K・Hさん
所属教室: 大津石山教室
合格進学校 洛南高等学校附属中学校 進学校以外の合格校 高槻中学校、四天王寺中学校、愛光中学校、

わたしの志は、

私は幼いころから算数や理科といった理系の勉強が好きでした。将来はその得意分野を生かすことができ、かつ人の役に立つ仕事である科学者になりたい、と思いました。これからも、理科をはじめとする、理系の科目に力を入れて、勉強にはげみたいと思います。

自分を信じて…

私が成基学園に入塾したのは小学四年生のときです。でもそのころは、まだ受験のことは意識せず、ただただ勉強するだけでした。

五年生に進級すると、担任のT先生に志望校を聞かれました。私は大学の附属の小学校に通っていて、同じ大学の附属中学校に進学するつもりでした。しかし、T先生に洛南高等学校附属中学校をすすめられ、受験のことを考えるようになりました。オープンキャンパスで学校を見に行ったとき、在校生の人たちがあいさつをしてくれて、この学校はレベルが高いだけでなく、規律もしっかりしているんだな、と思いました。

私はこの学校に好印象を抱いたので、この学校を受験することに決めました。五年生の五月ごろでした。

志望校を決めると、決める前よりも勉強がはかどるようになりました。しかし、宿題を提出期限までに出せなくなり、宿題がどんどんたまっていきました。そしてだんだん投げやりになっていったとき、T先生から電話がかかってきました。内容はおぼえていませんが、涙を流したことはおぼえています。その日から必死になって勉強して、宿題を全て出し切りました。しかしその時はまだ宿題しかしておらず、宿題に追われる日々が続きました。

五年生の後半からは、算数だけ演習講座に参加しました。普段より遅くまで勉強することになるので、少し頭が良くなったような気がしました。

六年生になっても、塾へ行く日数や宿題の量が増えただけで、五年生のときとあまり変わらないような日々が続きました。過去問も、はじめの方だけ少し手をつけただけで、ほとんどやっていませんでした。ほかの人が必死で勉強しているのを見ても、「大丈夫、まだ時間はある」という考えで、自分を甘やかしていました。

夏休みに入っても、〈夏期講習会〉の予習や『ラプラス』があることを口実にして、ずっと過去問から目を背けていました。今まであまり手をつけていなかった過去問に手をつけることをためらっていました。でも、いつかは過去問もやらなければならないので、少しあせり出す自分もいました。

九月に入って、過去問をやるために各教科の先生が宿題をへらしてくださるのですが、私は自分を甘やかすことができなくなり、過去問と向き合うことになりました。そこで思い切って過去問をはじめることにしました。はじめはあまり続きませんでしたが、だんだん過去問をすることに楽しさを感じるようになりました。そして、ただひたすら過去問をやり続ける日々が続きました。

十二月、〈日曜進学教室(日進)〉も残りあと少し、となったとき、〈日進〉の成績がいきなり下がりました。受験が近づいていたので、成績が下がると自信も失ってしまいました。それでも自分を信じて過去問を続けていると、また成績が良くなり、良い成績で〈日進〉を終えることができました。

そして入試前日。この日はずっと塾の自習室で過去問をやっていました。翌日に備えて自習を早めに切り上げましたが、本当にそれで良いのか、もっと自習しておかなくて良いのか、果たして自分は合格できるのか、とても不安でした。するとT先生から電話がかかってきました。私に自信をつけてくれるような内容でしたが、その中でも心に残ったのは、「君ならできる」というものでした。その一言で、私は自分に一気に自信がつきました。自分ならできる。そう信じることで、試験日も、比較的リラックスして試験に臨むことができました。

いよいよ合格発表の日、自分の番号を見つけた瞬間は、ぼう然としてしまい、それが本当のことかわかりませんでした。塾の先生の顔を見たときは、うれしさで目がうるんでしまいました。

私がこれから受験をする人たちに伝えたいことは、「自分を信じる」ことの大切さです。自分ならできる。そう思えば、なんだってできるような自信がわいてくるはずです。自分を信じて、これからも合格に向かってつき進んでください。

最後になりましたが、お母さん、お父さん、支えてくださった先生方、本当にありがとうございました。