東大寺学園中学校 | 強い意志 やりぬくということ【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

東大寺学園中学校
合格-2015年度

J・Sさん

強い意志 やりぬくということ

僕の将来の夢は、優しくて、病気を抱える子どもたちから信頼される小児科医だ。幼い頃病気になり、診察してくれた先生がとても親切で優しい方だったので、僕もそんな先生になりたいと思ったからだ。

三年生のとき、成基学園の〈冬期講習会〉を受講した。四年生のスタート時から入塾し、そのときはまだ受験をするという意識はなかった。授業はとても楽しく、難問が解けると嬉しかった。五年生になり、このときはまだ第一志望校が東大寺学園中学校ではなく、洛星中学校だった。文化祭や学校見学に足を運び、とても気に入っていたからだ。しかし、東大寺学園中のことを知り始め、チャレンジ校として考えるようになっていった。四年生と比べ、五年生の授業数や宿題は突然増え、初めて習う単元も多く、初めは苦労したが徐々に慣れていった。毎回のショートテストや〈オープンテスト〉の復習がその後の自分にとても役立ち、今考えると大切な時期だったと思う。また、〈最難関特訓〉を受講し、教室以外の先生の授業も受けられ、他教室の人たちと出会い、話をすることで刺激になった。

入試まであと三百日もあるという、良い意味ではポジティブな、悪い意味では危機感がない状態で六年生になった。そんな僕を、最大の落とし穴が待っていた。それは〈春期講習会〉最終日テストで、今までで一番悪い順位になってしまったことだ。このことをきっかけに、僕は受験生としての自覚をもつようになり、油断することの恐ろしさをかみしめた。その頃、父からある言葉を教わった。「稽古は嘘をつかない」という言葉だ。勉強も同じことだと思った。勉強したらその分だけ自分の力になるし、合格に少しずつ近づいていく。

六月から〈日曜進学教室(日進)〉が始まり、僕は危機感を持って臨み、その後の〈夏期学習合宿(合宿)〉や〈算数集中特訓〉をしっかりやることで毎日コツコツと積み上げていき、夏が終わった。いよいよ、過去問を解きはじめる時期となった。一番つらかったのは九月からの土曜日だった。夏に〈土曜最難関特訓(土難)〉の資格をもらい、受講するかどうか迷った。大変になるので止めようかと思ったが、折角もらえた資格なのでやってみようと思い、両親の反対を押しきって受講した。土曜日のスケジュールは、朝八時半に家を出て九時からの〈土難〉の授業を受け、自分の教室に戻って昼食を取り、その後二時間くらい自習をし、通常授業を受けた。十月末からは洛星中の国語の対策が加わり、終了するのは二十二時半だった。つまり十三時間は勉強したのだ。大変だったけれど、自分で決断したことだから最後までやりぬこうと思い、後で思えばその勉強量が僕にとって必要であったと思う。〈土難〉の先生が通常授業の算数と理科の先生だったので、Y先生とK先生にいつでも質問ができ、力がついていった。またY先生からプリントをもらって解いていき、〈日進〉の算数の成績が落ちることがなくなっていった。そんな中、〈日進〉十二回の国語で最悪の成績を取ってしまったことは、悔しくて今でも忘れられない。予想以上にY先生に叱られた。それでも全体の偏差値はあまり下がらなかった。なぜなら理科と社会はいつも安定していたし、算数も量をこなしていくことで良い成績が取れていたからだ。後は国語をきちんとやるだけだと思った。

十二月の最終面談でY先生から、「国語以外だったら東大寺もいける。」という言葉をいただき、僕は後悔したくないし、がんばるしかないと思った。語彙力を高めるために知識類のプリントを再度復習し、記述もしっかり書けるように課題を見直した。そして最後の〈日進〉二十回では、〈ウルトラコース〉の中で一番良い成績を取ることができ、本当に嬉しかった。良い成績の後は油断禁物。気を引き締めて〈冬期講習会〉を迎えた。その頃から、東大寺学園中に合格したら行ってみたいという気持ちが強くなり、両親に話すと、「遠いなぁ。」という答えだった。僕はそこで、「よし、合格したらもう一度相談しよう。」と心に決めた。

入試日となり、洛星中では思ったより緊張せず、各教科の先生からのポイントをしっかり聞くことができた。翌日の合格発表で自分の番号を見てホッとし、明日もがんばろうと東大寺学園中の入試に挑んだ。昼食を挟んだ試験だったので気の緩みに注意した。手応えはあったものの、一教科でも落としたら合格できない。二日後の合格発表で、自分の番号があったときは最高に嬉しかった。

僕としては、距離だけの問題なら東大寺学園中に行きたいという思いを両親に伝え、母が教室長のⅠ先生に相談してくれた。進学しないと後悔するような気もした。父も最後は背中を押してくれて、自信を持って進んでいこうと決意した。中学受験は終わりではなく夢への第一歩だと思っている。これからも努力を怠らず、自分らしくがんばっていこうと思う。後輩のみなさん、苦しくても先生の教えを守り、がんばり続けたら必ず良い結果が出ます。成基学園の先生方、今まで本当にありがとうございました。

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