洛星中学校 | あきらめずに夢を追いかける【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛星中学校
合格-2023年度

今井 悠生さん

わたしの志は、

京都市の市長になって若者が安心してくらせる市にすることです。

現在の京都市は特に若者の人口が急激に減っており、未来がない都市になろうとしている。私はこれからの京都が心配で京都をもう一度活気あふれた町にしたいと思い、京都市の市長になることを志した。私が市長になった暁には、若者を中心とし、市民サービスの仕組みを整え、市民がくらしやすい京都をつくるという公約をかかげていきたい。

あきらめずに夢を追いかける

「よっしゃー、受かったー!」これは合格発表を私が見た直後の言葉だ。私は第一志望に受かったことがあまりにもうれしくて近所迷惑になるくらい大きな声を出した。私が成基学園に入塾したのは四年生の3月からで最初は京都府公立中高一貫校コースにいた。しかし、様々なことに挑戦できそうな私立中学にみ力を感じ、先生に相談して5年生の7月から中学受験コースに変えた。そこで、今後色々とお世話になるN先生と出会った。このとき、洛星中学校は自分の手が届く学校ではないと思い込んでいたが、N先生から「洛星を目指してみないか」と言われた。私は前から洛星中は男子校なので自分の個性が輝きそうで行きたい学校だったので、目指すことにした。そして6年生になり、先生たちが私には伸びしろがあると期待してくれたらしく最上位クラスに入ることになり、私は正直驚いた。しかし、私はまだどの教科も弱く、クラスの皆との差を感じ、落ち込む日々が続いた。5月になってもクラスの皆との差はまだ大きく、その差を悔しく感じ、私の心に火がついた。そして私は毎日、自習室で閉園時間まで残って勉強するようになった。6月に入り、日曜進学教室〈日進〉エントランスコースが始まった。しかし自分のレベルが低く、エントランスの問題でさえも難しく感じた。勿論、良い結果は出ず、悔しい気持ちは続いた。

そして、夏休みに入った。今思えばこの大切な夏にもかかわらず、まだ心の底から本気になっていなかったため、当時の自分を情けなく思う。そして9月になり、日進ベーシックコースが始まった。その当時、がむしゃらに頑張っていたが成績が伸びず、日進ベーシックコースの2回目がとても悪かった。私はその日進で周りと比べて成績が低かったことが本当に悔しくN先生の前で号泣した。そこでN先生に普段は応用問題が宿題で出されていたが、「足元を見て、まだ不十分な基礎的な能力を固めるためにも一度ラプラスをしよう」と言われた。日進の結果が悔しかった私はN先生の言われた通りラプラスをがむしゃらにやり、できるだけ早く終わらせた。そして後期の授業が始まり、様々な学校の過去問をするようになった。そこでも自分のレベルは低く、今までやってきたことは意味があったのかとむなしく感じた。そのような不安が残ったまま10月に突入し、日進ウルトラコースが始まった。そこでも良い結果は出ず、成績が悪いことがほとんどだった。クラスの皆が着々と成績を上げており、劣等感を覚えていた。自分だけが特に成績が悪く、悔しい思いをたくさんした。そしてN先生から「このままの成績だと洛星に合格するのは無理だ。残りの日進ウルトラで偏差値50以上をとれないようなら志望校を変えよう。」と提案された。私は危機感を覚え、とても不安になった。その後の日進も必死で解いたが、成績は悪く、点が取れないことが本当につらかった。日進ウルトラコースも後1回になり、これが本当に最後のチャンスになった。ここが正念場だと私は思った。私はこれまでの悔しさをすべてぶつけて挑んだ。そして結果はちょうど平均点で偏差値50。N先生から「今回の成績でも洛星の合格は難しい。今のままでは不合格になる可能性が高い。自分は落ちる覚悟はあるか」と言われた。私は、「落ちる覚悟」という言葉がつらかったが、「現実が厳しいのを分かったうえでも洛星を目指したい。だから私はその覚悟はある。」という決意表明をした。そこからあらためて洛星中を目指すことに決定した。私は洛星中を受験できない不安がなくなった。そして12月になり、N先生から配られた「仕上げの100題」という問題集をやりこんだ。それもあってからか冬期講習会頃から今までにはできなかった考え方ができるようになった。また、もう一つの苦手であった洛星中国語の点がとれるようになった。この頃から洛星中の本番でまったく点がとれないかもしれない不安は少なくなっていった。そして1月になり、正月特訓や直前特訓などで洛星中の問題の最終確認をして受験本番に挑んだ。受験本番はあまり緊張せず集中し、自分のすべてを出し切った。そして結果は合格。私は今までの自分の努力をほめたたえたい。そして私が最も感謝したい人は、私の成績が悪かったときもサポートしてくれた親や先生たちだ。そして受験生に向けて言いたいことは、今の成績だけで簡単にあきらめてしまうのではなく、とにかく今を無駄にせず第一志望校合格のために後悔することなく精一杯頑張ってほしい。なぜならこんな私でも合格することができたのだから。

保護者からのコメント

保護者名 今井 彰

小学4年生の9月、突如「中学受験をしたい。だから塾へいきたい。」と言い出したことを今でも覚えています。5年生から縁があって成基学園にお世話になり、決して成績がよいわけでもなかった状況の中、常に先生方には寄り添って頂き、愛情ある熱心なご指導頂いたことで第一志望校に合格することができました。2年前には想像もしていなかった結果に子供の無限の可能性をあらためて感じました。
子供の頑張りも、もちろんありますが、成基学園にはそうした子供の無限の可能性を引き出して頂けるノウハウと情熱のある先生方がいらっしゃいます。成基学園にお世話になって良かったと思います。本当に有難うございました。
さて、中学受験は終わりましたが、子供にとってはここからがスタート。将来のための貴重な経験という財産をこれからの学生生活で手に入れてもらえればと思います。

担任からのコメント

今井悠生くん、合格おめでとう!受験をやり遂げて、見事な結果を勝ち取ったあなたに天晴です!決して順風満帆な1年間ではありませんでしたが、七転び八起きの精神で自分にできることを積み重ねっていったことが素晴らしかったです。あなたにとって、伴走してくれる存在であったN先生との出会いも追い風になりましたね。6年の後半にはムードメーカーとしても、よい雰囲気をつくってくれて、私たちも感謝しています。ありがとう。
面談のときに、「悠生にとって最善の選択は何か」を考えてくださっていたお父様も印象的でした。家族で乗り越えたことを自覚し、感謝の気持ちを忘れずに、恩返しができるくらいの立派な成人へと歩んでくれることを願っています。これから先もさまざまな困難に出会うことがあるでしょうが、あなたなら解決、昇華することができると思います。人生を楽しんでください。

天木亮太

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