洛星中学校 | 志への第一歩【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛星中学校
合格-2020年度

わたしの志は、

世界で重い病気をわずらっている人を救う薬をつくる薬剤師になることです。

僕は、世界で困っている人を少しでも救いたいと思っていました。そう思ったときに、病気で困っている人が多いことを学校で知りました。病気で困っている人を少しでも救おうと思うと、医者になるか、薬剤師になるかで迷いましたが、僕は母の知り合いの看護師さんに薬剤師になることを薦められ、薬剤師になることを志にしました。この志を持ってから自習をより集中して、取り組むことができました。中学生になったら、この志により近づきたいです。

志への第一歩

僕が成基学園に入塾したのは、小学一年生からでした。兄が成基学園に通っていたからなのか、両親も一年生から通わせてくれました。

最初は宿題の量も多かったので苦労はしましたが、二年生になってからは〈成基オープンテスト〉で三位をとって、とてもうれしかったことが心に残っています。

三年生からは習い事の都合で、宇治教室に通うことになりました。二年間の学習が役に立ち止まることなく進んでいきました。しかし、四年生の終わり頃から成績が下がっていき、五年生のときには、三クラス中の一番上のクラスに入ったものの、四年生のときには浮き沈みのなかった理科の成績が悪く、五年生の最後から二回目の理科のショートテストで四五点を取り、次の五年生最後の理科のショートテストで七六点を取り、理科のS先生からは、「ようこそ二組へ。」と言われました。その日からやっと受験勉強に火がつき、特に苦手だった理科の暗記単元のうち一つ決め、お風呂がわく十分前にその単元のことを覚えているだけ全て書き、お風呂がわくとすぐに入り、すぐに出て、自分の部屋で五年生の理科のスーパーノートを広げて、まちがって覚えていたところをていせいし、ぬけていたところを覚え直していきました。

また、休みの日には、算数の講義テキストから兄がショートテストの結果を見て、苦手な単元の黒色の四角の問題をよせ集めたものをつくってくれて、それを解きました。その中でまちがったものは、兄にわかるまで何回も聞きました。そして次は、まちがったものをよせ集めたものを兄が数字を変えてつくってくれ、それを解きました。

そして二組になって始まった六年生。最初はあまりあせらずに授業を受けていましたが、〈春期講習会〉の最終日テストで三組に早く上がらないといけない僕に、さらに追い打ちをかける事態がおこりました。それは、算数が平均点以下の点数だったことです。そのことを知らなかった僕は算数のY先生に、「おまえは今回何をまちがったのかを理解して、オープンテストを受けろ。」と言われました。そのときはまだ結果を知りませんでしたが、家に帰ると母から結果を知らされました。それを聞いた僕は、このままだったら行きたい学校にいけなくなるのではと思い、その日から六年生最初の〈成基オープンテスト〉の日まで得意だった社会も含め、算数と理科の宿題でまちがったところをもう一度解き直しました。そして迎えた〈成基オープンテスト〉の結果は、国語以外、偏差値六〇越えでゴールデンウィーク明けには三組入りを果たしました。

それからの授業は、二組にいるときより楽しくにぎやかでした。そして六月から始まった〈日曜進学教室(日進)〉と〈最難関志望校別特訓Ⅱ〉。僕は《東大寺コース》に参加しました。理科の授業が僕にはかなりハードだったので、ついていけず、会場で理解するより家で理解するかたちになってしまいました。

そして八月の〈夏期学習合宿(合宿)〉。僕は〈合宿〉の自習時間に、夏休みの社会の宿題をやりました。課題は五、六年生の宿題を全てやり、復習することでした。とても時間を費やす課題でしたが、この課題をあきらめずにやり続けることができたので、自分の苦手な単元が改めてわかり、入試にとても役に立ったと思います。〈日進〉の方も多少の成績の浮き沈みはありましたが、ほとんど一〇〇位以内には入っていました。そんな僕にこれまで以上のあせりを感じさせたのが、〈日進〉の《ウルトラコース》の第一回です。算数の点数が六点だったことです。そのときの解説は、いつも算数の通常授業をしてくださっているY先生です。会場のエレベーターに乗るときY先生は、「おまえがそんな成績しかとれないとは思ってないから、次の日進は期待しているぞ。」と声をかけてくださいました。僕はその言葉をはげみにして、それからの〈日進〉が徐々に成績が良くなっていくように復習をしっかりしていきました。

すると〈日進〉の最終回に近づいてくると、〈日進〉のベスト五〇にのるようになりました。また、《ウルトラコース》が始まるまで偏差値が五〇もなかったときがあった国語が、《ウルトラコース》で偏差値六〇以上続いて、他の教科が悪くても何とか総合の偏差値五五以上はありました。

そして、〈正月特訓〉や〈直前特訓〉を終えて、迎えた本番一日目の洛星中学校と明星中学校を緊張せずに受けることができ、二日目の帝塚山中学校も同じ状態で受けることができました。それは先生方が寒い中、学校まで来てくださり、声をかけてくださったからだと思います。そして家に帰り、洛星中の合格発表を見に行かず、次の日の東大寺学園中学校に備え、過去問を解いていました。そして水を飲んでいるときに、兄から明星中が合格だと聞き、とても安心しました。

そして、五時半に母から洛星中が合格だと聞き、もっと安心しました。次の日に東大寺学園中を受け、帰りに帝塚山中が英数コースだけ合格していたと兄に言われて、東大寺学園中が不合格なのではないかと思っていると、明後日に不合格だったことを知りました。本命の東大寺学園中には届きませんでしたが、洛星中に行けるのでうれしかったです。

僕は、中学受験で支えてくださった方へ恩返しするために、志に向かって努力していきます。

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