
わたしの志は、
ロボット関係技術者になって、病気で苦しんでいる人々を助けられるロボットをつくり、笑顔を増やすことです。
私は、世界的に活躍する技術者たちをテレビで見ました。これを見て、現代の科学技術の発展に大きな驚きを覚えました。そこで私は、これを病気の人々を救うことに活かせないかと思ったことがこの志を立てたきっかけです。このことを実現するために高校や大学で化学技術について詳しく学び、そして、多くの人たちを幸せにできるようになりたいと思います。
支えてくれた存在
僕は中学3年生の7月上旬まで、高校受験は簡単なものだと思っていました。中学1年生から3年生までの復習をし、記述問題の答えを上手に書けるようになれば十分だと考えていたからです。そのらめ、部活が終わった後も友達と遊んだり、スマホでゲームをしたりして、危機感を持つことはまったくありませんでした。
しかし、ある出来事がきっかけで、その考えは一瞬で変わりました。それは、塾の県立高校模試を受けたときのことです。僕は、今まで通り特に勉強しなくても高得点を取れるだろうと楽観視していました。しかし、実際に問題に取り組んだとき、驚愕しました。その模試は、入試本番とほぼ同じ形式・難易度だったのです。
そして、1週間後に返ってきた結果を見て愕然としました。僕の点数は、平均点をわずか1点上回る程度。特に理科の点数が低く、ショックを受けました。入試では、単なる知識の暗記だけでなく、基礎を応用した記述問題が多く出題されることを知り、基礎知識を固めるだけでは通用しないと痛感しました。さらに、志望校のレベルに自分の実力が程遠いことを実感し、大きな不安を抱きました。先輩たちが乗り越えてきた道を、自分に本当に歩めるのかという不安も生まれました。
そこで、僕は両親に相談し、塾の先生には自分から課題を出してもらうようお願いをしました。そして、その宿題を毎日塾の自習室でこなし、覚えられるまで繰り返し復習しました。今までとは比べものにならないほど勉強しましたが、周りの生徒は僕が遊んでいる間も努力を重ねていたため、実力の差はすぐには縮まりませんでした。
やがて9月にはいると、大きな入試対策講座「日曜進学教室(日進)」が始まりました。日進では、自分の現在の実力と志望校の偏差値を照らし合わせ、次に何点取ればよいのかという明確な目標を持たせてくれました。そのおかげで、僕は徹底的に復習をしようと決意することができました。日進は全13回あり、復習を重ねることで新たな知識を習得できました。また、わからないところは担当の先生が積極的に教えてくれたため、テストへの不安も解消されました。先生たちの熱心な指導のおかげで、勉強が楽しくなり、いつの間にか自ら進んでノートやテキストを開くようになりました。
そして迎えた入試当日の3月5日。僕はこれまで経験したことのない緊張感を感じました。心臓の鼓動は速く、手足が震えました。「わからない問題がたくさん出たらどうしよう」「苦手な国語の現代文が難しかったらどうしよう」など、不安ばかりが募りました。しかし、そんな不安を打ち払うことができた出来事が2つありました。
1つ目は、「普段通りやれば合格点を取れる」と自分で思えたこと。これにより、自分には入試に立ち向かうだけの実力があると自信を持てました。
2つ目は、両親や塾の先生たちの言葉です。「あなたがわからなかったら、みんなも分からないはず」この言葉のおかげで、周りの受験生に負けないと言う気持ちが生まれ、「絶対に合格する」という強い意志を持つことができました。
その結果、僕は試験本番でも緊張することなく落ち着いて取り組むことができ、過去問以上の点数を取ることができました。後日、得点開示をおこなった際には、満足できる点数と順位を知って、心から嬉しく思いました。
僕は、塾の先生と両親に言葉にできないほど感謝しています。両親や塾の先生は、テストの点数が低かったときには、「次がんばればいい」「君ならできる」と励ましてくれたり、日々の勉強の環境を整えてくれたりと、見えないところで支えてくれました。その気遣いに気づけなかった自分を後悔しています。
現在、中学3年生の皆さんは、一生懸命勉強に励んでいることと思います。模試や過去問の点数が上下することもあるでしょう。しかし、落ち込まずに努力を続けてください。その先には、必ず「合格」という希望が待っています。皆さんならきっとできると信じています。頑張ってください。
保護者からのコメント
U・Tさん
中学校生活はバドミントン中心の毎日でした。部活動、友人との自主練習、試合などとても忙しく、18時過ぎまで試合をして、その後急いで19時から塾のテストに行くこともありました。そんな忙しい中でも、内申点は40点以上、実力テストではしっかりと結果を出す、志望校は絶対変えたくない、本人のそんな強い思いもあり、時間を見つけては塾の自習室で勉強に取り組んでいたように思います。
一緒に志望校に向けて励まし合う友人、できていることを言葉に出して応援してくれる先生方に支えられ、志望校に合格することができたのは、Rにとって素晴らしい経験になったに違いありません。
大好きなことに精一杯取り組むことができるのは、友人、先生、先輩などたくさんの人の支えがあるからです。その感謝を忘れずに、高校生になってもこのまま真っ直ぐに心も身体も成長してほしいと願っています。
担任からのコメント
岡島 正和