N・Sさん
所属教室: 堅田教室
合格進学校 滋賀県立石山高等学校 進学校以外の合格校 比叡山高等学校、大谷高等学校

わたしの志は、

義肢装具士になり、体の不自由な人を助けることです。

私がこの志を持つようになったきっかけは、パラリンピックです。障害を持っていても健常者と遜色無く戦う姿に感銘を受けました。そして、障害者が身に付けている義肢に興味を持ちました。志に向かうために最も必要なのは経験だと考え、勉強に励みました。成基での学習は、知識的にも、精神的にも私を成長させてくれました。だから、この経験を生かし、これからも志に向かって努力を続けていきたいです。

その先に向けて

ぼくは、小学4年生から通っていたレプトンをきっかけに中学1年生から成基学園に入塾しました。当時レプトンは、趣味のような感覚で通えていて、楽しい気持ちが強かった分、初めての本格的な塾の授業は退屈に感じてしまいました。そして、1年生の学校の授業は、基礎的な単元がほとんどで、正直全く勉強しなくても点数が取れる状況でした。これらのことが重なり僕は、学校や塾の授業以外では全く勉強をしなくなりました。

そんな僕が、焦りを感じ始めたのは中学3年生に進級してすぐのことでした。先生から「今年からは受験生です。内申点のことも考えてしっかりと勉強しましょう」と言われました。以前は、あまり意識していなかった受験への意識を突きつけられた瞬間でした。

そんな僕が受験に対しての気持ちが大きく変わった場面が2つあります。

1つ目は、日曜進学教室(日進)です。ほぼ毎週日曜日に行われ、全13回ありました。当日は本番さながらの空気感で初めて他教室の生徒と同時に受けるテストでした。日進は、毎回違う先生方が解説してくださるので、様々な解法を知ることができました。日進は、復習中心であるとどの先生もおっしゃっていたので、家に帰ってからもその日中に全教科復習しました。帰る時間が遅くなり、復習なしで寝てしまう日もありましたが、何回も受ける中で、徐々に点数を上げ、ついには全国ランキングに載ることもできました。さらに、家で復習していくうちに、復習のコツがわかりました。今自分が何をわかっていて、何をわかっていないのかをはっきりさせたり、分からなかった問題を、何度も何度も解き直すと、スムーズに復習ができることがわかりました。この経験は、後々過去問を解く際にも活用することができました。

2つ目は、特色選抜入試に落ちたことです。特色入試は、一般入試よりも倍率が高く、合格するのは難しいとはわかっていたものの、いざ落ちてみるとやはり悔しく、入試当日に学校前で立たれていた成基の先生方の期待にも応えられませんでしたし、受験の厳しさを思い知らされることになりました。しかし、この悔しさをバネにして、より一層受験勉強を頑張ることができました。

特色入試が終わってからしばらくして、直前特訓が始まりました。直前特訓で扱う模試は、一般選抜入試の過去問とよく似た構成となっており、大体の傾向をつかむことができました。やはりこれも、復習が必要と感じたので、しっかりと復習しました。特に知識に関する部分は、覚えれば覚えるほど受験を有利にできると先生方がおっしゃっていたので、理科や社会の重要語句の復習に力を入れました。

その後、迫る一般入試まで後1か月を切った頃、S先生が国語の記述部分の採点をしてくださることになり、そのおかげで、受験直前に国語の限界まで研鑽することができました。

そして、入試当日の朝、なぜか案外快眠できました(笑)けれど、電車で学校へ行くとき、歩いていて学校が見えた頃、後がないこともあり、段々緊張が高まっていきました。緊張感を無くそうと無新でいようとしたものの、その緊張感のまま国語の試験が始まりました。S先生のおかげかとてもいい手応えがあり、残りの4教科も気分良く終えることができました。

1週間後、不安は胸に残りつつも、足を運び、掲示された中に自分の番号があった時は、本当にうれしかったです。

僕がこの3年間で学んだことは、何かに全力で取り組むことができれば、いつかそれが自分の役に立つということです。なぜなら、その時は、大変で苦労したことがあったとしても、その苦労できたという経験は、これからの大学受験や就職などの頑張らなければならない時に「あの時に比べれば」と過去の経験と比較し、やる気を再補充してくれるからです。高校生になってもこのことを忘れずに石の上にも三年ならぬ滋賀県立 石山高等学校での3年間を楽しみたいです。

受験生の皆さんへ。受験勉強は大変かつ辛いです。途中で投げ出したくなるかもしれません。でも、受験勉強は将来の役に立ちますし、それを乗り越えた先に楽しい3年間が待っています。将来の自分のために頑張ってみませんか。

最後に僕が第1志望校合格までに出会った全ての先生方、ありがとうございました。

保護者からのコメント

N・Sさん

保護者のアイコン

ちょっとしたご縁からスタートした塾でしたが、共に学ぶ良き友人や魅力的な先生方との出会いのおかげもあり、本人が最後まで受験を頑張り抜けた事は素晴らしい経験になったと感じます。
1人で学習を進める事が苦手で、習慣付けるまでには時間を要しましたが、友人からの刺激を受けながら、また興味を引き出す授業に引っ張られながら、少しずつ自分の目標を明確にし、自ら走り出す事ができました。受験を通して努力の先に希望の実現がある事に気付けたことは、今後の人生にとっても貴重な経験であり、大きな自信につながったと思います。
成基での3年間で経験してきた事を活かして、これからの高校生活を存分に楽しみながら、何事にも全力で取り組み抜いてくれる事を願っています。

担任からのコメント

堅田教室
教室長

西田 誠

西田 誠
3年9月に始まった日進では、面談でも話していた復習が実を結んだことがとても嬉しいです。努力すれば報われることを知った君は、これからも努力を続けられるはずと信じています。
また、今回の受験で、君は挫折も経験することが出来ました。特色選抜不合格・・・。でも、それを乗り越えて、君は合格しました。悔しさを乗り越えて勝ち取った合格。君をより大きく成長させてくれたはずです。
Sくん、改めて、合格おめでとう!3年間、良く頑張った!努力や挫折という全ての経験から、すばらしい成果が生まれました。これからは、君が選んだ石山高校で、これまでの経験を活かしながら、更にいろんなことを学んでくださいね!次は大学受験に向けて、スタートだ!