合格進学校 滋賀県立膳所高等学校

わたしの志は、

医師になって人々を病気から救い、笑顔でいられるようにすることです。

僕は、がんなどの病気でなくなる人がとても多くいるということをテレビで見ました。こんなにも多くの人が病気で苦しんでいることを知り、つらくなりました。だから僕が医師になって病気で苦しむ人を1人でも減らせたらいいなと思うようになりました。これから高校ではより一層勉強に励み、専門的な知識をつけていきたいです。

合格への積み重ね

僕は小学3年生のとき、遊ぶことだけが大好きで勉強は全くできませんでした。だから、まずは学校の授業にしっかりついていけるようにと思って成基学園への入塾を決めました。

初めて塾で授業を受ける日、不安でいっぱいだったけれど、教室に入ればほかの生徒たちが親しく接してくれ、不安が一気になくなりました。先生の話が楽しく、今までしたくなかった勉強が苦に感じませんでした。したくないと思いながら勉強をするよりも楽しく学んだ方が身に付くのだとわかりました。でも、その「楽しむ」というのはもちろん関係のないことを話しながら勉強をするということではありません。他の生徒たちと一緒に学ぶことで楽しさが生まれたのです。学校の授業は先生の話を聞き、先生の質問に対して誰かが手を挙げ答えるというのがずっと行われているだけで楽しいと感じることはありませんでした。しかし、塾での授業は少し違っていて他の生徒と協力して学ぶというものでした。その協力により楽しみながら生徒どうしで高め合うことができたのです。その結果、小学校でのテストの点数はどんどん上がっていき、そのたびに勉強のやる気も上がっていきました。

中学生になってからも勉強はしっかりとしていました。でも、テストでの点数は良いといえるような点数ではなかったのです。なぜなら、小学生のときと同じようにしか勉強をしておらず、それで満足しきっていたからです。中学生になって本気でがんばっている人たちに抜かされてしまっていました。一度広がった差を埋めることは想像以上に難しいことでした。たとえ自分が勉強量を増やしたとしても他の人も同じくらい必死にがんばっているので、差が広がるのを止めることはできたとしても縮めることがなかなかできませんでした。それを成基学園の先生に相談すると「もっと1つ1つの授業を大切にして真剣に受けたらいい」と提案してくれました。それから、授業をより真剣に受けるようになりました。それによって差がなくなるどころか、追い抜かしどんどん順位を上げていきました。もし誰にも悩みを相談せず1人で抱えこんでいたらずっと何も変わらなかったのかもしれません。だから、他の人に頼ることは恥ずかしいことではなくとても大切なことなんだと思いました。

中学3年生になってからもそうした相談はずっと続けてきました。でも、学校での順位は上がることも下がることもなく止まってしまうときがありました。僕はそのとき、自分よりも上の人を抜かせないことをずっと才能のせいにしていました。あの人たちには才能があって自分にはそれがないと思い込んでしまっていたのです。そして、抜くことは無理だと半ばあきらめているときに、日曜進学教室(日進)が始まりました。日進には予習が必要なので予習をしていると、わからないことがたくさんでてきます。そこで、今まで自分がしてきた勉強の範囲はとても小さかったのだと思い知らされました。それから範囲を広めるという意味でも予習の内容を丁寧に理解しようと努力しました。そして日進を受けると、思っている以上に難しく、今までとったことのないような点数をとりましたが、それに一喜一憂せず復習をしました。この講座は13回もあったので知識がひろがることはもちろん、時間配分にも慣れることができて、時間が足りなくて解けるはずの問題が解けないということがなくなっていきました。日進のおかげで難しい問題もたくさん解けるようになり、少しずつ学校での順位をあげていくことができました。すぐに才能のせいにしてあきらめてしまうのではなく、自分に何が足りないのか考えてみてやり方を変えてみることも大切だとわかりました。

僕は将来、医師になるための大きな一歩として膳所高校の理数科に合格することを目標として努力を積み重ねてきました。勉強をしない日はない、と言える毎日でした。そうして努力をしてきたからこそ、その努力が合格に結び付いたのだと思います。ただ、努力をしたからといって必ず報われるとは限りません。でも、そもそも努力を怠っていれば結果がついてくることなんてないのだから日々努力することは目標達成には必ず必要です。だから、これから受験をするみなさんは合格のために、できるだけ早めから全力で努力を続け、悔いの残らないようがんばってください。