K・Tさん
所属教室: 四条西院教室
合格進学校 京都市立堀川高等学校 進学校以外の合格校 洛南高等学校、立命館高等学校

わたしの志は、

世界中の国々を繋いで平和な世の中にするために優しさあふれる外交官になって、国どうしの関係を良好にして争いをなくし戦争で困っている人々を笑顔にすることです。

私は世界の国々が好きです。しかし、最近は世界中で争いが絶えず、ニュースを見るたび心苦しいです。この現状を打開し、国どうしの中をとりもち、争いをなくしたい思いでこの志をたてました。自分の力で世界平和を実現させます。

成基学園で得た勉強の魅力

僕は成基学園に入り、志望する高校に入学することができました。

僕が入学したのは小学6年生からです。行きたい高校も勉強する理由も分からないまま、入塾しました。しかし中学1年生の時、堀川高等学校が京都で一番偏差値が高いということを知り、かっこよさに魅了され志望しました。そのままよく知らずに学校見学に行くと、生徒一人一人の主体性や自分の興味のあることをとことん追求できるといった探究活動が僕にぴったりだと思いました。この学校見学によって、行きたい気持ちが強まりました。しかし、当時はその気持ちが勉強に反映されず、学習といえば家で宿題をするだけでした。それは3年生になっても変わりませんでした。学校の定期テストの点が高く、危機感がなかったからだと思います。そんな私の伸びた鼻をへし折ってくれたのがお盆特訓と日曜進学教室(日進)でした。最初にお盆特訓でも最上位クラスに選ばれて、天狗になっていました。しかし、そのクラスには自分の解けなった問題をいとも簡単に解く人が大勢いました。そこで僕が勉強をさぼっている間にライバルとの実力差が大きくなっていることに気付くことができました。そのため日進の前半ではどれだけベストを尽くしても1位になれませんでした。今思うと、自分だけが成績がよいと思い込んで何も努力をしないという恥ずべき行為でした。

10月からは、今までの行動を悔い改め、勉強していきました。初めは力が付いていく実感がなく、退屈でした。しかしそんな僕に自信を与えてくれたのも日進でした。解けなった問題が分かる、長文が読めるなどの自習の成果が現れるようになりました。日進の順位もどんどん上がっていき、1位になることができました。鼻をへし折った日進は、私に勉強の大切さと楽しさを教えてくれたのです。まわりに同じ時に受験に立ち向かう仲間でありライバルがいる集団塾は僕に合っていました。

勉強の楽しさは、実力が付いていくことだと思います。今まで解けなかった問題を解くことができるようになるのは何事にもかえがたい喜びです。僕が3年になった時に今までに受けた模試の問題を今一度やってみました。すると、当時は難しすぎて問題文すら読めていない問題の解法が湧き出てきました。あの頃の苦戦が無駄に感じるほどあっさり解け、気分が高揚しました。そして、何よりも楽しいことが実力に伴って成績も上がっていくことです。成績が上がるのは気分がいいです。

楽しみを知った僕は、勉強を続けました。しかし、日進が終わると、自分の実力を正確に知ることができなくなり、楽しみが減り、さぼるようになりました。そんな僕が次に頼ったのが過去問題集への取り組みでした。成基の先生が全部やった人はだいたい受かると言っていて、やる気が出ました。それには過去の合格者の平均点ものっていて、自分の点と比べられるのでやらない手はないと思いました。平均点を下まわる時は自信を失いかけましたが、数をこなして乗り越えました。

入試が迫ってきた1月の半ば、学校でも塾でも多くの人がピリピリしていたことを感じ取りました。僕には成基学園の先生方や家族、友人などの強力なサポートがありました。それに、今までの日進や過去問題集で揺るぎない自信を手にしていました。確かなものを成基学園で手に入れたおかげで不安に負けずに、入試を迎えることができました。

それでも入試当日は緊張しました。第1志望というプレッシャーで体がこわばりました。案の定1時間目の英語は全くできず、長文を1問すべて勘で解答するはめになりました。もう落ちたと思いました。人間は絶望したらまったく緊張しなくなるもので、2時間目の国語からは思いきって取り組むことができました。それに加え、この入試も今までの日進と同じテストだと思うことで、今までになくリラックスして取り組めました。

合格発表の日、落ちた時にどのようなリアクションをしようかとマイナスなことばかり考えていました。しかし、母があとは合格を信じるだけだと前向きなアドバイスをくれました。僕もその言葉で気持ちが切り替わり、合格を信じて発表を見ました。掲示板には自分の受験番号が書いてありました。その瞬間心の底からうれしさがこみ上げてきました。今までの努力が全て報われた瞬間でした。これから、楽しいだけではない高校生活が待っています。勉強で苦しむ時は、勉強で自信をつけて乗りこえたいです。合格を疑わなかった母、常に支えてくれた家族友人、親身になって手厚くサポートしてくれた成基の先生方、勉強のありがたみを気付かせてくれた成基学園に感謝。

保護者からのコメント

K・Kさん

保護者のアイコン

15年前息子が生まれた時、多くの人に可愛がってもらえるように親しみがあって呼びやすい名前をつけました。
成基学園でもいろいろな先生に名前を呼んでもらって可愛がっていただいたと思います。息子は成基で勉強の魅力を知ったと書いていますが、志望校に合格する学力をつけていただいたのはもちろん、大変な受験期に自分らしく過ごすことができたのも先生やスタッフの方々のおかげだと思います。「Tちゃん」と呼びながら雑談で息抜きさせてくださったのも、面談で「Tさんは…」とたくさんお話ししてくださった塾での様子からしる手厚いサポートもすべて感謝しています。
平和な世の中にすることを志す息子ですが、Tという名前はどの国の人でも発音しやすいと思います。どうか世界中の人に名前を呼ばれ可愛がってもらい、成基で学んだことを生かし、受けた優しさをお返しできる人になれるよう願っています。

担任からのコメント

四条西院教室

渡邊 寿郎

渡邊 寿郎
T君、合格おめでとうございます。難関高校を目指すことを早い時期から決めていて、マイペースで自分らしい受験勉強を最後まで貫いて、見事に目標を達成してくれました。
小学生の頃からT君のことを見てきましたが、自分で考えて自分でやるべきことを決めて、それを着実に実行するというスタイルがすでに身についていました。中3になってからも、ラグビーをしながら高いレベルの勉強をこなしてくれたT君でしたが、お茶目な面も見せてくれて面白かったです。授業後に仲の良い友達とふざけ合っている様子を何度も目にしました。本当に微笑ましい光景でした。それでも、さすがに日進が始まって秋も深まった頃には、ライバルや志望校を意識して気合が入った顔をしていて、とても頼もしく思えたことが印象的です。
充実した高校生活を通して、自分らしい目標や志に向かって、黙々と突き進んでいくT君にまた会える日が本当に楽しみです。