高槻中学校
合格-2022年度

病気にかかって、困っている人や苦しんでいる人たちを助ける医師になることです。

この志を持った理由は、コロナで苦しんでいる人たちを一生けん命助けている医師の姿を見て、かっこいいなと思い、毎日しんどそうだけど自分もやりたいと思ったからです。人間の複雑な身体の仕組みについてあまり知らないので、これからは、人体の構造やいろいろなことに興味を持って知っていきたいです。

あきらめない気持ち

ぼくは、五年生から成基学園に入りました。成基学園に入ったときは、授業に追いついていけるのかと少し心配だったけれど、授業は、おもしろくて楽しかったです。五年生のときはずっと続けていたサッカーをやっていて、がんばっていました。たまに、サッカーと塾がかぶるときもあって、サッカーにすごく行きたかったけれど、あきらめて塾に行く日があり、とても悲しかったです。でも、五年生の終わり頃になると、自分の力がどれだけあるのかを知りたいと思うようになりました。また、授業で聞く先生の話がおもしろくて、もっともっと聞きたいし、知識を増やしたいと思うようになりました。

なので、六年生になったときには、塾だけの生活になり、しっかり受験に向かって進みました。六年生の授業では、過去問を中心的に取り組みました。最初は、時間配分ができなかったり、問題文を読むのが遅くて最後まで読めなかったりして、すごくくやしかったです。そして、授業後の演習の教科も算数と理科と国語の三つになって、すごくしんどかったけれど、おもしろい授業がもっと聞けるんだと思うと、うれしくなりました。さらにうれしかったのは、〈最難関志望校別特訓（高槻コース）〉が始まって特別な授業が受けられることでした。遠くの会場での授業だったので朝はねむいし、授業内容はとても難しくてわからないことも多かったけれど、先生の解説を聞くと新しい発見や解き方や、すごい話がたくさんあって、受けて良かったなと思いました。

第一志望校として高槻中学校を選んでいた理由は、自分の力でどこまで挑戦できるのかを確かめたかったし、兄が通っている学校で、とても良い学校だと知っていたからです。でも、成績の浮き沈みがあって、夏休みが明けてもなかなか点数は上がらなかったし、やってもやっても終わらないことだらけで、とてもつらかったです。外で思い切り遊びたかったし、学校の友だちと同じようにゲームをたくさんしたかった。けれど、塾のみんなは同じ環境でがんばっていたのではげみになったし、目の前のやるべきことをやろうと思って、何とか乗り越えてきました。具体的に言うと、理科の暗記プリントや慣用句のプリントをドアにはるなどしていつでも見られるようにしたり、朝は少し早く起きて計算問題を解いたりして、いろいろと工夫して過ごしました。

そうやってがんばっていたときにうれしかったことは、少しでも成績が上がると自分の力がついてきたのだと実感できたことです。また、クラス全員が正解したとき、担任の先生にみんなほめられたことも、うれしかったことの一つです。 そんな楽しい授業も、コロナで何回かオンライン授業になってしまい、残念なこともありました。でも、対面で先生の話を聞く楽しさや、直接顔を見て質問をするとわかりやすい、ということがよくわかった機会になりました。

そして、入試本番の朝、駅から高槻中へ歩いていく人数が多すぎて、すごくきんちょうしました。このなかで、自分がちゃんと合格できるかどうか、他の人たちより良い点数がとれるかどうか考えると、急に不安になりました。でも、一生けん命いつも通りの気分にもどすように心がけ、深呼吸をして、これは〈日曜進学教室〉の続きだと思って、入試にのぞむようにしました。サッカーをやっていた頃も、「練習試合でできないことは、公式戦本番でもできない。練習もしっかり取り組まないといけない」とよく言われていました。それと同じで、ぼくは十分に準備もできていたし、特訓講座や練習のテストもちゃんとやってきたから大丈夫だと自分に言い聞かせました。そして、国語の担任の先生に、「最初からあせらないで解いて、落ち着いて最後までやり切れば大丈夫。時間配分に気をつけて。」と言われていたことを実践するようにしました。そして、本当に最後まで全力で受かりたいという気持ちを持って信じて取り組みました。

これからも、しんどいことやつらいことがたくさんあるだろうけれど、今回たくさんの人たちに応えんしてもらったことを大事にしながら、がんばりたいです。