
わたしの志は、
皮膚科医になってみんなの悩みを取り除いてあげられるようになることです
皮膚科医は、私にとって意外に身近な存在です。妹たちや母、自分も今までにたくさんお世話になってきた皮膚科医に、今興味を持っています。私はもともと本が好きなので、人体に関する本なども読んでいましたが、これからはさらに人体について詳しく知りたいです。中学生になったら、特に人体のことを知れる理科を積極的に学習したいと思います。
自分を信じていつも通りに
私が成基学園に入塾したのは、小学5年生の夏期講習会の時期でした。親友に誘われて、別の塾から転塾してきました。成基学園は授業がとても楽しく感じられ、塾を楽しみに過ごす日も時々ありました。前の塾では算国の2科で受講していました。学校の部活動やピアノのコンクールなど、ほかに時間を割きたい部分があったためです。また、正直なところ、友達と遊んだり家族で出かけたり本を読んだりする楽しい時間も捨てがたかったからです。ですが、「自主的に勉強する時間をとる」ということも苦手なため、前の塾のテストでは理科や社会の点数は思うように取れず、「理社が苦手」だと思い込んでいました。
しかし、成基学園に入塾するのを機に4科受講になると、理科の偏差値もぐんぐん上がり、自分は理科が得意なのだと気づけました。日曜進学教室(日進)の時期にもなれば、理科が一番安定して取れた科目になり、理科が好きになれました。受験の時にも支えとなるのではないかと思い、力を入れて取り組みました。得意科目と自覚したことにより、学習がより楽しく進められました。その際、最難関中学校と呼ばれるところの過去問をしていると、意味が分からないような問題も出てきます。そんな時、解説を見ながら親と一生懸命考えるのも楽しく、「受験の時に役に立つのではないか」と分かるたびにワクワクしました。
また、授業で受けた内容は必ず理解できるようにしようと心掛けました。先にも述べた通り、私は自主的に動くのが苦手なので、できるだけ授業内で最低限のことは理解しようと努め、分からなかったところは質問をしに行くようにしました。私が初めて質問にしに行ったのは6年生の夏期講習会期間で、算数のラプラスについてМ先生に質問に行きました。自分がどこまで理解できていて、どこが分からないのかを把握して質問対応してくださるため、分からないところが効率よく消えていき、嬉しかったです。それからはどんどん質問に行くようになりました。分からないところがなくなるので、自信のもとになります。
もう1つ、受験をするにあたって自信の1つになることを紹介します。受験直前期になるとともに、まだまだ成績を伸ばせる余地があると思った教科に特に力を入れ、指定される宿題にプラスして志望校(高槻中)と同じくらいの難易度の学校の過去問も演習するようにしました。別の学校で出題されたものと同じような問題が出ることも多々あり、実際に入試の時にも役に立ちました。
さて、私が志望校を高槻に定めたのは6年生の11月頃でした。
初めて学校見学に行ったとき、きれいな校舎と広い図書館、たくさんの実験室に一気に惹かれました。また、長期のターム留学があったのも理由の1つです。このような理由によって、私の志望校は最終的に高槻となりました。
受験当日、とにかくいつも通りにやっていれば大丈夫だという先生方や両親の言葉を信じて、受験会場に行った。しかし、得意な理科が思うように解けず心配だったが、結果は見ないまま受けた2日目B日程は私の得意な計算系が多く、安心しました。そのB日程の高槻中が終わり、家に帰ってきてからやっと両親や妹たちみんなで高槻中のA日程の合格発表を見ました。「もし落ちていたら」と思うと急に緊張し始めて、合格発表のボタンをなかなか押せませんでした。とうとう、「合格」の文字を見たとき、本当に安堵しました。結局B日程もありがたいことに合格をいただき、さらに高槻中にご縁を感じました。
これから受験に挑む皆さんには、やはり「いつも通り」入試を受けてほしいと思います。その年、急に傾向が変わったり難しくなったりと心配になる出来事も当日起こってしまうことがあるだろうと思います。そんな時も、合否はともかく落ち着いていつも通りテストを受けてほしいです。
また、入試本番までには、とにかく本番後悔が残らないようにしてほしいと思う。私には反省点がいくつかあります。
例えば、6年生になると、当然勉強が難しくなり、宿題も増えました。最初は「思ったよりいけるかも」と油断していたが、それが命取りだったのかもしれません。次第に宿題に遅れを取り始めていました。焦っても先走るのは気持ちだけで行動がなかなか改善できませんでした。もし不合格だったら、とてつもなく後悔しただろう。「あの時こうしていたら…」と受験日に思い、入試を受けるときに足を引っ張る要素となってしまうかもしれない。そんなことにならないように、受験本番には全力で、できることは全てこなしている状態で臨んでほしいです。
最後に、送迎をしてくれた父、お弁当を作ってくれた母、最後までサポートしてくださった先生方、本当にありがとうございました。感謝の気持ちをもって、中学校に進んでいきたいと思います。
保護者からのコメント
K・Yさん
小学5年生の夏まで別の塾に通っていましたが、成基学園に移ってからは表情も曇りが取れたようで、思い切って塾を変えて良かったです。小さい頃から読書好きで国語の心配はなかったものの、反面、他の教科には苦戦すると思っていました。方向音痴な所もあり、算数の図形問題など空間把握能力が必要な分野の問題がこなせるのか心配でした。しかし、先生方の熱心な指導のおかげで、受験までモチベーション高く進むことができました。(父より)
赤ちゃんの頃から好奇心旺盛な子でした。毎日お菓子やパン作り、何時間も公園で一緒に遊んでいたことが懐かしいです。自然の風を感じながら沢山の体験をして、真っ直ぐに育ってくれました。また、ピアノやバレエも全力で頑張ってきたことを心から尊敬していますし、勉強に対しても底力があると信じていました。最終的には担任のМ先生をはじめ塾で親子共々支えられたからこそ、第1志望校進学を決めることができ、感謝しています。(母より)
担任からのコメント
松田 孝之
他塾から成基に来て間もなく成績面でクラストップに君臨し、最後まで結果を出し続けましたね。周りから一目置かれることがプレッシャーになったことも、できることが当たり前に思わることが辛かったこともあったでしょう。それでも持ち前の負けず嫌いな性格を十二分に良い方向に発揮して、難易度問わず、正解したときは周りの別解に対して、不正解のときは自身の間違い方に対して「なんで?」と真っ向からぶつかり続けたあなたの学習に臨む姿は本当に素敵でした。
また、同じ小学校の友達とも「塾ではライバル」と言わんばかりに授業内ではシャットアウト、授業外では笑顔で友達と一緒に過ごしていたあなたの姿は私の中で模範生です。
Kさん、次のステージは中学校ですね。自信を持って進んでいきなさい。そしてこれからも、自分・家族・周りを大切にしてより成長していってください。