滋賀県立膳所高等学校(普通科) | 努力嫌いが語る、努力の大切さ【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立膳所高等学校(普通科)
合格-2019年度

わたしの志は、

世界中の人が、国籍、性別、人種、体の不自由、関係なく過ごせる仮想世界を実現することです。

この志を立てた動機は、とあるテレビ番組で人間の脳波をもとに、もう一つの世界を作れるというスケールの大きさと技術に惹かれたからだ。志を果たすためには研究施設の整った、上位の大学に入学することが必要だと考えたので、県下最大の進学校に入学した。無事入学できたので、これからも努力を積み重ね、一歩ずつ、志の実現に向けて歩んでいきたい。

努力嫌いが語る、努力の大切さ

五年間の成基学園生活が、最高の形で幕を降ろした。つらい思いもたくさんしたし、長いようで短かったけれど、内容の濃い充実した五年間だった。今日は、その五年間を振り返ってみようと思う。

私が初めて成基学園に入塾したのは、小学五年生のときだった。これといった理由はなく、ただ「周りの友達が通っているから」という安易な気持ちからだった。何でもすぐにできた私は、努力をサボりがちであった。だから入塾して、最初のオープンテストで好成績を修め、苦労せずクラスが上がったが、もう一つ上の最上位クラスには、いつまでたっても入れなかった。一緒に入塾した親友のSくんは、私と一緒にクラスが上がったのち、次のテストで最上位クラスへと上がっていった。当時の私は、「自分はスポーツ少年団でサッカーもしているし、しょうがない」と、自分に言い訳をしていた。振り返ると、特に目的もなく勉強をする私と、明確な目標を持って勉強するSくんとで結果が違うのは明らかだ。その後、私はサッカーを優先してゴールフリーに移った。そこで私は、本当に大きな出会いをした。担当のYコーチだ。彼は現役京大生で、私に自分の経験や勉強の大切さ、そして今、自分がとても充実していることを私に楽しく話してくださった。Yコーチは今でも憧れの人である。この出会いで、私は勉強に取り組む姿勢を変えた。

そしてゴールフリーで、小学六年生の一年間を過ごした私は、地元の公立中学校へと進学し、再び成基学園の門を叩いた。滑り出しは順調だった。最初の模試では全園三位という過去最高の成績を叩き出し、SSクラスでスタートを切ることができた。しかし、快進撃は長く続かず、一年生の秋頃から成績が低迷し始めた。夏ごろに入塾してきた友人に次々と抜かされ、気が付けばクラスの下位層にいた。特に数学の成績はひどく、点数、偏差値共に四十くらいだった。また、そのころから社会に対する苦手意識が生まれ、模試で上位に入ることが難しくなってきた。

その状態は二年生の間も変わらず、そのまま三年生の夏を迎えた。この時期になると、クラスの上位層と下位層では大きな実力差があったはずだが、不思議と私は焦っていなかった。「なんだかんだ言ってSSクラスに残留できているし、大丈夫だろう」、「同じクラスなんだし、その気になれば実力差なんて埋められるはずだ」。そんな甘い考えと、根拠のない自信が私の中で確立しつつあった。

しかし、その考えは〈夏期学習合宿(合宿)〉のクラス発表の際に砕かれた。成基学園の成績上位者は奈良の会場に行くのだが、その中でも成績順に一から六組まで分けられている。私のクラスメートの大半が一組に行ったなか、私はまさかの四組だった。さらに四組はテキストが違うため、私だけ少し易しめのテキストを渡されたのだ。そのとき、私はクラスメートがもう自分の手の届かないステージに立っていることを実感した。そして、本気で焦った。

〈合宿〉自体は、とても楽しかった。新しい友達もできたし、集中して勉強に取り組めた。しかし、やはりどこか物足りなかった。中間テストで四組一位を取ったときはうれしかったけれど、Aテキストのテストで中位くらいを取っていた友達の方が輝いて見えた。

この〈合宿〉での苦い経験は、私を本当に強くした。振り返ってみても〈合宿〉が最大の転機だった。うまく説明できないが、心の底にあった勉強に対する考え方がガラリと変わったのだ。本気でこのままではマズいと考え、初めて自分で課題を発見した。自ら発見した課題には、不思議と本気で取り組むもので、〈日曜進学教室(日進)〉が始まるころには、数学が得意科目になっていた。その甲斐あって、〈日進・ウルトラコース〉に入ることができた。〈ウルトラコース〉に入れたことで自信がつき、あと回しにしていた社会の克服にも熱が入った。一週間で社会を中心に五科目の復習をするのは本当に大変で、すぐ結果に表れてくれないし、本当に実力がついているのかわからなかったが、とりあえず最後までやろうと自分に言い聞かせ、全十五回の〈日進〉を終えた。そして、次の〈滋賀Vもし〉でクラス一位を取れたとき、やっと自分の成長を実感できた。年が明け、受験一ヵ月前となった私は、夏の私と比べて別人だったと思う。あのときの根拠のない自信ではなく、数字に表れる自信に満ちていた。最高のコンディションで挑んだ一発目の県内私立は無事合格したが、特色選抜入試は残念な結果だった。敗因は社会だと、自分でもよくわかっていたので、一般入試までの一ヵ月間はずっと社会を勉強していた。〈直前特訓〉で一度、社会で九十六点を取ったときは本当にうれしかった。

そして本番。試験中の記憶はあまりないが、合格発表日の感動は今でも鮮明に覚えている。

この五年間は、努力が嫌いな私に、努力の大切さと、それに伴う結果が必ずあることを教えてくれた。

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