
わたしの志は、
誰もが見ていて笑顔になれるようなアニメや映画をつくるアニメーターになることです。
私は、世界中の人たちが幸せや喜びを感じられる瞬間を増やしたいと思い、そんな作品を作ることを目指しています。将来は、外国のアニメや映画の制作会社で働き、多くの人の心に響くような作品を作りたいです。そのために、視野を広げるための勉強を重ね、西京高等学校附属中学校を目指しました。合格は、夢への第一歩だと感じました。これからも目標に向かって日々努力していきます。
自分を信じることの大切さ
私が成基学園に入塾したのは、小学3年生の3月ごろです。当時、私は初めて「受験」というものを知り、自分も挑戦してみたいと思いました。どの塾に通うか悩んでいた中で、成基学園の入塾テストを受けました。そのとき、テストが楽しく感じられたうえ、塾の先生がとても優しく接してくださったので、「ここで学びたい」と思い、入塾を決めました。
入塾したばかりの頃は、授業がとても楽しく、塾に行くのが待ち遠しかったのを覚えています。小学4年生から5年生の終わり頃までは成績も良く、順調に学習を進めていました。しかし、小学6年生になると課題が増えて、受験が本格化するにつれてつらいと感じることも多くなりました。「受験は個人戦」と実感し、時には塾に行くことがしんどくなる日もありました。それでも志望校である京都市立西京高等学校附属中学校に合格するために、日々努力をつづけました。
私が西京高附中を志望校にしようと思ったのは、オープンキャンパスに参加したときです。学校の雰囲気が明るく、生徒の皆さんがとても生き生きとしている姿を見て、「ここなら楽しい中学校生活が送れる」と感じました。また、将来外国で働きたいという夢があり、英語教育に力を入れているという点にも魅力を感じました。
受験勉強では、授業や宿題で分からないことがあれば、すぐに塾の先生に質問することを心がけました。歴史が苦手だった私は、家で暗記カードを作ったり、学校で歴史の本を読んだりして克服を目指しました。算数に関しては、苦手な問題を繰り返し解いたり、たくさんの問題に取り組んだりすることで、得意分野に変えていきました。
小学6年生の夏頃に、成績が下がり始めたときは、本当に焦りました。成績が思うように伸びない中で、塾の先生にたくさん質問し、プリントやテキストを何度も復習しました。
その結果、最初はあまり良くなかった日進の成績も、ほとんど毎回総合ベスト100位内に入るようになりました。1番役に立ったと感じた講座は、「日進」です。この講座では、テストを受けたその日に点数と解説を確認できるため、理解が深まりやすく、自分の現在地を知る良い機会となりました。
しかし、中高一貫校模試でA判定を取ったときもあれば、西京模試でE判定を取ってしまったこともありました。特に、E判定を取ったときは、自分の努力が間違っていたのではないかと思い、とてもかなり悲しかったです。そんなとき、塾の先生と面談をし、勉強のやり方を見直しました。すると、少しずつ成績が上がり、自信を取り戻すことができました。
受験を通して得たことは多くあります。今まで知らなかったことを学べた喜びや、新しい知識が身についていく楽しさを実感しました。一方で、何度復習しても成績が上がらない時期や、思うような結果が出ないときは、本当につらかったです。それでも3年間努力を続けた経験は、これから生きていく中での大きな強みになると感じています。この経験があるからこそ、これからどんな困難があっても少しは乗り越えられると思います。
入試前日の出陣式で、М先生が「みんなは入試まであきらめずに頑張ったことが、すでに合格だ」と言ってくださった言葉が、心に深く残っています。その言葉のおかげで、入試当日はあまり緊張せず、自分の力を最大限出し切ることができました。そして、自分を信じて最後まで取り組むことができました。
試験が終わってから結果発表までの4日間は、とても緊張しました。第2志望校の合格を知ったときは少し安心しましたが、それでも西京高附中の合格発表の日は家族みんなでドキドキしていました。家族で恐る恐るホームページを開け、自分の受験番号を見つけた瞬間、喜びと安心で涙が止まりませんでした。家族も同じように泣いてくれて、今まで支えてくれた感謝の気持ちでいっぱいになりました。
これまで熱心に教えてくださった先生方、送り迎えをしてくれたり、そばで支えてくれたりした家族に、心から感謝しています。
これから受験をする皆さんに伝えたいことは「自分を疑わずに信じること」です。それまで頑張って努力してきた自分を信じることで、自信が生まれます。そして、その自信が試験当日、自分の力を最大限発揮するための原動力となります。私もこれから、さまざまなことに日々挑戦していきたいと思っています。
保護者からのコメント
O・Sさん
中学受験を通し親として多くの学びと気づきを得ました。娘は昔から好奇心旺盛で何にでも興味を持ち、挑戦する姿が印象的でした。入塾もその好奇心がきっかけだったと思います。最初は新しい環境に馴染めるか不安でしたが「楽しかった!」と笑顔で帰ってくる姿に安堵しました。6年生になると学習内容が難しくなり、成績が伸び悩む時期もありました。その度に「どう支えるべきか」と悩みましたが、先生方が的確なアドバイスをくださったおかげで、子どものペースに寄り添いながら冷静に見守ることができました。受験が近づくと親ばかリが熱を入れているように感じることもあり、娘が「息抜き」と絵を書く姿に不安を覚えることもありましたが「信じて見守ることが1番」と自分に言い聞かせました。試験当日、堂々と試験会場に向かう姿を見て「信じる力」の大切さを改めて学びました。これからも自分を信じ、目標に向かって歩み続けてほしいと、心から願っています。
担任からのコメント
山田 真悟
Rさんを担当したのは6年生からでしたが、とても物静かで落ち着いた子だなというのが最初の印象でした。授業中も誰かが発言するのを聞きながらうなずいたり、ときおり笑顔を見せたりする程度で、こちらから指名しない限りほとんど自ら発言することはありませんでした。
そんなRさんの別の面を発見したのは、夏以降の過去問演習が始まってからでした。授業での大人しい姿とは裏腹に、過去問の演習で納得がいかない点があれば、必ず質問をして自分の力にしていましたね。自身の考えをしっかりと持った芯の強いRさんを感じていました。
物静かである一方、しっかりとした自己を持つ自分を大切にして、中学校でさらに飛躍するRさんの姿を思い描いています。