京都市立堀川高等学校 | 人生の通過点を越えて【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都市立堀川高等学校
(探究学科群)
合格-2017年度

わたしの志は、

医師や研究者になって病気や怪我で苦しむ人たちを助けることです。

僕が医師や研究者を志したのには、特別なきっかけがあったわけではありません。貧困で十分な医療が受けられない人、戦争やテロで傷ついている人。僕は彼らをただテレビ越しに見る事しかできませんでしたが、「彼らのように病気や怪我で苦しむ人たちを助けたい」と思うようになりました。
志を実現するために、これから三年間で今より更に学力を向上させ、医学部に合格します。そしていつか世界の医療に貢献できる人になります。

人生の通過点を越えて

自分のやりたいことは何だろう?自分にできる事は何だろう?小学生の頃から、僕には将来のビジョンがなかった。自分に自信を持つことができなかった。自分の将来の可能性を広げるため、自分を探すために、僕は勉強を続けている。

僕が成基学園に入塾したのは、小学五年生の冬だった。入塾テストの成績が良かった僕は中学受験を勧められ、受験コースで〈冬期講習会〉を受ける事になった。しかし、それまで受験などまったく考えたことがなかった僕にとって、塾での進んだ授業は難し過ぎた。それでも必死に授業についていこうとしたが、「あと一年間勉強しても最難関校には合格できない」と考えた。そして、僕は中学受験を諦め、四年後の高校受験を目指すことにした。

中学校へ進級した後は、人並みの勉強をしていた。学力テストなど模試の結果は満足のいくものだったし、部活をしていた事もあり、それ以上の勉強時間は確保できなかった。勉強にはほとんどつまずいたことがなかったので、自信があった。しかし、この頃の勉強習慣が後に自分を苦しめることになるなど、当時はまだ知る由もなかった。

中学一年生の頃から、京都市立 堀川高等学校に行きたいと思うようになった。京都の公立高校の中はトップで、国公立大学への進学率も高い高校だ。レベルの高い学校で、レベルの高い生徒と共に、レベルの高い授業を受けられる。その環境が自分を高めてくれる。また、堀川高の生徒主体の校風は、これから社会へ出る僕を人間として成長させてくれると思った。そんな堀川高に僕は惹かれたのだ。

中学三年生になった僕に、とうとう手抜き勉強のツケが回ってきた。英語と数学に苦手意識を持つようになった。今まではむしろ得意教科だと思っていただけに、ショックだった。二年間の自分の行いを悔やんだ。ちょうどその頃から〈堀川・西京・嵯峨野特訓〉が始まり、そこでも僕は愕然とした。手が動かないまま、問題を見つめるばかりだった。難しい問題を簡単に解いている他教室の生徒が雲の上の存在に思えて、その場にいるのが恥ずかしかった。「このままではまずい」と勉強量を増やし、習ったことを徹底的に復習した。〈Vもし〉での成績は上がっていったが、まったく納得できなかった。特訓を受ける度に、自信を失っていくのだった。

そして夏がやって来た。あの五日間が、僕の受験勉強のターニングポイントとなった。最上位会場『奈良パークホテル』の一組として、僕は〈夏期学習合宿(合宿)〉に参加した。成績上位者としてのプレッシャー、周囲に追い抜かれる恐怖、教室に漂う独特の雰囲気。初日からおかしくなりそうだった。共に授業を受けていると、みんなの本気度が伝わってきた。五日間、ただひたすら勉強した。

決して〈合宿〉で急激に成績が上がったわけではなかったが、〈合宿〉を機に僕は勉強に対する気持ちを入れ替えた。そして、これからも成長し続けるであろうライバルたちに負けぬよう、勉強量を増やした。自分に足りないもの、必要なものが何かを分析して勉強するようになった。残りの夏休みは、朝から晩まで勉強漬けだった。

九月からは〈日曜進学教室(日進)〉が始まった。より忙しくなり、短時間で質の高い勉強が求められた。授業のない日も毎日のように塾に通い、自習室で勉強していた。〈日進〉では順位と名前が掲示される。成績が良ければ嬉しいし、成績が悪ければ悔しい。しかし、どんなに嬉しくても決して手を抜かず、悔しさはバネにして前に進んだ。

秋から冬は流れるように時が進み、迎えた入試本番。初めての受験は東大寺学園高等学校だった。学校に到着すると、緊張と不安で自信がかき消された。この日、初めて緊張に敗れた。手応えのなさに呆然としたまま、学校を後にした。しかし、結果は合格だった。自信がついた。驚きと嬉しさが溢れた。東大寺学園高を受けたおかげで、その後の洛南高等学校、堀川高はリラックスして受けられた。

堀川高合格発表の日。自分の番号を見つけた僕は、これまでの苦悩から解放された。高校受験という一つの通過点を越えた瞬間だった。

たくさんの人に支えられて、僕は今ここにいる。いつも応援してくれて、温かく見守ってくれた家族。最後まで熱心に指導してくださった成基学園の先生方。共に競い合った仲間たち。本当にありがとうございました。

誰かを助けること。これが僕のやりたいことだ。僕にもきっとできるはずだ。僕は医師や研究者になって病気や怪我で苦しむ人たちを助けたいと思うようになった。それを実現するために、高校受験で学んだ経験を活かし、さらなる高みを目指して邁進していきたい。

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