四天王寺中学校
（英数Iコース）
合格-2013年度

必死に勉強した一年間

私が成基学園に入塾したきっかけは、両親のすすめと体験授業でした。受講したI先生の国語の授業と、Ｋ先生の算数の授業が、親切でわかりやすく、おもしろかったことが最大の理由でした。

そして私は、五年生の一月から成基に通うことになりました。成基に入り、宿題もたくさん出ましたが、私は私なりに時間をつくって、きちんと解いていましたし、授業もちゃんと聞いていたので、ショートテストはそれなりの点数が出せていました。特に、算数の成績は良く、一、二月の間に何度も満点を取っていたほどでした。入塾して早々にこんな成績を手にして、私はすっかり有頂天になっていました。

そんな調子で、とうとう六年生になりました。六年生になっても成績は、社会を除いて良かったです。そして、「日曜進学教室（日進）」が始まりました。「オープンテスト」でも、そんなに悪い点数は取ったことがなかった私は、「日進」を甘く見ていました。というより、受験を甘く見ていたのです。他の人が、五年生のころにつけた基本的な理科と社会の力が、私には全くと言っていいほどなかったのです。当然、結果はぼろぼろで、少し前から意識し始めた四天王寺中学校には、ほど遠い点数でした。やばい！　とは思いましたが、何から手をつけていいのかわからず、授業の復習・宿題に追われ、「日進」の復習も終わらないことがほとんどでした。そして、「日進」が五回終わり、夏休みになりました。

このころから、四天王寺中に対する強い意識を持つようになり、絶対に四天王寺中に行きたい !!　と思うようになりました。その思いを胸に、朝から夜まで理科と社会を猛勉強しました。暗記から計算まで、授業の復習、苦手分野の特訓…… 「日進」の問題も何度もやり直しました。もちろん算数も、範囲外の星三つの問題までふくめて四周ほどしました。ただ必死で勉強しました。その努力の成果は、「日進 ベーシックコース」ですぐに表れました。理科と社会の点数が大幅に上がり、ぎりぎりではありましたが、総合で四天王寺中の英数Iコースのラインに届いていました。何度か下がったことはありましたが、そのままの成績を維持して、「日進 チャレンジコース」後半では、連続してベスト十に入るまでになりました。この「日進」の結果は、入試での大きな自信となりました。「冬期講習会」から二組に上がり、慣れない環境での勉強が始まり、あっという間に日が過ぎていきました。

そして迎えた一月十九日の入試本番。私はあまり緊張していませんでした。一年間積み上げてきた努力が、自信になったのだと思います。結果は合格。本当に嬉しくて、「やったあ!!」と、叫んでしまいました。

これから受験する後輩のみなさんへ、アドバイスを贈ります。参考にしてください。いくら成績が志望校に届かなくても、絶対にあきらめないでください。今しなければならないこと、自分が苦手だと思うところを、とにかく勉強してください。がむしゃらに勉強していれば、結果はきっとついてきます。先生のおっしゃることを信じてください。先生を頼ってください。先生に言われたことをやっていれば、確実に自分の力になると思いますし、やっていて、「これでいいのかな。」という不安も、ないと思います。わからないことを残さないでください。わからないと思ったら、すぐ質問に行ってください。先生は、わかりやすくていねいに教えてくださいます。質問をして損をすることは絶対にありません。授業・テストの復習はしっかりとやってください。また、できるだけ早いうちにやった方が、問題や先生が教えてくださった解き方も覚えていて、早く復習が終わります。これらのことをがんばったら、合格はかなり近づくと思います。

最後に、私を支えてくださり、合格へ導いてくださった、たくさんの方にお礼を言いたいと思います。面白く、楽しい授業をしてくださった国語のI先生、ゆっくりとていねいにわかりやすく算数を教えてくださったＨ先生、いつも遅くまで残って、質問に答えてくださった理科のN先生、苦手だった社会をフォローしてくださったT先生、自習室を貸してくださった教務のみなさん、ありがとうございました。そして、いつもお弁当をつくってくれたり、成基に行くことをすすめてくれたり、成基に一年間通わせて、受験させてくれたお父さん、お母さん、ありがとうございました。

私は命の神秘についてとても興味があり、将来は生命科学の研究者になりたいという夢があります。この夢を実現させるために、私はがんばりたいです。