京都府立嵯峨野高等学校(京都こすもす科) | よりよい社会をつくるため【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都府立嵯峨野高等学校
(京都こすもす科)
合格-2013年度

よりよい社会をつくるため

私の夢は人の役に立ち、暗くて悲しいニュースばかりの世の中を、よりよい社会に変えていける職業につくこと。明るく楽しい世の中をつくっていける人になることだ。 この夢は、はっきりしたものではない。しかし、小学六年生のときから今まで、そしてこれからも、ずっと変わらないであろう私の「夢」である。
「よりよい社会をつくるため。」
これは小学校の卒業式に私が壇上で言ったセリフだ。クラスのみんなで三十四のセリフを分担して言うのだが、私はこのセリフがいいと、一番にこのセリフを選んだ。そして、セリフを言うときに決意した。 私は明るい世の中をつくっていくのだ、と。

この夢を実現させるために、今必要なことは何だろうか。それは、今の世の中を深く知ることだ。世の中をより深く学びたい。 だから、私は、京都府立 嵯峨野高等学校 京都こすもす科 人文社会系統を志望した。

嵯峨野高校に合格するためには、今の私には、どこでどんな努力が必要なのだろう、と自分なりに考えた。
そこで思いついたのは、小学六年生のときに一年間お世話になった、成基学園の宇治教室で勉強することだった。決め手は、 のんびり屋で欲のなかった六年生の私を温かく見守り、勉強の楽しさを教えてくださったH先生、W先生が、三年たった今も宇治教室にいらっしゃったことだった。
私は迷わず、母に、
「成基で勉強したい。」
と言った。母は快く、わかった、とひとこと言ってくれた。
そして私は中学三年生の七月、みんなに遅れて成基学園に入塾した。

初めは、下のクラスからのスタートだった。成基に入塾する前にも近所の塾に通い、しっかり勉強していたつもりだったが、成基で授業を受けたとき、前の塾や学校では教えてもらわなかったことがたくさんあって、正直すごく驚き、そんなレベルの高い授業を毎回受けているみんなに対して、自分はかなり置いていかれていると思った。
でも、差を広げたくない。みんなに追いつきたい。上のクラスに上がりたい。そう思った。だから授業の復習を繰り返した。

上のクラスに上がれたのは、「夏期講習会」からだった。喜びも束の間で「夏期講習会」の予習に、まず悪戦苦闘した。特に、英語の長文はとても大変だった。それまで長文問題に取り組んだことのなかった私は、一つの長文に、他の人の二倍の時間をかけないと読めなかった。でも日を重ねるごとに、長文に慣れていっている感じがした。
そして、「夏期合宿」。今まで生きてきた中で、一番勉強した日々だ。朝から夜までずっと勉強で、日頃つめて勉強しない私は、二日目にはクタクタになっていた。しかし、周りの人たちはみんな真剣で、そのみんなの姿を見るだけで、やる気が出た。負けたくはなかった。

「夏期講習会」と「夏期合宿」が終わり、ひと息つくと、すぐに「日曜進学教室(日進)」が始まった。数学と英語の点数は最悪だった。悪い点数を取るのが嫌で、ただひたすらに復習した。
一月六日の最後の「日進」。今までの努力を全て出しきった。結果は、全園生の中で八位。努力の成果が報われたことが本当に嬉しかった。
「正月特訓」も「入試直前特訓」も辛かったけれど、「日進」のときのように、努力が報われることを信じて、予習、授業、復習をがんばった。

入試当日。本当に緊張した。しかし、先生方が激励に来てくださったおかげで力をもらった。試験中、何度も手が止まりかけたが、心を落ち着かせて解答することができた。
中学校での結果発表は、意外にもあっさりしたものだった。しかし、担任の先生から合格です、という言葉を聞いたとき、顔がにやけているのが自分でもわかった。今、私は夢の実現に少し近づいたのだと思うと、嬉しさが心の底から込み上げてきた。

H先生、W先生、M先生、今まで本当にありがとうございました。
お父さん、お母さん、妹、おじいちゃん、おばあちゃん、いつも応援してくれてありがとう。
振り返れば、この約7ヵ月間はすごく長いと思っていたが、過ぎ去ってみればあっという間のことだった。しかし、この「あっという間」に、たくさんのことを学び、多くの人に支えられてきた。学んだことと感謝を忘れずに、次に進んでいきたい。
「世の中」を語っても笑われないような、立派で大きな人間に成長し、明るく楽しい世の中をつくっていきたい。

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