滋賀大学教育学部附属中学校
合格-2018年度

患者さんの気持ちによりそえる医者になり、難病に苦しんでいる人たちを笑顔にすることです。

私は、母に「人の役に立つ仕事に就くといい。」と言われたのが医者になりたいと考えたきっかけです。小学校で自分が一生懸命やったことでクラスの友だちに喜んでもらえた時に、一番やりがいがあり、これからのエネルギーになると教えてもらいました。中学校では、前向きに努力を続け、どうすれば夢をかなえることができるかを考えて、何ごとも正しい判断と行動のできる人になりたいです。

目標を持ってさらに上へ

私が成基学園に入塾したのは、小学六年生のときでした。中学受験のため、志望する中学校の合格実績があるということと、よりレベルの高い仲間と競い合いながら勉強できる場で学びたいと思い、成基学園に入りました。

入塾したばかりのころは、はじめて会った友だちとの勉強にうきうきした気持ちと不安な気持ちとがありました。しかし、私とは比べものにならないくらいの新しい環境に、私の気持ちはあせるばかりでした。成基学園に入り、一番おどろいたことは、勉強をするための環境がしっかりと整っていたことです。毎回のショートテストや、統一模試の結果が、ランキングで表になって載ることで、自分の苦手な部分がわかりました。また、正確な目標となる相手が見えてきました。

私は、今、中学受験をチャレンジして、とても良かったと思っています。それは、五年生のころから苦手だった算数を克服できたからです。また、この一年間で、自分で解くことが難しい問題を解けた時のうれしさを知ることができました。私は、この一年間の勉強は、中学生になった時に、必ず生きてくると思います。それに、一年間の理解のつみ重ねが、他の人との差を生むと思います。

私が合格するために行ってきた努力は、苦手教科の算数の克服です。私は、算数を克服したからこそ、合格というすばらしい結果と夢への第一歩をふみだせたのだと思います。

苦手な算数に積極的に取り組みはじめた大きなきっかけは、九月に行われた、中学校の学校説明会です。滋賀大学教育学部附属中学校の魅力と活気に満ちあふれた先輩を実際に見たからこそ、私は、強く滋賀大学教育学部附属中の生徒になりたいと思いました。

家や塾の自習室での自習学習では、まず机にすわったら、算数をやる、という自分なりのルールを決めて、ひたすら問題を解き続けました。間違えた問題には印を付け、わかるまで何度も繰り返し解きました。努力のかいがあり、十一月にあった統一模試では九月の模試の算数の偏差値よりも八上がりました。それが、自信につながり、自分のモチベーションを高めてくれました。十一月からは、自分よりもテストの点数の高い友だちに、普段の勉強のやり方を教えてもらい、朝早くに起きて勉強したり、オススメの問題集を買ったりし、まねできることはまねしました。毎日、今日やってしまう勉強内容を書き出したり、少しあいている時間に学校の宿題や、参考書を読んだり、少しの時間を上手く利用しました。いつも小さな目標をたてることを大事にしていきました。

受験直前は今までの総まとめとなる問題や苦手なところが解けているのかどうか再確認をしました。このような努力を続け、私は成績を上げることに成功しました。

そして、いよいよ今までの努力をすべて出しきる入試当日がやってきました。塾の友だちからのメッセージや、家族のはげましや、塾の先生の言葉を胸に、落ち着いて、入試問題を解くことができました。努力は必ず報われると信じ、ひたすら鉛筆を動かしました。

私が中学入試を終えてふり返ってみて、中学受験の一番つらいことは、中学受験は終わってもいいけれど、勉強を毎日続けるという大変な努力は、これから先も、今のように、またはそれ以上にがんばらないといけない、というところだと思います。成績を上げるのは、とても大変で、たくさんの時間が必要なのに、一日でもさぼってしまうと、成績が下がってしまうということです。

今年、中学受験に臨むみなさんへ、中学受験は、中学校に入っても、必ず生きてきます。毎日のがんばりが合否を左右します。一度の良い結果に満足せず、そこからどう、さらに進化するのかを毎日考えてください。

私が、滋賀大学教育学部附属中に合格したのは、いつも、見守ってくれ、生活を支えてくれた家族と、勉強をサポートしてくださった先生方のおかげです。ありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。この成功をバネに中学校でも、勉強をがんばり、さらに上の目標に、そして自分の夢を自らつかみたいです。