京都市立堀川高等学校 | 気合【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都市立堀川高等学校
(探究学科群)
合格-2018年度

わたしの志は、

自然派治療の内科医になり、患者さんに勇気を与えることです。

僕は受験が始まる二週間ほど前に、四十度近くの高熱を出してしまいました。知り合いに内科医の人がいて、休みの日に家に来て診察をしてもらいました。そして、受験に向けて激励をしてくださいました。そのときに、僕も勇気を与えることができる医者になりたいと思いました。

気合

僕が成基学園に通い始めたのは小学五年生からだ。その頃は日々、京都市立 西京高等学校附属中学校に合格するために自分なりに精一杯がんばっていた。しかし、良い結果はでなかった。

そして僕は京都市立 堀川高等学校に合格するという新しい目標を立て、動き始めた。

一年生のときは、部活動に打ちこんだ。また、勉強ではわからなかった問題の復習や、テストの直しをして、ある程度の成績を維持することができていた。その頃の僕は文武両道を目指してがんばっていた。

二年生になって部活動は自分たちの代になった。僕はスタメンを勝ちとり、部活一本の生活になっていった。家に帰ってへとへとの体で塾へ行く。体力的につらくて、勉強に費やす時間が減ってしまっていた。中学二年生のみなさんなら共感するかもしれないが、僕は、部活で勉強ができなかったので、勉強のために部活をやめるべきかという質問を塾の先生にした。僕は自分の人生なので、自分で決めなさいと言われるだろうと思っていた。しかし、先生は部活を続けなさいと僕に言った。そして僕は部活に専念した。勉強の習慣がついていなかったため、〈Sクラス統一テスト〉ではいつも成績が悪かった。いくら勉強しても成績があがらず、もがき苦しんでいた時期が三年生の六月まで続いた。

さらに、僕は〈夏期学習合宿(合宿)〉で受験に対して本格的に焦り始めた。Vもしの成績が悪かったため、僕は二組で授業を受けることになった。しかし、二組には一、二年生からコツコツと努力をしてがんばってきた人が多くいて、自分よりも何倍も賢そうに見えた。中間テストに向けて、懸命に努力した。だが、周りはもっと努力をしていて、中間テストの成績は最悪だった。

そして、僕は勉強の仕方を一気に変えた。今までは大切なことをノートにまとめるという勉強法だったが、それからは授業でやった問題やテストの復習、また、テキストなどを解く、演習型に切り替えた。すると、最終日テストは一組の人も抜かすことができ、今までよりも良い成績がでた。そのとき、僕はこの勉強方法が自分に向いているとわかった。僕は〈合宿〉を通じて今までの自分を振り返り、これからの自分を作りあげることができたと思う。〈合宿〉で与え合った刺激は受験について本気で考え直す良い機会になったと思う。

そして、いよいよ〈日曜進学教室(日進)〉が始まった。〈日進〉は、自分の現時点での成績がわかる良いテストだ。良い成績のときもあれば悪い成績のときもあり、一喜一憂をしていた。一、二年生のテストのときよりも確実に順位が上がってきていて、少しずつ手応えを感じていた。〈日進〉が始まってから、だいたい、朝三時くらいまでは一人で勉強をしていた。十五回あった〈日進〉があっという間に終わり、気づけば年が明けていた。そこから僕は朝型に変え、朝五時に起きて一人で勉強をしていた。気づけば一日に十数時間勉強していた。この最後の気合の猛勉強によって、自信につながった。僕は受験をしているときにあまり緊張をしなかった。それは気合で努力をしてきたからだと思う。

受験に勝つというのは、自分に勝つことだという言葉に僕は強く賛成する。最後まで諦めず夢に向かって走り続け、最大限の努力をした人が合格すると思う。そこでやはり気合が必要になってくる。受験は学力だけでなく、気合の勝負であるとも思う。その気合で僕は合格を信じて一人で勉強し続けた。

最後に、これまでの僕の考えで間違っていることがある。それは「一人でがんばった」というところだ。勉強をするのは自分、しようと思うのも自分であるが、僕たちはたくさんの人に支えられてきたからこそ今があると思う。

僕は成基学園にきて、メンターに恵まれたと思う。どの先生も自分のやる気をかりたてようとしてくださった。合格発表のときに、先生もいっしょになって緊張してくれて、合格したときも、いっしょになって喜んでくれた。両親も僕が合格してとても喜んでくれた。

僕は自分のことに対してこんなにも喜んでもらえることは幸せであり、支えられて生きているということを痛感しました。周囲で支えてくれている人に感謝し、自信をもってがんばってください。

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