
わたしの志は、
人々が暮らしやすい世界にするために、昆虫の研究をして生活に役立つ道具をつくることです。
この志を立てた動機は、昆虫のことが好きでそのことを追求し、人々の暮らしの役に立てたいと思ったことです。
僕は小さい頃から昆虫をつかまえて飼育し、観察してきました。もっと色々な昆虫をつかまえ、観察して、習性や体のつくりを知っていきます。
楽しむための「努力」
僕は、勉強を楽しむという「努力」をしてきました。これから僕の受験合格までの体験や、感じたことを話します。
僕は、5年生の夏期講習から成基学園に入りました。いとこが私立の学校に通っていて、そこでの生活が楽しそうだったからです。自分もそういう学校で勉強したいと思いました。
成基ではみんなが仲良く、楽しく授業を受けていて、自分に合っているなと感じました。
自分が洛星中学校を目指そうと思ったきっかけは、私立の合同説明会に行ったことです。順番にブースを回り、洛星中の先生と話をしたとき、先生の話にひきこまれました。自分の大好きな昆虫を研究するクラブがある上に、小学校からやっているバドミントンのクラブもあり、これらを兼部できると教えてもらいました。また、先生の話しやすい雰囲気が自分に合いそうだと思いました。
洛星中に合格するために努力したことは、家や自習室で宿題をていねいにやったり、日曜進学教室(日進)などでまちがえた問題を何日か置きに解いたりすることです。まちがえた問題は、分からないまま放置しないことが大切です。
受験生活は、1人でしている訳ではありません。塾の仲間とともに切磋琢磨できたから勉強をがんばれました。休み時間に、勉強に関係した話ができることも楽しく、塾にいることがつらいと感じませんでした。
成績の浮き沈みはありました。僕はバドミントンをしていた経験から、試合に負けてももっと練習して次に勝てばよいと知っていました。だから、結果が悪くてももっと勉強して、次はもっと高い点を取ればいいと考えて乗り越えました。
たくさんの授業や講座を受けましたが、特に力になったと感じるのは日進です。毎週テストを受けるので試験に慣れることができたし、すぐに結果が分かるので、覚えているうちに解き直せました。
そうして迎えた入試当日は、あまり緊張しませんでした。しっかりと準備をしていた自信があり、これまでやってきたことを出し切って、どこまで通用するのか試すのが楽しみでした。
実は、前入試のときに時計を忘れて、時間配分ができず失敗していました。だから洛星中の受験日は忘れ物がないようしっかり確認し、落ち着いて受けられました。
1教科目の理科が終わってから、ミスをしたことに気づきましたが、そのことを気にしないようにして次の教科を受けました。全ての教科が終わったとき、「よし!」と思いました。次の日、母がスマホの画面を見せてくれて、合格と知ったとき、「よし!!」と思いました。
今、感謝したい人を1人あげます。国語のN先生です。過去問を解いて持って行くと、記述の丸付けをしてくれて、解き方も教えてくれました。僕は国語が全くできませんでしたが、洛星中の問題が解けるようになってきました。毎日のように過去問を持って行っても、嫌な顔ひとつせず自分に向き合ってくれました。そして何かを相談すると、しっかりと話を聞いて、一緒に考えてくれました。前入試で解いた問題を質問すると、一つ一つていねいに解き方を教えてくれました。そのおかげで、洛星中の選択問題が解きやすかったです。
受験の中で、大切だと思ったことが1つあります。それは、勉強をするためには、楽しむための「努力」が必要だということです。僕は国語と社会が苦手で嫌いでした。しかし、楽しいと思えるところを見つける努力をしました。例えば、国語は洛星中で物語が出題されるので、お話や人物の心情を感じ取るのを楽しもうとしました。社会はもともと好きな歴史から、どんどん興味を持てる分野を広げていこうとしました。志望校に合格するため、成績などの目標を決めるのは大事だと思います。でもそのせいでテストのたびに落ち込んだり、勉強をつらいと思いながらやり続けるのはよくありません。少しでも楽しくなる方法を考えて、やるべきことをこなしていけば、よい結果がついてくると僕は思います。
僕はあこがれた中学校で、クラブ活動、勉強、学校行事のすべてにおいて楽しく全力で過ごします。そして、大学受験という次の目標に向けて、勉強を楽しんでやります!
保護者からのコメント
Hさん
大好きなスポーツと昆虫採集に明け暮れる毎日を送っていた息子が5年生半ばに突然、「中学受験する。でも全国大会に出るために6年の夏まではスポーツも続ける」と宣言。入塾も遅く学習時間の少なさが心配だったのですが、担任の先生の「大丈夫」の言葉を信じて、家庭では日々のスケジューリングや体調管理に徹し、あとはすべて塾にお任せしました。小学生にしてはハードな生活でしたが、帰宅後は塾で学んだ内容やおもしろかった出来事、時に共に頑張る仲間のエピソードなどをとても楽しそうに話してくれました。小さな頃から興味のあることには寝食を惜しんでそれに没頭する息子。執拗に質問することもあったと思いますが、そんな息子にしっかりと向き合ってくださった先生方には感謝しかありません。今後は文武両道に励み、様々な出会いを大切に自分の視野広げ、本当に極めたいことを見つけて大きく羽ばたいてくれることを願ってます。
担任からのコメント
織田 敦
6年生になってから1年間理科を担当しましたが、当初は洛星志望者としてはすごく不安な学習ペースでした。バドミントンにも本気で取り組んでいたので仕方ないのですが、とにかく学習時間が足りない!ただ、そんな忙しい生活の中でも宿題は毎週しっかり仕上げてきてくれました。その努力が秋以降の伸長につながったのだと思います。
そして7月下旬にバドミントンに一区切りを付けてからは、学習量も大幅に増え、めきめきと力をつけていきました。もともと理科は好きな教科ということもあり、受験録の文章にある通り、楽しみながら努力を続けて、成長していったことが印象的です。
でも、ここがゴールではありません。洛星中学では自分の興味をさらに深めていって、「楽しい」中学生活をおくってください。
最後にもう一度、合格おめでとう!