西宮市立西宮高等学校 | 挑戦すること【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

西宮市立西宮高等学校
(普通科)
合格-2020年度

大西 陽奈さん

わたしの志は、

発展途上国の貧しい子どもたちに向けた支援活動を行う仕事に就職することです。

私は、テレビ番組で見たカンボジアで支援活動を行なっている女性に刺激を受け、この志を立てました。日本国内でもできる寄付などの支援活動に留まらず、実際に現地へ行き、その国の文化などを体感し、人々が豊かな生活を送れるよう、働きかけていきたいです。そのために、語学留学などを通して、コミュニケーション力を向上させていきたいです。

挑戦すること

私にとってこの一年間は、「挑戦の年」でした。

私は中学三年生の夏前から成基学園に通い始めました。

三年生に上がるときに神奈川県から引っ越してきたため、初めは新しい学校に慣れることや、小学生の頃から続けているダンス、新しい学校でも入部したバスケ部に精一杯で、勉強は二の次でした。引っ越してもすぐに塾に入ろうと思ってはいたものの、日々の忙しさもあり、入塾したのは結局、部活を引退する夏前になってしまいました。

しかし、人より遅いスタートだったにも拘わらず、夏休みはダンス中心となってしまい、高校受験に対して本気になれませんでした。それは、「受験生としての自覚のなさ」からだったと思います。引っ越しのために、兵庫県の高校受験についての知識が少なく、本当に行きたいと思う高校に出会えなかったのです。

そんな中で、私が変わるきっかけとなったのは、〈夏期学習合宿(合宿)〉に参加したことでした。これ以上ない程の勉強時間で、今までの勉強への意識の低さを痛感しました。そして、〈合宿〉を通して私が決意したのは、「受けられる高校の幅を拡げるために内申点を上げる」ことでした。

そのためには何をするべきなのか。私は定期テストでの点数を上げることが近道だと考え、テスト前は塾の自習室にこもり、このノートを明日までに終わらせる。など、小さな目標を掲げながら勉強しました。結果として、定期テストでは目標点数を取ることができ、模試でも良い結果が出せるようになりました。これらの積み重ねが、私に自信をつけてくれたのだと思います。

これをきっかけに、自分には遠い存在だと思っていた西宮市立 西宮高等学校に少し興味を持ち、学校説明会での先輩方の明るさや、校風に惹かれ、本当に行きたいと思う高校に出会えました。そして、市立西宮高校には「人間探究類型」という特色選抜入試があることを知り、「私は特色で市西を受ける」と、志望校を決めることができました。

しかし、いくら自信がついたとはいえ、私と同じ高校を受ける人は学年でトップの人ばかりで、その中で力を出すのが難しかった私にとって、小論文と面接が入試の特色は、市立西宮高校合格へと導いてくれる希望であり、私自身での挑戦となりました。文章を書くことや人前で話すことは元から好きだったので、それを試すチャンスにもなりました。大きな目標が見えたことで、今は高校受験に集中しようと思え、十二月に「ダンスを一旦辞める」と決断し、これも挑戦の一つだったと思います。

道を一本に決めてからは、私立入試や一般入試の勉強はもちろん、入試に小論文がある友だちと、塾で小論文を実践形式で行い添削し合うなど、工夫して練習をしました。年明けからは、塾の先生にお願いして、面接練習にも力を入れるようになりました。問われた質問にただ答えるのではなく、姿勢、表情、目線、声の大きさなどの多くを意識し、練習を重ねました。

小論文を時間内に書き終えられなかったり、面接のとき、頭が真っ白になってしまったりなど、上手くいかないときには、さまざまな解決策を出してくださる先生方がいらして、乗り越えることができました。

五教科の勉強と特色に向けての練習が同時並行で、頭が追いつかないときにも、一つずつていねいに教えてくださる先生方がいらして、そのとき、そのときでメリハリをつけることができました。成基学園の先生方に、本当に感謝でいっぱいです。

そして、毎日のお弁当、送り迎え、いつも私の相談に乗って、話を聞いてくれたお母さんへ感謝を伝えたいです。

特色入試当日は、緊張で体が震えるくらいでしたが、自分が市立西宮高校の制服を着ている姿を想像して、「これは挑戦だ、力試しだ」と言い聞かせることで、自然と体がほぐれた気がします。おかげで、自分の力を最大限に出すことができました。

合格発表までの約一週間はとても長く感じましたが、当日、私の「七四〇番」を見たときには、これ以上ない喜びと、信じられなさがありました。横では母親が、電話では家族、祖父母、友人が。そして、塾では先生方が私以上に喜んでくださり、そんな人たちに囲まれて受験をすることができた自分は幸せ者だなと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

この一年、さまざまな「挑戦」をしてきて良かったと、心から思えた瞬間でした。

この先も自分の道に迷うこと、苦しいことなどたくさんあると思いますが、この「挑戦」を忘れず、周りに感謝しながら、高校生活を歩んでいきたいです。

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