洛星中学校
合格-2019年度
困っている人たちの力になって、人の役に立てる医者になることです。
ぼくは以前、母から、「子どもを持つ、自分たちのことを支えてくれるお医者さんがいると安心する。」と聞きました。そのときから、そんな医者になって人の役に立ちたいと思うようになりました。ぼくは志に向けて、これからたくさん勉強し、京都大学に入学して、医療に関するくわしい知識を身に付けていきたいと思います。
決意をもって
ぼくが成基学園に入ったのは、小学三年生のときでした。一、二年生のときから、毎回参加していた講習会で勉強の楽しさを知り、もっと勉強がしたいと思い入塾しました。しかし、思い返してみればその頃は、塾の宿題は嫌々やっているような感じでした。
五年生の七月ごろ、洛星中学校の学校見学会へ行きました。そこでぼくは、「勉強と部活とを両立できる洛星中に入りたい」と強く思うようになりました。
「洛星中に入りたい」と思うまでは、ただ楽しくて塾に通っているだけという感じでしたが、目標が定まってからは、「合格するために、誰よりもたくさんの量の勉強をするんだ」という決意で、勉強するようになりました。そしてその決意は、「もう一つの決意」にもつながりました。それは、「野球を辞める」という決意です。当時、ぼくは野球チームに所属していて、塾の勉強との両立が大変でした。たくさんの量の勉強をするには、たくさんの時間が必要でした。それを確保するため、ぼくは、五年生の十二月をもって野球を辞めて、勉強に集中すると決めたのです。
この決意は悲しく、さみしいことではありましたが、「絶対に合格してやる」という強い原動力にもなりました。
そして、いよいよ六年生になりました。ぼくは気合いを入れ、「やれ」と言われたことは、しっかりとこなしていました。でも、オープンテストではなかなか思うような成績は出ず、思い悩んでいました。そんなとき、ぼくを支えてくれたのが担任のY先生でした。「成績の悪いときがふん張りどきだ。」「今の努力を続ければ、大丈夫だ。」と、ぼくをはげましてくださいました。
それからぼくは、熱心に勉強を続け、成績を上げていき、いよいよ始まった〈日曜進学教室(日進)〉の第一回では、なんと一位を取ることができました。
でも、良いときだけではありませんでした。成績はなかなか安定せず、悪いときはとことん悪く、良いときはとにかく良い、という感じでした。でも、〈日進〉の復習はかかさずがんばりました。
そして、夏休みに入りました。ぼくが一番力を入れたのは、算数の『ラプラス』というテキストです。算数のH先生に言われて二周解いたことで、基本的な問題を解く力が自分でもおどろくほど定着しました。また、この夏、一番自分を成長させてくれたのは、〈算数集中特訓〉です。たくさん問題を解いたことで、ハイレベルな問題もある程度すらすら解けるようになりました。
十月、〈最難関志望校別特訓〉がありました。レベルの高い問題をたくさん解き、強い自信を持つことができました。
また、〈日進・ウルトラコース〉では基本的な問題から発展的な難しい問題までしっかりと習得することができ、本当によかったです。
さらに十一月、志望校に合わせた勉強も本格的になりました。ぼくは、算数のH先生にすすめられて、志望校として考えていた東大寺学園中学校の算数を二十年分解きました。H先生にあきれられるほど、毎週のように質問し、わからないことを作らないようにしました。このとき学んだことは、洛星中を受けるにあたって本当に強い自信になりました。
入試直前、洛星中の理科十年分や、社会の大量の基本プリント、〈日進〉の再復習など、できることはすべてやり切りました。 そしてむかえた、入試当日。一斉激励と自分はやり切ったという自信のおかげか、緊張はそれほどしませんでした。試験では一〇〇パーセントの力を出すことができ、悔いなく終えることができました。
それでも合格発表の瞬間は、わけがわからないほど緊張しました。
自分の受験番号を見つけたとき、ぼくは両親と一緒に喜びました。心からうれしく思うと同時に、とてもほっとしました。両親や担当の先生方に「おめでとう。」と言ってもらえたのが、本当にうれしかったです。
毎日のように塾への送り迎えをしてくれたり、お弁当を作ってくれたりと、全力でぼくを支えてくれた両親に、とてもとても感謝しています。また、いつもぼくの背中を押してくださった先生方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。
ぼくはこれから、志の実現に向けて勉強も野球も、全力でがんばっていきたいと思っています。
最後に、これから受験をする人たちへ一言……。
どんなに苦しくつらいことがあっても、決意をもって、くじけずに最後までがんばってください。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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間宮 大雅さん | 知求館 |