N・Iさん
所属教室: 近江八幡教室
合格進学校 滋賀県立守山中学校

わたしの志は、

製薬会社に勤め、皆が安心できる薬をつくることです。

「将来の夢は何か」そう聞かれても、あまりイメージが出来ませんでした。しかし、志共育を通して、将来、何をしたいのかを真剣に考えることで、この志を見つけることが出来ました。私も具合が悪くて辛かった時に、処方薬を受け取っただけでとても安心できたからです。私も様々な薬をつくり、多くの人々に安心してもらいたいです。そのために、中学校では、理系の知識を深めて、自分の力をさらに高めていきます。

頑張って得られたものとは

私が成基学園に入塾したのは、小学5年生の秋頃でした。長く続けていた水泳を辞め、新しく何かを始めようとしたときに、「勉強もいいかもしれない」と思い、入塾することにしました。初めは中学受験をすることはあまり考えておらず、授業を受けて宿題をする、という繰り返しを続けているだけでした。ただ、授業を受けて問題を解くことは楽しく、友だちもできました。

そんな中、中学受験の話が出てくるようになりました。「受験するの?」や「どこ受ける?」といった会話が飛び交い、私も、「中学受験のことについて少し考えてみよう」と思い始めました。そこで、受験ではどのような問題が出るのかを知るために、県立中対策模試を受けてみました。内容は作文と適性検査で、今まで解いたことのないような問題ばかりでした。結果はD判定。

「こんな難しい問題を解けるようになりたい」

そう思った私は、県立中学校対策コースを受講し始めました。最初の頃はとても多く、とても難しく、そしてとても時間がかかる宿題に苦戦しました。特に資料を読み取る問題や作文課題が多く出され、宿題を仕上げるためにはかなりの時間を要しました。そのような状況が続き、このままで本当に問題が解けるようになるのか、不安を感じ始めました。このことをS先生に相談すると、「大丈夫。このまま続けていたら、必ず解けるようになるよ。」と自信をもって言ってくれました。私は先生の言葉を信じ、「頑張れば必ず解けるようになる。」と心の中で言い聞かせ、難しい宿題もあきらめずにやり切るようにしました。また、授業の内容を復習し、一つ一つ完ぺきにするよう努力しました。その成果が出たのか、少しずつ難しい問題も解けるようになり、問題を正確に解く感覚もつかめてきました。

夏休みになると、夏期講習会が始まり、様々な形式の作文を書いたり、資料をもとに考える記述問題に挑戦したりしました。宿題も抜けなく仕上げて提出していましたが、言われたことだけをしている状態と、夏休みが終わりに近づく焦りからか、「本当にこれだけでいいのだろうか」と感じることが増えました。

不安な気持ちが続く中、受験に向けての1段階目のスイッチが入った出来事がありました。定期面談です。面談では、今、感じていることをすべて伝えました。すると、先生が、「自習室を使って勉強しよう」と言ってくれました。私は塾がない日、週に2回、自習室に来ることを決めました。また、赤本も解いていくように、と伝えられたので、赤本を購入し、解き始めました。過去問は、問題量が多く、ここで入試問題の難しさを感じました。また、そのころの模試の結果が振るわず、「もっと頑張らなければ…」という焦りが再びうまれました。

しかし、焦っていても何も始まりません。私は、模試や赤本のやり直し、基礎知識の確認を徹底的におこないました。また、滋賀県立守山中学校の学校説明会に参加しました。説明会では、先生も生徒も、学校に誇りを持っていることが強く感じられました。また、特色のあるディベートやサイエンスの授業を受けることで、自身の『志』達成に大きく近づけると感じ、「この学校に入りたい」という気持ちが高まりました。勉強を始めたころは決まっていなかった志望校が確定すると同時に、2段階目のスイッチが入りました。それからは、自ら課題を見つけたり、先生から課題をもらったりしながら勉強を続けました。

多くの問題に触れ合う中、新たな不安が出てきました。「合格できなかったらどうしよう」とよく思うようになったのです。ただそんな時でも、自習室で頑張っている仲間の姿を見ると、「自分も今できることをやり切ろう」と思えました。そうして、受験までの1か月間は風のように早く過ぎていきました。

受験前日、塾へ不安なところを質問しにいきました。質問が終わると、S先生に、「明日は力を出し切ってきて!頑張って!」と言われました。その言葉は、今まで頑張ってきたからこそ、私の中で【特別な言葉】に聞こえました。

ついに受験当日。電車に乗っている時はあまり緊張しませんでしたが、中学校に近付くにつれ、徐々に緊張していきました。校門の前には先生がいて、手紙とカイロをくれました。その手紙を読むと、今まで支えてくれた人への感謝がわき上がり、緊張が自信へと変わりました。

結果発表の日、自分の受験番号を見つけたときは、同じく合格した友だちと抱き合って喜びました。6年生から始めた受験勉強。受験勉強を通して、何事にも真剣に取り組む力、人に感謝する力がつき、勉強面だけでなく人として成長できたと実感しています。

今、受験を考えている人へ。受験はとても大変で、落ち込むこともあると思います。しかし、受験勉強をすることで得られるものはとても大きいです。自分を信じて、今できることを一生懸命取り組んでみてください。きっと大きな成長につながるはずです。

保護者からのコメント

N・Sさん

保護者のアイコン

成基学園に通い始めたのは5年生の秋でした。元々学ぶことが好きな子でしたが、塾でできた友達の影響もあり、「中学受験をしたい!」と、6年生になる頃に言い出しました。最初は難しい問題の宿題にとても時間が掛かりました。しかし、塾に通うにつれ解き方がわかり正解を導き出せるようになると、掛かる時間も減り、少しずつ自分が伸びている、勉強したことが身についていると、息子も実感していたと思います。親として、受験をすることで小学校最後の1年が、我慢が多くつらい年にならないかと心配していました。でも、自分のやりたい事もするために、自ら計画を立て勉強し、課題を見つけて取り組む姿に、想像していなかった息子の成長を感じることができました。塾の先生方は、問題を解くだけでなく、勉強への取り組み方、将来を思い描き目標を持つこと、様々な事でサポートしていただき合格に導いて下さいました。本当に有難うございました。

担任からのコメント

近江八幡教室

芝 優介

芝 優介
守山中学校、合格おめでとう!
悩むことが多かった受験生活だったと思います。それでも、投げ出さず、前向きに挑戦し続けた成果が出ましたね。分かるまで解く、どのような問題に対しても意欲的に取り組んでいた君の姿は、まさしく受験生の鏡でした。気になることはとことん追求する探究心は、誰に負けることもない君の力だと思います。
さて、この合格は、間違いなく君の頑張りで掴み取ったものです。ただ、ゴールを迎えたわけではありません。新しいスタートラインにたどり着いたのです。周りへの感謝を忘れることなく、志達成に向けて頑張ってくださいね。もちろん、明るく楽しく、ですよ。新たなスタートをきる君を、勇敢に挑み続ける君を、いつまでも応援しています。本当におめでとう。