立命館宇治中学校
合格-2015年度

文武両道を目指して

僕の将来の夢は、プロサッカー選手になり、Ｊリーグや海外のリーグで活躍することです。サッカーという、世界で一番競技人口が多いスポーツを通して、世界中の老若男女問わず、いろんな人種、人々と触れ合い、世界の人々に感動と勇気を与 えたいと思ったのが理由です。

立命館宇治中学校を第一志望校に選んだ理由は、僕が理想とする文武両道を目指している学校で、中高共に、勉強はもちろん、スポーツに力を入れており、特に高校のサッカー部は、全国レベルでもあるからです。

成基学園に入塾したのは四年生の春からです。入塾したわけは、家からも近く、実績もある進学塾だと両親に勧められたからでした。入塾するまでは、学校での勉強を中心とした教材で学んでいたので、成基での中学受験を中心とした勉強方法に、初めはとまどいました。また、成基と並行して二年生からサッカースクールに通っていて、休日や勉強の合間に父と近くの公園にサッカーの練習をしに行ったり、地元京都のプロサッカーチームの試合観戦に行き、プロの選手のプレーを見て、技術を学んだりしました。入塾しての一年間は、塾での授業も楽しく、勉強の実力も確実に付きました。五年生の春の個人面談で担当のＹ先生に志望校の相談をしたとき、「それなら、トップで合格するぐらいの実力を付けられるようにがんばろう。」と言われ、意欲が湧いてきたのを覚えています。しかし、五年生の夏ごろから、ショートテストの月間成績や、〈オープンテスト〉の成績の浮き沈みが激しくなってきて、特に算数や理科が伸び悩む時期がありました。

僕は初め、自分から積極的に先生方にわからない問題を聞きに行けるタイプではありませんでしたが、日々、難しくなっていく問題をわからないまま放っておいても、何も前へ進むわけがないので、塾のある日は少しでも早く行って、質問をする時間を少しでも作ることにしました。

六年生になっての〈オープンテスト〉では、合格圏内以上の成績をとれるまでにもなりましたが、これからますます塾の日や週末の〈日曜進学教室（日進）〉などで忙しくなるので、両親と相談してサッカースクールを休み、中学受験一本に集中することにし、学校では、休み時間に図書室で借りた本をできるだけ読むようにして、多くの知識を身に付け、塾では、課題などにたくさん取り組みました。塾から帰ってきても、しっかりとその日に間違った問題を復習したり、その日に出された宿題をしたりしました。毎日、計算問題集をくり返しすることで四則計算を得意分野にして、少しでも苦手な算数や理科に取り組みました。それでも正直、六年生の夏までは、ますます難しくなる〈日進〉のテストでは、安定した合格圏内の成績が取れませんでした。原因は、やはり、どこか自分の中に甘えや油断があったんだと思います。

そんな僕を変えてくれた要因の一つに、三泊四日の〈夏期学習合宿（合宿）〉がありました。家や教室以外での勉強漬けの毎日は、初めは正直不安でしたが、父親に、「その、なまった気持ちを叩き直して、一生懸命努力している他の塾生とがんばってこい！」と叱咤激励されて参加しました。その〈合宿〉は、僕が思っていた以上にきつかったです。でも、朝から夜まで勉強していたら培ったことがありました。それは、勉強に対する集中力と、苦手な問題にも取り組む姿勢です。その結果、それ以降の苦手だった理科もＳ先生のアドバイスもあって、ショートテストや〈日進〉での成績も合格圏内に安定するようになりました。秋頃からは、各教科の先生方のアドバイスで立命館宇治中の過去問を中心に、算数は『ラプラス』の繰り返しの復習、国語は塾の授業の復習、理科と社会は授業でもらう補充プリントをしました。

秋の、最終の志望校相談で、目標通り立命館宇治中Ａ日程・Ｂ日程、両日共に受験することにしました。受験当日は、両日共に結果はどうであろうと、全ての力を出し切ることにしました。そして、合格発表の日、学校ではすごく緊張して落ち着きませんでした。合格発表は父親が見に行ってくれて、学校から帰ってくると机の上にＡ・Ｂ日程両日の合格証が置いてあり、家族みんなが喜んでくれました。

成基の先生方をはじめ、どんなときも応援して勇気づけてくれた家族に感謝したいです。「本当にありがとうございました。」これから受験するみなさんは、自分に自信を持って最後まであきらめずにがんばって、「合格」という目標を叶えられるようにしてください。僕も夢を叶えられるように努力して、もちろんサッカーだけでなく勉強も力を入れ、文武両道でがんばりたいです。