高槻中学校
合格-2019年度

一つの科目だけを上手に教えるのではなく、いろいろな雑学も話せ、みんなから尊敬される高校の教師になることです。

この志を持った理由は、父が高校の教師であり、わからないところがあるとていねいに教えてくれ、やってみたいなと思ったからです。これまでは四教科の中の算数と理科に力を入れ、得意な科目や好きなことをたくさん作っていきたいと思っていましたが、これからは志に向けてクラブ活動や勉強生活を通して、得意なことをたくさん作っていきたいです。

二つのがんばり

小学一年生から、ぼくは高槻市のサッカーチームに入っていました。同じ小学校からは三人友だちが入っていたけれど、他のメンバーは小学校がちがって、最初はすごく緊張しました。週に五回の練習と試合で小学校生活は、ほぼサッカーでした。知らない友だちもたくさんいたので、すぐにチームになじむことができず、とても消極的でした。足も遅いし、サッカーに対しての気持ちがまだうすかったので、なかなか上達ができませんでした。けれど、チームメートといっしょにいたい気持ちがずっとあって、がんばってきました。

五年生になると、塾の授業とサッカーとの両立で大変でした。塾の宿題にしっかり時間をかけることができず、復習時間も思うようにはとれませんでした。全部がギリギリで、手が回らないこともいろいろあったり、たまに試合の後そのまま塾の授業に行ったりして、とても大変でした。四年生から塾を続けている人も多かったので、最初は授業内容についていくのも難しかったです。

けれど、どの授業もとてもおもしろくて、先生方の話が最高でした。知らないこともたくさん教えてくださり、難しい問題も先生の話が楽しくて、がんばって最後まで取り組むことができました。いっぱい質問もしに行ったけれど、やさしく教えてくださり、何度行ってもやさしくむかえてくださいました。五年生の最後には、上のクラスに行けて、とてもうれしかったです。

一年間の両立は、すごくしんどかったけれど、塾を休むことなく行けたのは、先生方のおかげだと思います。たまに、サッカーの練習や試合に参加できない日もあってくやしかったけれど、行けるときは全部行って、がんばれたと思います。チームメートと活動できる時間が少し減ってさみしかったです。でも、その限られた時間はすごく大切な時間であるということがわかりました。

週五日していたサッカーの代わりに、六年生になると、塾に週五日通うスケジュールになりました。大好きなサッカーを全部休んで、勉強に専念するようになりました。サッカー生活がなつかしくなってきて、「サッカーを早くやりたいな」と思うようになり、「そのためにはしっかり勉強しなければ」と強く思うことの連続でした。

夏休みを過ぎると、他にもたくさんがまんすることがあって、全部を投げ出したくなる気持ちになったこともたまにありました。他の友だちみたいに公園で走り回って遊びたいし、ゲームもたくさんしたいし、夜も早く寝たいし、好きな本も読みたいと思う日が続きました。サッカー生活とは違って、勉強をするときは頭を主に動かすので、体がうずうずするときもありました。でも、塾に行くと周りの友だちもいっしょにがんばっていて、いろいろしたいこともがまんすることができました。そして、塾はピリピリしていて、入ると気持ちを変えることができて良い緊張感がありました。授業が終わると毎回、「まだ先生の話が聞きたいな」と思っていました。

こうやってがまんすることや、しんどいことがたくさんあったけれど、一番行きたかった中学に行くことが決まって、とてもうれしいです。本番のテストのドキドキや勉強の大変さもたくさん経験して、いま大きな目標が達成できました。あと少しだけどサッカーも今は復帰して、休んでいた分を取り戻しています。チームメートとの最後の大切な時間を楽しんでいます。思いっきりボールをけることができるので、すごくうれしい気持ちです。三月末には、みんなといっしょに卒団できるので幸せです。

小学校生活を通してぼくは、サッカーと受験の二つをしっかり最後までやり切ることができました。自信を持って、この二つをがんばることができたと言えます。

中学校に入ってからも、こうやってがんばったと言えるようなことを見つけていきたいと思います。友だちといろんな話をしたいし、いっしょにたくさん遊びたいし、部活と学校の勉強を両立できるようになりたいです。

将来のなりたい仕事も、今からしっかり決めて行きたいです。新しいことばかりなので、どんな新生活になるのか楽しみです。