京都府立南陽高等学校 | 壁を乗り越えた自分【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都府立南陽高等学校
合格-2013年度

壁を乗り越えた自分

「オール5」
これは私が中学校で返ってきた、初めての成績表だ。このとき私は、「中学校の勉強なんてこんなもんか。」と思った。 定期テストでは、一週間前に勉強を始めると全教科九十点以上は取れていた。だから、「もっと高いレベルで勉強して、自分の力を試したい。」と思い、成基学園に入塾した。

通い始めてすぐに壁にぶつかった。学校では満足のいく成績をとれているし、塾でも、きっと大丈夫だろうと思っていた。それが、いざ授業を受けてみると、勉強している内容もスピードも学校とは異なり、全くついていくことができなかった。周りを見渡すと、ちゃんとついて行っている人たち。このままでは置いていかれると思い、毎日重要だ、と言われたところを何度も見て復習した。すると、内容やスピードにも慣れて、ついて行けるようになった。このときはまだ受験というイメージが湧かず、志望校も決まっておらず、同時に小学校の頃から始めた野球を優先させたかったこともあり、勉強にはあまり力を入れていなかった。今思うとこのときに、少しでも勉強に力を入れようという気持ちがあれば、後々もっと楽になっていたと思う。

三年生になり、いよいよ受験が近づいてきた。そんなとき先生から、「良かったら、Hクラスに入ってがんばらへんか。」と声をかけてもらった。自分自身も、もう少し上のレベルで勉強してみたいという思いがあったため、Hクラスに入ることを決意した。
HクラスはAクラスとは違い、授業のスピードや内容はひと味もふた味も違った。ここでも日々の復習の大切さを思い出し、充実した時間を送ることができた。今ふり返るとHクラスに上がって良かったと思う。

夏休みが始まり、「夏期合宿」の時期となった。この合宿こそが、私を大きく変える出来事となった。合宿に参加する前は、「しんどいし、長いし、ダルいわー。」と思っていた。でも実際に参加してみると、みんな必死に勉強していて、自然と自分もやらないといけないと思ってしまった。しかしここでまた、新たな壁にぶつかった。テストの結果がクラスでランク外。まったく歯が立たなかった。問題を解いても、苦手なところが山ほどあった。五日間でこれを克服しようと努力したが、無理だった。一日十数時間の勉強でも、五日間ではダメだった。これだけやっても苦手を克服できないことがわかり、これからもっと勉強しなくてはいけないと思った。合宿を通して自分の未熟さを知り、そして苦手なところを見つけることができた。ダルいと思っていた合宿が、最終的には、自分を変えてくれる大きなターニングポイントとなったのだ。

合宿から一ヵ月、再び自分の力を試せる機会がやってきた。「日曜進学教室(日進)」。今の自分はどのレベルにあるのだろうと、わくわくして問題に目を通してみたが、全くわからない。そうしているうちに、また新たな壁とぶつかった。苦手としている国語でついに偏差値二十七を取ってしまった。どうにかして上げないといけないと思い、復習に徹した。国語科のS先生から、「古文は、暗記するくらい復習しろ。」とアドバイスを受けた。授業でも古文が特に苦手で、大間違いの解答を連発するので、授業中にもよくいじられた。絶対見返してやろうと思い、復習して少しずつ克服していった結果、偏差値を五十二まで上げることができた。数学も徐々にレベルを上げ、あと少しで偏差値六十というところまできた。でも得意科目の英語を少し放っておくと、全くできないようになっていた。やっぱり全教科をやらないといけないと、改めて気づかされた。それからというもの、毎日「日進」の復習をし、ついに三教科で偏差値五十五、二教科では五十九という数字にまで上げることができた。「日進」は、復習の大切さを知るとても良い機会となった。

ついに入試の日を迎えた。今までやってきたことを全てぶつけようと思った。緊張はしたけれど、「成基でやった問題より簡単だ。」と自分に言い聞かせ、最後の壁を乗り越えた。

合格が決まった今、私は、成基学園に入ってよかったと思っている。一緒に勉強して、競い合った最高のライバルたち、教えてくださった先生方、いつも陰ながら応援してくれたお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、今まで本当にありがとう。自分の前に立ち塞がる壁を、自分の力で乗り越えられたからこそ、合格を勝ち取ることができた。

今後、高校に入学してから勉強面では大学入試に備え、英語の勉強に力を入れていきたいと思う。また、部活面では野球部に入部し、甲子園に出場して自分のプレーで観客やチームメイト、家族など、すべての人に感動や勇気を少しでも与えられるよう、日々努力を重ねたい。
これから、いくつもの試練があると思うが、成基でやってきたことを誇りに思い、がんばっていきたいと思う。

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