
わたしの志は、
一級建築士になって、住む人が安心して暮らせる、そして快適な家をつくることです。
ぼくの志は、一級建築士になり住む人が安心して暮らせる、そして快適な家をつくることです。
大阪万博の建築士がテレビでしょうかいされているのを見て興味を持ちました。そこからぼくは、図書館で建築士の本を読んだり、設計図をえがいたりしています。そして、ぼくはこれから志をはたすためにたくさん勉強して大学に入り、建築について学んでいきたいです。
絶対にあきらめない力
ぼくが入塾したのは5年生の夏ごろでした。それまでは水泳を本格的にしていて、朝5時に起きて朝練に行くような朝型の生活でした。塾に入ってからは、塾の授業が夜おそくまであり、夜型の生活になりました。生活のリズムが大きく変わり、大好きな水泳もあまりできなくなったので少し塾に通うのがしんどかったです。でも、しだいに塾に通うことがあたりまえのことになって、なれいきました。
入塾のきっかけは、地元の中学校に水泳部がないことを知り、水泳部のある学校を父にすすめられたことです。その中でも、色々な学校のオープンキャンパスや授業体験に行って、学校のふんいきを見て行きたいところを1つにしぼりこみました。その時から「絶対に合格するぞ」という気持ちが強まり、やる気も以前より強くなりました。しかし、入塾するのがみんなより少しおそかったこともあり、最初はついていくのが大変でした。だから、塾で習ったところの分からないところは必ず残さないようにしました。がんばっていても点数があまり良くなく、成績が伸びなやんでいる時が何回もありました。そういう辛くて苦しかった時は「次はがんばって絶対に良い点をとってやる」と気持ちを切り替え、点数が良くなかった教科や単元を復習しました。その努力のおかげで合格することができて、とてもうれしかったです。
印象にのこっているのは、日曜進学教室(日進)です。先生が理科や社会の覚えやすい覚え方や語呂合わせをおもしろく教えてくれて、とても勉強になりました。また、算数と国語では先生のくわしい解説によって自分のミスのけい向に気付くことができました。
ぼくは、理科と社会で得点することが大事な学校なのにも関わらず、理科と社会が伸びなやんでいて、少しあせっていました。そこで、そのおくれを取りもどすために、家では、テキストのほかにも、大きな図や解説があって分かりやすい父が買ってきてくれた「裏ワザ・チェック」というシリーズを必死にやりました。また、赤本や過去問は第1志望以外は練習でたくさん解く、第1志望は12月までおいておくようにと先生に言われたので、12月までは受験を考えていない学校の過去問に取り組みました。12月になって第1志望の過去問をやってみると思っていたより高得点が取れて、とても自信がつきました。先生に言われた通り、赤本は12月以降にしたからだと思います。それより先に赤本を解いていたら、ぜんぜん良い点がとれなくて不安になっていたかもしれません。先生の指導に感謝しています。
そして入試直前、ぼくははりきりすぎたのかとても興奮して、なかなかねむることができませんでした。そして当日。ぼくはあまりきん張するタイプでもないし、何回も模試も受けてきたからそこまできん張しないと思っていましたが、現実はとてもきん張して入試にいどむのがこわかったです。だからぼくは自分に「これまでたくさんのことを乗りこえてきたから今回もいける」と言い聞かせながら、入試にいどみました。
そして合格発表日が近づくにつれ、ぼくはきん張して見にいくのがこわくなりました。当日、気が重いままのぼくを、母がつれていきました。自分は番号を見るのがこわくて下を向いていると母がぼくの番号を見つけてくれました。ぼくは、その時本当に合格したのか信じることができませんでした。合格が分かってからは、うれしくて中学校生活の想像で頭がいっぱいになりました。
でも、こうしてぼくが合格できたのは、ぼくを支えてくれた家族・先生方のおかげだと思っています。中でもぼくは母に感謝したいです。家でも、塾から帰ってきたぼくにおいしいご飯を作ってくれました。つらくてしんどいときには、そばで支えてくれました。
先生方がおっしゃったように、理科や社会は最後まで成績が伸びます。ぼくは先生方がおっしゃったことを信じて、最後までがんばることができました。
ぼくは最後までE判定でも合格したように、E判定やD判定でも合格する可能性はゼロではないということです。だから、これから受験するみなさんも判定が悪い時も決してあきらめず、がんばってください。
保護者からのコメント
Kさん
入塾したのは5年生の夏休みでした。それまでも、中学受験をして自分のやりたい事ができ、水泳部のある中学校に入りたい気持ちはありましたが、水泳漬けの生活を送っていました。
周りの友達に比べ、入塾が遅かったこともあり、入塾後もなかなか成績が伸びず、苦しい時期も長かったように思います。そのため、親が学校のランクを変更できると提案した事もあります。しかし、本人が希望する勉学と水泳を両立させたいという強い意志を貫き、ここまで諦めずに必死に取り組んだことを大いに褒めたいと思います。
成長する過程で、これからたくさんの大きな壁に遭遇したとしても、この経験が糧となり役立つと思っております。
先生方も勉強面だけでなくデリケートな時期に精神面でも支えて下さり、大変感謝しております。ありがとうございました。
担任からのコメント
茅島 真吾
授業では出来ているのに模試ではミスをしてしまうという課題がなかなかクリアできずとても苦労しましたね。また理社の未習範囲の学習が追いつかず、日進の点が伸びないということも多々ありました。しかし、どれだけ壁にぶつかっても諦めることなく、改善を続けました。何としてでも合格するという強い気持ちも相俟って合格を掴み取れたのだと思います。
いよいよ新しい生活が始まります。大好きな水泳とハイレベルな学習の両立は思っているよりも大変かもしれません。しかし受験勉強を通じて「課題を発見して解決する」という目に見えぬ力がS君には身についています。将来に向けての新たな目標も探しつつ、自信をもって頑張って欲しいです。応援しています!