていました。でも、塾の先生方はとてもおもしろく、楽しい授業だったので、一度も休みたいと思ったことはありませんでした。

野球は、六年生の〈日曜進学教室(日進)〉が始まるまで、ずっと続けていました。その野球チームは強豪チームで、平日でも毎日、自主練をしなければいけませんでした。学校から帰って、バッティングセンターに行ってから塾へ通い、帰ってからまた素振りをする日々で、勉強する時間がどうしても少なくなってしまいました。そこで、他の人が家で勉強している分、 人一倍授業に集中し、その時その場で理解して帰ろうと思って授業に臨んでいました。そして家では、テレビやゲームの時間を極力へらし、空いた時間はすべて復習に費やしました。 その時期は本当に大変で、一日が二四時間ではとても足りないと思うこともありました。でも、ずっと三組でいたいと思う気持ちでがんばれたことが、成績の向上につながり、受験での合格に結びついたのだと思っています。

〈日進〉が始まると、野球はいったん休み、勉強一本にしぼりました。〈日進〉では、テストを重ねるごとに偏差値が上がっていき、《ベーシックコース》のうちは六十五をこえるようなことも何度かありました。しかし、《ウルトラコース》に入ると、手も足もでない問題が出題され、得意としていた算数と理科で思うような点数がとれなくなりました。しかし、 わからない問題は先生に質問に行くと、ていねいに教えてもらうことができました。 また、国語と社会ははじめから苦手教科で、特に社会は、はじめ全然点数がとれませんでした。夏の 終わり頃には、受験を三科で受けた方がいいかなと思うこともありましたが、先生から、「社会は最 後までのびる科目だから、できるだけ社会を残した方がいい。」とアドバイスを受けて、社会もがん ばることにしました。 『自由自在』を読み、テストで出題されたところは必ず覚えるという勉強方法をしていました が、社会を担当してくださったN先生から、「今の勉強を続ければ必ず点をとれるようになる。」と言ってもらえ、続けてみると、秋頃からどんどん点数がとれるようになりました。

僕が高槻中学校を選んだ理由は、文武両道の校風であることに加え、僕の好きな理科の実験設備がとても充実しているからです。 勉強だけでなく、いろいろなことを経験できる楽しそうな学校だと思いました。冬が近づき、《ウルトラコース》も後半になると、自分でも満足できる偏差値がとれるようになり、高槻中には余裕をもって合格できるような気がしてきました。そしてむかえた高槻中前期の入試当日。僕は緊張することもなく、落ちついていつも通り解くことができ、終わってからも合格したと思っていました。しかし、結果は不合格。頭の中が真っ白になりました。母から、合格最低点が昨年よりも四十二点も上がっていて、僕はそこに一点足りなかったと聞かされました。自分自身のちょっとした油断がいけなかったんだと思います。落ちこんでいるひまもなく、すぐに後期の試験を受けに行きました。その道すがら、成基学園に電話をかけ、先生から、「気持ちやぞ!気持ち! !」とはげましの言葉をいただきました。強い気持ちで試験に臨んだ結果、後期で合格を勝ちとることができました。そのときの気持ちは、喜びよりも、ほっとした気持ちが大きかったです。僕は大好きな野球をがまんして受験を目指していたので、合格できて本当に良かったです。

これから受験生に伝えたいことは、授業は毎回集中。わからないところはすぐに質問をして、一つひとつの単元をしっかりと理解してほしいと思います。そして、最後まであきらめないこと。成績が下がっても、テストでわからない問題があっても、最後まであきらめず、全力で取り組んでほしいと思います。受験は当日何があるかわからないので、合格・不合格どちらもあるけれど、くいのない勉強をしてほしいと思います。

僕は、前期不合格という状況から後期合格という二つの受験を通し、たくさんの人たちに支えられて合格できたと思っています。まず、塾の先生方。野球で受けることのできなかった授業のフォローをしてくださったり、質問をしに行くといつもていねいに教えてくださったりしました。そして、スケジュール管理やお弁当を作ってくれた母、いつもあたたかく見守ってくれた父、本当にありがとうございました。その感謝の気持ちを忘れず、これから中学校へ行っても勉強・スポーツに努力し続けたいと思います。

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