京都市立堀川高等学校 | 二つの天国と地獄【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都市立堀川高等学校
(探究学科群)
合格-2018年度

わたしの志は、

科学者となり、国際社会に貢献できる研究を行い、それを伝えていくことです。

この志を立てた動機は、理科を学ぶ中で化学変化などの現象がどのような事象との関わりで発生しているのかを、論理的に知ることにおもしろみを感じ、より科学について深く学び、知りたいと思ったからです。科学者には、さまざまな知識から物事を見つめて考えを深めていく力が必要です。高校三年間では、いろいろな種類の本を読んで知識を深め、自らに過信することなく勉強に力を注いでいきます。

二つの天国と地獄

東大寺学園高等学校への合格、それが一番うれしかったように思います。東大寺学園高校は第一志望ではありませんでした。しかし、自らの最も高い壁を突破できたことが、今までの努力の報いだと感じられたのです。この流れにのり、他二校にも合格できたことは自分の中でとても誇らしいことです。

私は、小学五年生というかなり早い段階から入塾しました。その頃は、中学受験をすることもなかったため、ゆったりと楽しく勉強していました。

中学生になると模試でクラスメイトと競い合うことが多くなりました。特に、年間で定期的にあるVもしは自分の決めたライバルと競い合える絶好の機会でした。この闘いでの悔しさやうれしさといった感情が自分の勉強の原動力となりました。これによって、塾での授業を自らの力へと変え、学校での勉強に余裕のある状態で取り組むことができ、成績を上げることができました。このかいがあってか、中二の秋の〈堀川・西京・嵯峨野高校模試〉で一位をとることができました。

しかし、中三前半では、この結果で有頂天になり、勉強を軽く見てしまう傾向が続きました。この状況を打破してくれたのは、〈夏期学習合宿(合宿)〉でした。〈合宿〉では、Vもしの偏差値によって、奈良会場の一組に参加することができました。しかし、一組での学力は低い方であり、自分がどれほどつけあがっているかを切実に思い知らされました。周りが自分の何倍も賢く見える中での長時間の勉強という苦しみを倍増させる出来事が発生しました。〈合宿〉のテストで同じ教室の友人に敗北したのです。それも、二回のテスト両方です。最終テストの結果は、友人との会話の中では少しはぐらかしましたが、おそらく負けていたのだろうと思っています。私は、ズタズタな状態で〈合宿〉を終えました。しかし、まさに地獄のようだった〈合宿〉から大きなことを学べました。それは、自分には力があると勘違いしていたということです。〈合宿〉で自分の力不足、努力の少なさが身に染みて、思い知らされたのです。そのため、〈合宿〉後の夏休みでは、朝早くに起きて勉強するなどの勉強量の増加に力を入れ出しました。〈夏期講習会〉での復習に多くの時間を割くことができたため、学力の補強にとても力になりました。自分の意識を変えてくれた苦い〈合宿〉は、今思うと、とても価値のあるすばらしいものだったと感じます。

この良い流れのまま、〈日曜進学教室(日進)〉へと進んでいきました。《ベーシックコース》では、まずまずの成績をとることができました。しかし、二度目の地獄がやってきました。数学の成績の低迷です。この兆候は、〈合宿〉のときにもありましたが、気のせいだと流してしまっていました。この地獄から脱すべく、数学の勉強法を見直すことにしました。気づいたことは、難しい問題を多く解くという方法で勉強していたために、自分の知識の中に解法やパターン等がほとんど入っていなかったということです。それから、数学の勉強法は、解いた問題の間違いノートを作り、一問一問を確実に知識として取り込むようにしていきました。これが功を奏したのか、〈日進〉での数学は安定し、《ウルトラコース》でも良い成績を叩き出していけるようになりました。終盤では、《ウルトラコース》全園一位を勝ち取ることができ、確固たる自信を築き上げることができました。この方法によって、自らの苦手だったものを人並み以上へと約一ヵ月で押し上げていくことができたのです。

〈正月特訓〉や〈直前特訓〉を終えて、受験が間近となったときには、社会の年号や英単語の暗記をして、仕上げをしていきました。公立前期本番では、英語を失敗してしまいましたが、〈日進〉のときのように臨むことができました。合格発表の際、自分の番号を見つけたときには、ホッとした安心感と、第一志望合格への喜びがこみ上げました。この受験を通して、私は、たとえ地獄があったとしても、それを諦めず、根気強く努力することによって乗りこえ、成長することができることを学べました。

そして、この受験を通して、今まで教えてくださった先生方と支えてくれた自分の家族に心から感謝しています。さらに、同じ教室で学び、切磋琢磨し合ったかけがえのないクラスメイトたちにも本当に感謝しています。この感謝は数え切れないほどです。

最後に、これから受験という壁を乗り越えていく塾生のみなさん、どれほど苦しいことがあっても諦めることだけは決してしないでください。本当に大事なことは諦めず、自分の勉強を見つけて、継続していくことです。私も志に向けて、精一杯努力していきます。考え尽くして、がんばれ!!

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