洛南高等学校附属中学校 | 夢を叶えるために【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛南高等学校附属中学校
合格-2013年度

Y・Mさん

夢を叶えるために

私の将来の夢は、獣医になることだ。私の愛犬が病気になったとき、優しく対応してくれた獣医さんにあこがれたことがきっかけだ。 動物のケガや病気を治す仕事は、動物だけでなくその飼い主まで明るくすることができるので、私もなってみたいと思った。

白衣を着て犬や猫を診察する自分を想像するだけで、ワクワクした気分になる。この夢を叶える第一歩として、中学受験をしようと思い至ったのだ。

私が成基学園に入塾したのは、四年生の五月ごろだ。三年生のときまで倉敷で塾に通っていたので、何か勉強を続けたいと思ったのだ。知求館に通っている知り合いもいたので、私も通うことにした。四年生のころは受験したいという強い意志があったわけでもなく、ただ授業が楽しくて通っていた。五年生になっても、受験勉強をしているというより勉強を楽しんでいるという感じだった。

六年生になると、自分は受験生だという自覚が芽生えてきた。授業の復習を念入りに行い、宿題は何度もノートに繰り返した。また、志望校についても真剣に考えるようになった。かつては、家が近いうえに「洛北サイエンス」という授業を受けられる、京都府立 洛北高等学校附属中学校を第一志望校にしていた。だが、六月ごろに洛南高等学校附属中学校で学校見学会があり、それに参加した私は、洛南高附中に通いたいと強く思うようになった。「日曜進学教室(日進)」が始まり、やがて天王山と呼ばれる夏休みがやってきた。「夏期学習合宿」や「夏期講習会」などの行事があり、充実した時間を過ごすことができた。また、「合格達成セミナー」で、合格へ向けて気勢を上げることもできた。さらに、「算数集中特訓」が第一志望校の洛南高附中で行われた。算数が苦手な私にとってありがたい行事であると同時に、洛南高附中へのあこがれが一層強くなった。充実した夏休みを過ごせたことが、合格につながったのではないかと思う。

夏休みを乗り越えたのはいいが、十一月ごろ、私は最大のスランプにおちいってしまった。「洛南高附中オープン模擬テスト」の成績が最悪だったのだ。算数は六十点、偏差値は五十を割ってしまった。得意の国語が九十点台にとどまったのも、大きなショックだった。総合では、偏差値がだいたい五十八くらいで、七十台はおろか六十台にも届かなかった。合格可能性は、B判定の六十から八十パーセントだった。今でこそ、たった一度の失敗なのでたいしたことはないと思えるが、当時の私にとっては深刻な問題だった。やがて勉強に身が入らなくなり、精神的に辛い日々が続いた。そんなとき、私を救ってくれたのはY先生だった。Y先生は、私が相談しようと思っていたときに、先に先生の方から声をかけてくださった。私の様子がおかしいことに、Y先生は気づいてくださっていた。Y先生が、「今までのようにがんばっていれば大丈夫。」とはげましてくださったおかげで、立ち直ることができた。合格できたのは、Y先生のおかげだと思っている。

「冬期講習会」や「正月特訓」、「直前特訓」、そして愛光中学校の入試を経て、一月十九日の入試統一日になった。この日、私は洛北高附中を受けた。愛光中を受けて入試に少し馴れたためか、あまり緊張はしなかった。これは、立命館中学校や京都女子中学校も同じで、落ち着いて受けることができた。しかし、第一志望校の洛南高附中では違った。得意の国語は慎重に乗り切ることができたが、算数の時間はあせりと失望の連続だった。問題の構成も例年とは少し違っていて、内容も難しかったのではないかと思う。とりあえず解いてはみたものの、私の実力では半分しか解き切ることができなかった。できるだけ空白をつくらないように努力したが、試験終了のブザーが鳴ったとき、もうだめだと思った。合格発表で、私の受験番号の「一四一」という番号を見たときは、正直驚いた。そして、徐々に喜びが込み上げてきた。

これから受験をする人には、何があっても諦めてはいけないということを伝えたい。「絶対合格する」という強い意志を持って努力していれば、必ず報われるはずだ。私が第一志望校に合格できたのは、先生方のおかげだと思っている。勉強だけでなく、精神面も支えてくださった先生方に、本当に感謝している。また、両親や友だちにもお礼を言いたい。私が充実した中学校生活を送ることが、その人たちへの恩返しになれば良いと思う。洛南高附中に合格したことは、ゴールではなく、夢に向かって踏み出した第一歩なのだと思う。これから先、夢を叶えるために努力することが大切だと考えている。この中学受験で学んだことをばねにして、未来に向かって歩んでいきたい。

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