Y・Wさん
所属教室: 宇治教室
合格進学校 京都女子中学校 進学校以外の合格校 京都聖母学院中学校

わたしの志は、

助産師になって子育てや出産に不安をいだいている母子をサポートすることです。

わたしは、将来、赤ちゃんに関わる仕事をしたいと思っています。それは、未来への希望に満ちた仕事だと思っていました。しかし、ある日、「どんなに手を尽くしても『死産』という結果になることもある」という記事をよみ衝撃を受けました。同時に、心をゆさぶられる内容もたくさん読みました。私は、悪いこともいいことも、母子のそばでのりこえたいです。私はそのために、中学校でコミュニケーションを大切にしていきたいです。

わたしの志

私は、計画を立てても、それを実行にうつせなかったり集中できなかったりします。ですから、受験勉強も思い通りにすすまず、成績が下がったり上がったり、波がありました。もう私は不合格になる運命なのではないかとあきらめかけていました。でも、そんなときに支えてくれたのが、私の祖父と祖母です。私が塾や日曜進学教室(日進)会場に行くとき、おくりむかえをしてくれていました。その時の車の中で、こんな言葉を言ってくれました。「3年もがんばって、しかも週5で塾にいっているんだから、ぜったい合格するよ」と。とてもうれしかったです。「ここで不合格になってどうする。いままで、旅行も友達とあそぶのもひかえてがまんしてきたのに、それをむだにするものか。」と思いました。祖父と祖母だけではないです。ずっとおうえんしてくれていた友達も私を支えてくれました。「倭子はかしこいからいける。あきらめるな。」となんどもおうえんしてくれました。わたしはこれらの言葉がとても身にしみました。入試本番になって、周りにいる受験生たちもみんな緊張している、と思うとなんだか気が楽になりました。そしていつもどおり解くということをいっしょうけんめいやりました。そして、ついに合格しました。とてもうれしくてはやく先生や友達、家族におしえたくなりました。理由は、先生や友達、家族のおうえんがなかったら今、私は不合格になっている可能性もあるし、そもそも、家族の両親が成基学園に入塾させてくれて、それで先生たちが私に勉強をおしえてくださらなかったら「受験」でさえできていないからです。それはほかにもあります。例えば、習いごと、家にすめていること、みんなと同じふつうの生活ができていることに、心から、感謝しています。私は将来、子どもを支える、育てる仕事につきたいと考えます。私の志は、「助産師になって出産や育児に不安を持つ母子を支えおうえんすること」です。この志の動機は、まだ将来の夢や志が決まっていないときに、職業についてたくさんかかれている本をみつけました。その本の中で「この助産師という仕事こそ、私が望んでた仕事だ。」ということを発見したのが動機です。しかし、その助産師について詳しく調べていくと、いいことばかりではないことにも気づきました。どんなに手をつくしても、「死産」という結果がさけられないときがあることや、病気にかかってしまうことなど、苦しく悲しいことがたくさんあることを知りました。「こんな軽々とした気持ちで、本当に母子、家族たちと出産や育児にたちむかえるだろうか」と私は不安に思いました。ですが、新しく生きる生命と向き合う仕事にどうしてもつきたい気持ちが、マイナスの気持ちからプラスの気持ちの方に私の背中をおしました。いろいろな感情、思いがある中、私はおもいました。「つらいこともお母さんや赤ちゃんといっしょにのりこえていくのが、助産師なのではないか。」と。そのために私はこれから中学校で、人との関わりをふやし、どうやったら、ともにのりこえられるか人と人との関係について研究したいです。そのほかにも、できることはできる限りしていきたいし、もっとたくさん助産師についてしっていきたいです。私は、あまり、やっていることが長くつづかない性格なので、助産師になろうとしてもとちゅうであきらめてしまうときは、あると思います。そんなときでも、初心を思い出し、受験生だったころのように、あきらめず勉強しつづけていきたいです。先生方や家族からのおくりものとして、受験勉強をした時のさまざまな方法は今後、活かしていきたいし、どんどん生活の中でもその力を使っていきたいです。もしかしたら、私が成基学園で学んだたくさんのことはまわりの人の将来の志、夢にもつながることだと思うので、たくさんの人に自分から伝えていきたいし、力になりたいと考えています。でも、それは今すぐにはできないと思います。ですから、小学校卒業したあと中学校に入学するまでの期間に、すこしずつ、「ちりもつもれば山となる」ことを信じて、準備しておきたいです。 志望校に合格し、中学入学を目前にした今、志に向けて、一歩一歩自信をもって前進しています。夢であった志望校での中学校生活がまちどおしく、胸をたかならせています。

保護者からのコメント

Y・Aさん

保護者のアイコン

まずはこの度、志望校に合格することができ、安堵しております。そして、成基学園の多くの先生のお力添えに心から感謝いたします。
Wさんは、3歳上の姉が中学受験へ舵を切ったことがきっかけで、なんとなく塾通いを始めましたが、授業もわかりやすく、お友達もでき始めて、毎回楽しく通っていました。その後、姉が中学に入学し、それはそれは楽しそうに通う様子や、姉の部活動などの行事を見に行ったことで、中学受験は自ずと確固たる目標になりました。
小さなころからピアノを習っているので、両立するのがかなり難しい時期もあったはずですが、無事に受験を終えた今、振り返ってみるともうすっかり過去のこと、なんとかなったなぁ、と思えるから不思議なものです。
また、「志」の授業は将来について考えるとてもいい機会となりました。4月から気持ち新たに、また次の目標に向かって一歩一歩進み続ける姿を、親としてこれからも寄り添い見守っていきたいです。

担任からのコメント

宇治教室

岩野 英代

岩野 英代
Wさん、第1 志望校である京都女子中学校、合格、おめでとうございます。さらに、東雲コースでの合格と聞き、さすがは努力家のWさんだと、感激しました。すばらしいですね。
Wさんは、音楽が好きで、6 年生になっても習い事を続け、塾の宿題や行事に追われながらもがんばり続けていましたね。いつも友達に囲まれ、宇治教室での授業を楽しく受けてくれているようでしたが、ほがらかな笑顔の裏で、闘志を燃やしていたのだろうと今、思いかえしています。
懸命につづってくれた、受験録の文章で、Wさんの将来への思いを読みました。新たな命の誕生を助ける仕事は、やりがいのある尊い仕事ですね。どんな仕事にも、辛く苦しい負の面があるものですが、どんなときも勇気をもって力をつくせるWさんなら、必ず芸を成すことができると信じています。自ら選んだ道の第一歩です。さあ、歩き出そう。