京都市立堀川高等学校 | 道【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都市立堀川高等学校
(探究学科群)
合格-2013年度

「計算外だった。」
受験後、英語担当のY先生から発せられた言葉だ。実際、いつクラスを落ちてもおかしくない成績だった。

私は小五の二月ごろ、成基学園の「学力診断テスト」で入塾することになった。公立の中高一貫校である、 京都市立 西京高等学校附属中学校を目指し、国語の要約や作文など、一年間がんばって勉強したが、合格通知は届かなかった。そのとき、学校の担任の先生から、
「お前を認めない学校なんかに行くな。悔しさを高校受験にぶつけろ。」
と言われ、高校受験こそがんばろうと思って、引き続き成基学園に通うことを決めた。それと同時に第一志望校を、京都市立 堀川高等学校に決めた。堀川独自のカリキュラムである"探究"が、人に夢を与えられるような職業に就きたいと思っている私にとって、とても興味深く感じられたからだ。難しい学校だとは知っていたが、中学受験のときの悔しさをぶつけるには十分な相手だった。そして、私は高校受験という名の道を歩き始めた。
中一のときは、好きだった理科、社会がよくできたと自分では思っている。特に、社会の偏差値は七十を超すことがあるほどだった。しかし、文系の教科が嫌いだった私にとって、中学から始まる英語の存在は、このうえないほど嫌なものだった。そのため、成績が良いはずがなかったが、習い始めて少ししか勉強していないからだ、と思うようにもなり、気にしなかった。

中二になり、先生が変わり、授業も今までとは違うものになった。その中でも、数学のN先生の授業はすさまじいものだった。スピードがかなり速く、ついていくのに必死だった。復習ノートや問題集など、勉強時間のほとんどを数学に充てた。その結果、数学の成績は上がっていった。しかし、英語から目を背けてしまい、成績はさらに悲惨なものになっていった。そして、授業が嫌になってしまった。今、思い返すと、中二の間に英語を克服しておけばよかったと後悔している。
英語の苦手をひきずりながら中三になったのだが、英語の大切さを知ったのは、能登島で行われた「夏期合宿」のときだった。たまたま、「Vもし」の成績が良かったので、最上位のクラスである一組で合宿生活を行うことになった。
英語担当のY先生からは、
「英語の長文は、必ず全訳。」
と、合宿前の授業中に言われて身構えていたが、実際に合宿が始まると改めて自分の英語力のなさを痛感した。予習の時間のほとんどを英語に費やすことになった。また、二日目、三日目と過ぎていくうちに、眠気との戦いが激化していった。
英語と向き合った恐怖の「夏期合宿」だったが、最終日の達成感は素晴らしいものだった。そして、合宿を通じて良きライバルでもある友だちができた。

秋になり、合宿で再認識した英語力の弱さを補うため、「TNR特訓」に通うことにした。毎週、英語の長文和訳に苦しんでいたが、今思うと、とても力になった。英語だけでなく、理科や社会なども内容の濃い授業のおかげで、とてもレベルアップできた場だった。
「日曜進学教室(日進)」も始まり、最初の頃、社会は全園三位など、上位に入ったので浮かれてしまって、復習をしていなかった。すると、だんだんと点が取れなくなり、順位も下から数えた方が早くなった。
「これではまずい。」
と思い、頭に入るまで何度も解説を読み直すなど、復習を必死にした。「日進」全十五回を通じて、学力がついただけでなく、復習の大切さも学んだ。
そうしているうちに年が明けてしまったが、新春だ、と喜ぶ余裕など私にはなかった。なぜなら、「正月特訓」という試練が待ち構えていたからだ。受験生だからしかたがないと思いつつも、気分はブルーだった。しかし、この「正月特訓」で、手が全く出せない問題が少なくなっていることに気づいた。とてもうれしい三日間だった。「東大寺特訓」のときも、苦手な国語で二、三問しか間違えなかった自分に驚いた。
「まだまだいける。」
と思った私は、受験直前にも関わらず、国語のK先生や社会のN先生から、大量の過去問や歴史の年号集をいただき、それをできる限り消化した。また、先生方の細かな採点が、自分自身の完成へとつながった。

そして、合格発表の日。自分の受験番号を見つけたとき、頭が真っ白になるほど驚いた。クラス落ちの話が出るほど、良くない成績だった私が、東大寺学園高等学校に受かったのだ。そして、洛南高等学校の空パラダイムや、第一志望校である堀川高等学校にも合格することができた。これまでの努力が報われて本当にうれしかった。

最後に、家族や成基学園の方々、支えていただき、本当にありがとうございました

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