東大寺学園中学校
合格-2021年度
内科の医師になり、医療が行き届いていない地域の人たちを助けることです。
僕が医師になりたいと思ったのは、祖父が入院したときに病院へ行くのが不便で、小さな病気になったときにすぐにみてくれるところがある方がいいと思ったからです。ただ、僕はこの志を達成するために今、何かができているわけではないので、これからは人体の勉強をたくさんして知識をたくわえ、人に優しくできるように努力をしていきたいです。
諦めないこと
僕が成基学園に入ったのは四年生のときです。ただ、受験を本格的に意識するようになったのは五年生のときからです。
五年生になると一気に雰囲気が変わって、受験生として勉強するようになりました。この時期から本格的に東大寺学園中学校を目指すようになりました。ただ、〈最難関特訓〉などで東大寺学園中の入試問題に似た問題をするなかで、だんだん合格できるのかどうか不安になってきました。ただ、文化祭などで自分の性格と合っているな、と思ったので、どうにか合格できるように努力するようになりました。僕は家で勉強するのが苦手なので、とにかく授業をしっかり受けて、しっかりと宿題をすることでついていっていました。
そのやり方を続けながら、六年生になりました。前期はそれまでのやり方でついていけましたが、後期になり〈日曜進学教室〉《ウルトラコース》が始まると、だんだんそのやり方では点数がとれなくなってきたので、さらに集中して授業を受け、わからないところをしっかり質問するようにしました。それでも受験が近づくにつれて、だんだん問題も難しくなっていきましたが、努力のかいもあってか目標の点数をキープすることができました。
それから数ヵ月後、一月十六日に洛星中学校を受験しました。第二志望の学校というのもあって、入試前はとても緊張しましたが、いざ始まってみると全く緊張しませんでした。そのおかげか出来は良く、合格している、と自信を持って言うことができました。合格発表のとき、自分の予想していた通り、洛星中に合格していてうれしかったです。また、洛星中に合格していたことで、安心して東大寺学園中を受験することができました。
そして、東大寺学園中の入試の日、僕は朝から緊張していましたが、何とか心を落ちつかせ、試験を受けることができました。最初の試験である国語は、特に問題なく解くことができたのですが、次の教科の算数で最後の大問をほとんど解くことができず、とても焦ってしまいました。その後にあった昼食をとるための休けい時間、僕は必死に考えました。例年の合格最低点と今の自分の予想点とを比べ、あと何点とれば合格点に届くかを必死に考えました。そして僕は、全力で理科、社会を解きました。その結果、自分の予想ではありますが、合否の確率を五分五分まで上げることができました。
そして、運命の東大寺学園中合格発表の日、家族と一緒に自分の受験番号を必死になって探しました。そして、自分の受験番号を見つけたときには、もう跳びあがるくらいうれしかったです。
この経験から、僕が大切だと思ったことは三つあります。
まず一つ目は、過去の結果を気にしすぎないことです。人間だれしも失敗することはあります。もし結果が悪かったら、それは何が原因なのかを考えて見つけ出し、次に生かすことが大切だと思います。苦手意識をしっかり持って努力をすれば、いつかこくふくできるはずです。
二つ目は、最後まで諦めないことです。たとえ前半の結果がボロボロだったとしても、諦めずに後半に臨めば合格する確率を高いところまであげることができます。最後まで諦めなければ、きっと頭上にキセキはふってくるはずです。
最後三つ目は、考え方を変えるということです。あと何点とらないと合格できない、ではなくて、あと何点とることさえできれば合格できると考えます。そうすると、物事を前向きにとらえることができるようになって、結果、合格を勝ち取ることができたのだと思います。
最後に、これまで三年間ずっと支え続けてきてくれた家族、僕が宿題を忘れてきてしまったときでもおこらずに優しく教え続けてくださった先生方、これまでずっと一緒に高め合ってくれたクラスメイトのみんな、本当にありがとうございました。
これからもいくつもの困難が待ち受けているとは思いますが、諦めずに努力していきたいと思います。
2023年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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水谷 太要さん | 草津教室 |