
わたしの志は、
一人でも多くの人を助けられるような心理カウンセラーになり誰もが笑顔で楽しく過ごせるような世界をつくることです。
私が過去に受験のことで悩みを抱えたことがあり、その悩みを相談できる相手がおらず、とても辛い思いをしました。だから私はこのような思いをしている人を救いたいと思い、この志を立てました。志に向けてこれからは、より多くの人の悩みや相談が聞けるようにコミュニケーション能力を上げることや、たくさんの人と話し、様々な価値観にふれていこうと思います。
諦めないことで得れたもの
2月25日、14時。私は人生で2回目の合格発表を迎えていました。1回目の中学受験では、受験というものの厳しさを知らずにいました。だから、私は「きっと受かっているだろう」という根拠のない自信を持っていました。しかし、実際に合格者番号掲示板には自分の番号がなく、望んでいた結果を得ることはできませんでした。そして今回の2回目では、私の番号が載ってあり、それを見て母と一緒に泣きました。私の心境も前回とはとても違っていました。今回、何が私を3年間で変えたのかをお伝えします。
私は高校受験では失敗しないようにと思い周りの人と競い合って勉強できる成基学園に入塾しました。中学1年生の頃は、初めて進学塾に入ったということもあり楽しい気持ちが大きかったです。中学2年生の頃は、模試の結果をより意識するようになっていました。また、周りには賢い人ばかりで、自分はついていけるのかなという漠然とした不安な気持ちがありました。しかし、まだ入試まで1年あったので、自分はまだ大丈夫だろうと思い、あまり焦る気持ちはありませんでした。
そして、中学3年生になり、基本問題は解けるようになり、5月・7月・9月と進研模試の成績は少しずつ上がっていきました。しかし、発展問題になると点数が取れず、9月から始まった日曜進学教室(日進)では11月以降の成績はだんだん下がっていきました。その理由としてミスをして点数を失うことや、時間が足らず本来なら解けた問題を解くことができないことがあったからです。日進の総合100位以内に入らなくなっていった時からはどう勉強したらよいのか分からず、不安が募り涙を流した時もありました。本気でやっていたからこそ私は初めて不安を経験しました。
不安でいっぱいだった私が勉強を続けられた理由は2つありました。1つ目は、決意です。「心理カウンセラーになるために、次こそ合格する」と決めたことで勉強することができました。2つ目は、両親です。3年間塾に通わせてくれたことや辛い時は励まし、ずっとそばで応援してくれた両親を喜ばせたいという気持ちが私が続けて勉強できた理由でした。そして、合格するために決めたことは、不安を自信に変えるまで勉強し続けることでした。そのために、勉強を妨げる要因となるものを取り除くことや分からない問題があれば遠慮せず先生に聞きに行くことを行いました。このように最後に受けた模試の結果が悪くても自分ができることは諦めずにやりました。このおかげで、入試当日では日進の時に感じていた不安はあまりなく、「やればできる」という気持ちで試験に臨むことができました。
私は今回の受験を通して、最後まで諦めずに努力することが大切だということが学べました。この学んだことをこれからの人生に活かして志が達成できるよう努力し続けようと思います。そして、これから受験する人は、本気で勉強すれば、その努力は必ず報われるということを信じて、くじけそうな時でも諦めずに勉強することを頑張ってほしいと思っています。
私は諦めなかったことで得られたことがあります。それは、合格という2文字と両親の笑顔です。合格という文字は私が中学3年間の中で1番欲しかった文字だったのでとても嬉しかったです。そして両親の1番良い笑顔を見れたことも嬉しかったです。父は私が日進でよくない結果だった時はいつも「誰にだってうまくいかない時はあるから気にしなくていいよ。次、頑張ればいい」と言って励ましてくれていました。母は私が勉強のことで辛い思いをしていた時には「Rなら大丈夫。絶対できるよ」といつも私のそばで1番に応援してくれていました。そんな両親に笑顔を届けることができ、3年間の頑張りは無駄ではなかったと感じることができました。これからは、応援されてばかりではなく、もっと笑顔を届けられるように勉強を頑張ろうと思います。
保護者からのコメント
T・Aさん
「努力は必ず報われる」この受験を通して娘が一番実感したことだと思います。中学1年生から第1志望校に掲げ、時間があれば自宅のリビングで暗記ノートに書き込んで勉強し、自分のペースでコツコツ真面目に取り組んでいました。模試の結果がどんどん下がり悔しくて泣きながら帰ったこともありましたが、そんな伸び悩んだ時期は先生方のサポートやアドバイスをいただき、塾や学校の仲間と励まし合いながら乗り越え学べたことで合格をつかみ取ることができたと思います。夢に向かって自ら切り拓いていく娘の大きな自信となりました。Rさん、合格おめでとう。最高のプレゼントをありがとう。これからも娘の1番の理解者として寄り添っていきたいと思います。
担任からのコメント
宮尾 和樹
Rさんとの出会いは、中学1年生の英語の授業でした。あの頃は、とても声の小さな女の子で、声が聞き取れなくて何度も聞き返したことを覚えています。でも、授業を受ける姿勢は問題ありませんでした。そして、中学3年生の英語の授業をまた担当することになり、勉強に対する姿勢は1年生の時と全然変わってなかったですが、声の小ささも変わっていませんでした。そして、9月になり、日進では自分が間違った点をしっかり把握し勉強を進めていってくれましたが、思うようにいかずにいらだったり、つらい思いをしたり、悔しい思いをしながらも勉強を進めていったと思います。このことは、次の大学受験でも必ずやって来ます。でも、今回の高校受験で身につけた術を生かし、夢に向かって進んでいって下さい。これからも身体に気をつけ、充実した高校生活を送って下さい。