洛南高等学校附属中学校 | 楽しんでこその勉強【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛南高等学校附属中学校
合格-2019年度

山本 然さん

わたしの志は、

世界中で三味線を弾いて、多くの人を笑顔にすることです。

僕がこの志を立てた理由は、実際に三味線を習わせていただいている先生が、海外でも公演をされている姿に憧れ、自分も日本の伝統文化の拡散に貢献したいと考えたからです。これまでは受験勉強に追われていたがために、基本的な三味線の練習ばかりに力を入れていました。しかし、これからの中学校生活では、世界へ飛び出すのにあたって、英会話能力を培うことに努めたいと考えています。

楽しんでこその勉強

僕は小学四年生の十二月頃から、知求館成基学園に通い始めました。その頃はまだ受験を意識せず、「ただ勉強をしている」という感じで塾に通っていました。

受験を本格的に意識し始めたのは五年生になり、クラスが一組から六組までに分かれた頃からです。しっかりと学力ごとに分けられて、これから受験に向かっていくんだという実感がわいてきました。はじめ、僕は四組でした。オープンテストでは六組を抜いて、教室順位で一位になることが続き、自分に自信が持てるようになりました。

そして、一回目のクラス替えで、六組へと上がることができました。今思えば、それからの五年生生活はあっという間でした。〈夏期講習会〉があり、〈冬期講習会〉があり……。気づけば六年生になっていました。

六年生になり、国語、算数、理科の演習講座を受けるようになりました。夏頃には過去問もたくさん解くようになり、少しずつ緊張感が高まってきました。そして何より、〈日曜進学教室(日進)〉や〈最難関志望校別特訓〉が始まりました。それまで以上に難しい問題をたくさん解くことは、大変でしたが、楽しくもありました。自分が少しずつ成長できているという実感もありましたし、僕の受験勉強の中で、大きな役割を果たしていたと感じます。また、夏休みには、〈夏期学習合宿〉がありました。普段と異なる環境で、じっくりと学習することで、勉強の計画性、効率性、時間の有意義な使い方など、さまざまなことを身に付けることができました。もちろん、そういった特別な授業だけでなく、通常授業で解く問題の難易度も確実に上がってきていました。

僕が第一志望校を洛南高等学校附属中学校に決定したのは、六年生の夏頃です。家族とも少しずつ話をしながら第三志望校までを決めました。秋になり、本番が近付いて来ると、当日の詳しい予定など、具体的なことも次々と決定していきました。担任のY先生からは面談で、「受けることさえできれば然は合格できる。」と言っていただき、やはり緊張はありながらも、「大丈夫。自分ならいける」という強い自信が持てるようになりました。しかし、そんな時に、悲劇が起きてしまいました。

なんと、それまで理科の授業を担当してくださっていたK先生が、病気で休まれることになったのです。復帰は一月に間に合わないだろうとのことでした。ものすごくショックでした。しかし、それと同時に、「もう合格するしかなくなったな」という思いもありました。それから、〈日進〉や通常授業の予習、復習の質が上がったように感じます。

その後、〈冬期講習会〉や〈正月特訓〉、〈直前特訓〉を終えて、入試本番をむかえました。本番の朝はとても緊張し、少し震えていたものの、いざ会場に入ると、周りには知っている人がたくさんいて、まるで、第二十一回目の〈日進〉を受けにきたようでした。肩の力を抜いて試験に挑むことができ、安心しました。試験では、国語で少し時間配分の失敗を犯してしまいましたが、あとの三科で取り返そうと思い直して取り組むことができました。ある程度の手応えはありましたし、何より元気に受けることができたことが嬉しかったです。

二日後の合格発表には、「どんな結果でも素直に受け止めよう」という思いで向かいました。自分の番号を見つけたときは、全身の力が抜ける心地でした。帰ってからも、「僕は本当に洛南に行けるんだ……」という感動がわき上がってきて、再び大騒ぎして喜んでいました。受験勉強生活二年間の集大成でした。

僕が合格することができたのは、もちろん自分の努力もありますが、共に勉強して、共に一喜一憂したSくん、Oくん、Sさんなど友だち、親身になって授業をしてくださった先生方、そしていつも静かに見守っていてくれた家族の協力があったからだと感じます。本当に、ありがとうございました。

最後に、今、第一志望校合格に向けて努力している皆さんに、一つアドバイスを書いておきたいと思います。それは、とにかく「勉強を楽しむ」ということです。実際、僕は塾での授業を「楽しんで」いましたし、宿題も「楽しんで」こなしていました。一度だけ、〈日進・ウルトラコース〉で、大きく点数を落としてしまったことがありましたが、そのときも、「本番じゃなくて良かった」と思い直して、前向きに復習をしていました。皆さんもきっと、一度や二度、もしくはもっと、挫折することがあると思います。でも、そんなときこそ、一度落ち着いて、前向きに考えてみましょう。一を十に変えられる力は、この先もずっと役に立つはずです。

それでは、これからも、第一志望校絶対合格を胸に、「楽しみながら」受験勉強をがんばってください。応援しています!

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