わたしの志は、
先生になって1人1人の子が自信をもてる社会づくりに挑戦することです。
私は成基学園に入塾してから先生の仕事にあこがれをもつようになりました。なぜなら、私は成基学園の先生と関わって自信や勇気をもらったからです。先生にはならなかったとしても、真剣に人と向き合ってたくさんの人と関わる仕事に就きたいと思います。大嫌いな社会を好きになれた私のように、きっかけが無いだけで可能性を秘めている人はたくさんいるはずです。私はそんな人たちの良さを引き出せるような大人になりたいです。
全力で!
私が受験を意識した時期、それは中学2年生の冬頃でした。
1年生になって私は塾の授業を5教科とるようになりました。それで満足してしまったのか、宿題を塾に行くギリギリの時間にテキトーに済ませて提出したり、見直しをしなかったり・・・。私は宿題をおろそかにしてしまっていたのです。
そんな状態のまま進級した2年生。塾のテストの結果を見て私は驚きました。社会の偏差値があまりにも低かったのです。その頃の私は社会の問題用紙を見て頭が真っ白になる程に落ちこぼれていました。
私はN先生に相談しました。先生は私に「夏休みに歴史の全範囲を終える」という課題を設けてくださいました。私は夏休み、予定が無い日は全て成基学園に通い、自習しました。S-webを見た後に塾のワーク、テキスト、問題集、そして学校のワークをしてインプットとアウトプットを繰り返しました。夏休みを終えて最初のテスト、私は社会で90点台をとるという快挙を成し遂げました。私はすぐにN先生に報告、何度も御礼を言いました。すると先生は首を振って「頑張った成果だよ。」と言ってくださいました。それからも私は自習室に通うようになりました。宿題にプラスアルファの勉強もして私は初めて「勉強って楽しいんだな。」と思えるようになりました。
N先生とはそれからも、おしゃべりをしたり悩みをきいてもらったりしました。2年生の冬、先生が異動することを知りました。辛い別れでしたが先生と約束をしました。『目標に向かって全力で頑張ること』しかし私には自信がありませんでした。私は先生がいたから自習室に毎日のように通うことができたのであって、先生がいなくても勉強を頑張ることができるのだろうか・・・と。
けれども私はひき続き自習室に通い続けていました。なぜなら、習慣化されていたからです。3年生になって自習室を使う生徒は増え、私はまたギアを上げて頑張ろうと思いました。
3年生になると、受験を意識した講座が一気に増えました。私が特に印象に残っているのは日曜進学教室〈日進〉です。目標を見失いがちな私にも日進は標となってくれるものでした。日進の復習もかかせません。理科と社会の解説はわくわくするくらい学びの幅が広がりました。私はそれらをルーズリーフに分かりやすくまとめ、夜にドライヤーをしながら見ることを習慣にしていました。数学は私の1番の苦手科目で1人では解けないことも多くあったため、積極的にS先生に質問に行きました。日進は当日中に採点してもらえるので復習もしやすかったです。
私が受験勉強期間中に大切にしたことは、2つあります。1つ目はモチベーションの維持です。私はあるスマホアプリを使って勉強時間を計り、スケジュール帳に書き写し、モチベーションの維持を図っていました。自分がどれくらい勉強したか分かりやすいので自信にもつながりました。社会科のМ先生が毎回の宿題コメントで書いてくださることばも励みになりました。
2つ目は3年生になってから頑張るという考えを捨てることでした。3年生からはみんなが頑張ることが当たり前になり、差がつきにくいと先生からも聞いていたからです。
私は自分が頑張る!と決めた瞬間から、受験生とよべると思います。
入試当日、私は不思議と落ち着いていました。今まで友達と受験を想像しては、メンタルがズタズタになっていたはずが、特訓や日進を通してたくさんの人がいる中でも集中することができるようになっていたのです。試験中の適度な緊張感は、集中力を増すサポートをして、私の味方になってくれました。
私が感謝したい人たちは、成基学園の先生方です。休みの日をけずってまで勉強を教えてくださったS先生、毎週1対1でリスニングをしてくださったО先生、入試前日までも遅くまで質問に付き合ってくださったY先生。私は恵まれた環境にいたなと改めて思います。成基学園に通わせてくれた両親にも感謝しています。おかげで私は滋賀県立石山高等学校に合格できたと思います。
受験生の皆さん。コツコツ努力したことは確実に自分の財産になるので、自分自身を信じてください。それから、目標に向かって「全力で!」頑張ってください!