洛星中学校
合格-2013年度
合格への道のり
ぼくの将来の夢は、みんなに夢をあたえられるような、プロ野球選手になることです。ぼくがプロ野球選手になろうと思った理由は、小さいころから野球が好きで、好きなことを仕事にすることができたらいいな、と思ったからです。今までは家の前でキャッチボールや素振りをしたり、家の近くを走ったりしていました。
しかし、プロ野球選手になるのは大変なので、中学生になったら部活の練習だけでなく、自分でも自主的に野球の練習を始めて、高校生になったら、甲子園に出ることができるようにがんばりたいです。
ぼくは、四年生の夏に成基学園に入りました。入ったときには、中学受験をするという実感は、全くありませんでした。入試まであと二年の五年生になったときには、少しずつ自分の中でも受験のことを意識し始めていました。四年生のときに曜日別のクラスだったのとは違って、五年生は学力別のクラスになって、なかなかみんなに勝つことができなくなりました。それでも一位になるために、一生懸命勉強していました。しかし、五年生の十月ごろ、宿題の量が増え、宿題をこなしていくのが困難になってきました。さらに、やる気がなくなってきて、あきらめの気持ちも出てきました。これらが原因となって、少しずつ塾に行くのが嫌になっていきました。しかし、「オープンテスト」で四割すら取ることができなかったときには、少し焦りを感じました。そして先生にも、「宿題は全部できていなくてもいいから、とにかく来い。」と言われて、塾に行く決心がつきました。年が明けてからは、しっかり授業に出ることができるようになりました。それからは、クラスのみんなに勝とうとすることで、本気で勉強に向き合うことができるようになっていきました。
六年生になったときには、学年で三番目か四番目ぐらいでした。そのときには、第一志望である洛星中学校に向けての勉強をしていました。六月に入って「日曜進学教室」が始まり、回を重ねるごとに、桂教室でその年一番だったOくんに勝つことができるようになりました。そのころには、東大寺学園中学校も受験しようと考えました。それからは東大寺学園中学校の合格を勝ち取るために、それまで以上の努力をしました。「夏期学習合宿」や、洛南高等学校附属中学校で行われた「算数集中特訓」も終わり、あっという間に残り一〇〇日を切りました。冬になって、最後の「冬期講習会」が始まりました。「冬期講習会」は主に、演習が中心でした。でもぼくは、得意な理科と算数でなかなか一位になることができなくて、算数では、OくんやNさんに負けてばかりでした。中でも一番くやしかったことは、Nさんに四つのテストで連続して負けてしまったことです。それでもあきらめずにがんばれたのは、何度も同じ相手に勝てないままだと、中学受験でも合格することはできないと思っていたからです。
そして一月十九日、洛星中学校の試験当日は知っている成基の仲間がいたので、それほど緊張しませんでした。しかし、いざ教室に入って机に向かうと、第一志望という重圧がありました。けれど、今までがんばってきた時間を無駄にしないために、自分が今持っている力を最大限出しきることに集中し、その重圧にも耐えることができました。
一月二十一日、東大寺学園中学校の試験当日はとても緊張しました。それは、成基学園生が他の塾生よりも人数が少なかったからです。中にはオレンジの旗なのに成基ではない塾や、名前すら聞いたことのないような塾もありました。しかし、一斉激励のときにK先生から、「受験は団体競技ではなく、個人競技だ。」という言葉を聞いて、少し安心しました。また、開成中学校の受験をすすめてくださったN先生には、感謝しています。最後に全国でもトップクラスの中学校を受験できて、うれしかったです。
最後に、これから受験をされるみなさんへ、少しでも気を抜いたり、あきらめたりしてしまったら、立ち直るのはとても大変なので、いくら点数が悪くてもあきらめないでください。そして、一年間努力すれば、必ず行きたい学校に行くことができるので、最後までめげずに、がんばってください。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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間宮 大雅さん | 知求館 |