T・Kさん
所属教室: 近江八幡教室
合格進学校 滋賀県立彦根東高等学校

わたしの志は、

スポーツライターになってスポーツの楽しさや興奮を伝えることで人々を勇気づけることです。

僕が不安なことがある時や嫌なことがあった時などさまざまな場面で、スポーツから楽しさや興奮をもらい、僕を勇気づけてくれました。このことから、スポーツは人の心情さえも動かすことができる素晴らしい力を持っていると思い、この力を多くの人に伝えたいと思いました。この時の思いがわたしの志を決定づけました。

努力は必ず報われる

これは勉強している時だけでなく部活をしている時でも聞いたことがある言葉だと思う。

僕も中学1・2年の頃はこの言葉は努力すれば結果は出るよ、ということだと思っていたが、中学3年になって本格的に受験勉強を始めると簡単にはいかなかった。

中学3年になってから夏休み前くらいまでは、テストで今まで通り点数を取ることができ、順調に受験に向かっていた。これは、中学1・2年と変わらず毎日コツコツ努力を積み重ねていたからである。そして、夏休みになった。夏期講習会やお盆特訓で勉強をして、良い夏休みを過ごしていたので、夏休み明けのテストでどんな成績が出るのか楽しみだった。ついに滋賀V模試があった。このテストでは良い点数を取ろうと意気込んでいた一方で、自分にプレッシャーをかけすぎていたと思う。その結果、僕の中で最悪の点数を取ってしまった。そんな中、9月から日進が始まった。しかし、そのテストはとても難しいもので、満足のいく点数を取ることができなかった。それと同時に周りの人のレベルの高さに驚かされた。10月には自分が今まで積み重ねてきたものを信じることができなかった。この気持ちの中で学校の実力テストを迎えた。当然、焦りやプレッシャーがあったので満足のいく点数を取れるわけもなかった。計算ミスや、問題文をしっかり読んでいなかったり、スペルミスなどの多くのミスをしてしまった。自分の実力は全く出せず、今までの努力は何だったのか、意味はあったのだろうか、これからも続ける必要はあるのか、などのマイナスな感情が湧いてきてしまった。

そんな思いがある中で、いろいろな所から勇気をもらった。近江兄弟社中学校では、聖書のガラテヤの信徒への手紙6章9節「たゆまず善を行いましょう。飽きずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取ることになります。」という聖句を聞いた。つまり、どんなことがあっても努力し続けていれば必ず良い結果を作り出すことができるという事だと思った。この聖句を信じて毎日努力をし続けた。そして塾では、毎週教えてきてくれた先生方はもちろんだが、中学1年の時から同じクラスだったK君やI君は、大きな存在だった。時間がある時はいつも会話していたし、質問したりされたりして、切磋琢磨しあった。特色選抜で合格したI君も最後まで応援してくれた。自分ひとりで乗り越えられなかったかもしれない壁も一緒に乗り越えてくれた。そして、何よりも僕を支えてくれたのは、両親である。僕を励ましてくれたり、応援してくれたりしただけでなく、毎日のお弁当やご飯、夜遅くの塾の送迎、洗濯や掃除など多くの事をしてくれた。この支えがあったからこそ、僕は受験勉強を最後までやり抜くことができた。

そして受験当日を迎えた。友達や先生、家族など多くの人から応援をもらった。受験会場では、自分の実力や、今までやってきた努力を信じて合格することしか考えていなかった。

受験が終わった1週間後に合格発表があった。ドキドキしながら自分の受験番号を探し、見つけた瞬間はとても嬉しかった。合格したということを家族に伝えたら、とても喜んでくれた。そして応援してくれていた多くの友達に伝えると、みんなが
「おめでとー。」

「すごいなー。」
と言ってくれた。最後まで諦めずに頑張ってきて本当に良かったと思った。受験勉強している時は、努力していても結果が出ない時がたくさんあったけれども、諦めずに毎日、努力をし続けていれば最後に必ず報われるんだと思った。

聖書のマタイによる福音書7章7節には「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」という言葉がある。高校に入ってからは、中学校の時よりも、さまざまなことに門をたたいて挑戦し、この受験の経験を生かして粘り強く努力をし続けていきたいと思う。