滋賀県立膳所高等学校(理数科) | 時間よりも精度を上げる【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立膳所高等学校(理数科)
合格-2017年度

わたしの志は、

患者を適切に診察し、病を治す最善の方法を伝える内科医です。

僕は幼い頃から祖父母が病に悩まされたのを目にし、小学校中学年の頃に母親までもが病に侵されました。その時僕は、ただ苦しむ姿を見て励ますだけでなく、もっと具体的な方法で力になりたいと考えました。だから僕は、正しい診察で身近な人々はもちろん、手の届く範囲で苦しんでいる人を助けられるような医者になりたいと思ったのです。まだまだその志を達成するには程遠いですが、この高校進学を、その第一歩にしたいと思います。

時間よりも精度を上げる

僕が成基学園に入塾したのは中一の春、小学六年生の三月でした。当時の僕は中学受験をするつもりだったのですが、実力不足も相まって臆病風に吹かれ、内部進学をすることに決めていました。しかし、中学受験をした塾の友人たちに負けるわけにはいかないと思い、三月という時期から、家の近くにある成基学園に入塾したのです。

中学一年生の成基最初の模試で僕の成績は一番でした。また、中学二年生の二学期ぐらいまでの成績も、さすがに全て一番というわけではなかったですが、トップレベルで安定させていました。しかし、中学三年生になった時、私の成績は急激に下がりだしたのです。

その原因は、中学二年生での苦手科目である英語の勉強不足でした。決して勉強していなかったわけではありません。むしろ多くの時間を英語に費やしていました。しかし、気持ちがたるみ、勉強の能率が下がっていたのでした。

中学一年生の頃は中学受験の同級生に負けてなるものかと考えていたために、モチベーションが上がり、また小学六年の時にハイレベルな勉強をしていたおかげもあって、大きなアドバンテージを持っていたと思います。しかし、中学二年生になるとその意識も薄れ、さらには英語の文法や単語の学習が本格化していき、発展問題にまで手が及ばなくなっていきました。これが中学三年生一学期での成績の落ち込みとなったのです。

しかし、それでも僕は英語をもっと勉強すればいいやと安易に考え、大きな変革もしませんでした。そして中学三年の六月頃から追い打ちをかけるように、得意であった数学の点数さえ、下がりはじめたのです。

その要因は主に計算ミスや読み間違いといったケアレスミスでした。しかし、いくら意識して直そうとしても直りません。実は、このケアレスミスは、無駄に増やし過ぎていた英語の時間の影響で、あまりとれていなかった数学の演習不足にあったのです。

この結論にたどりついた僕は、焦りはしたものの特に行動をおこしませんでした。楽観視してしばらくすれば戻るだろうと思ったのです。

その意識を大きく変えてくれたのが〈夏期学習合宿(合宿)〉でした。私は一番上のクラスに在籍することになったのですが、そこには凄いと思える人が多くいました。話をしている時や協力して問題を答える時、個人で黙々と問題にとりくむ時に私が解けないような問題をいとも簡単に解く姿を見て、自分の未熟さを痛感しました。そして小学校時代の友人たちに負けたくないという気持ちが甦ってきたのです。

その後から効率の良い勉強方法を捜し始めました。ケアレスミスに対しては演習量を増やし、自らが何を間違えたのかまとめたノートを作って、テスト前にノートを見ることで対策しました。英語では文法などの基礎はできていたために、受験校に合格するためには語彙を増やすべきだと考えました。後の〈日曜進学教室(日進)〉では散々な結果を初期に多くだしました。親とも相談して受験校のレベルを下げることも考えました。しかしそれでも諦めず、復習をして、成績を上げようと工夫しました。そして第五回の〈日進〉では全園で二番になることができたのです。

それから受験まではあっという間に時間がすぎさっていきました。

一週間に一度あった〈日進〉がすべて終わり、〈冬期講習会〉、〈正月特訓〉も過ぎて、受験が始まる二月になっていました。

この時の私の成績はあまり芳しくありませんでした。しかし、徹底的にやり込んだ赤本演習、先生方のアドバイスやサポート、そして自分のこの半年間やったことは間違っていないという確信が私に自信をもたせてくれました。

そしてその結果、受験した四校の高校のうち三校に受かることができ、もう一つの高校にも合格まであと四点にまでせまることができました。

この私の体験からみなさんに伝えたいこと、それは復習の仕方です。間違えた問題を復習するのは当然。しかし、その問題をただ何度も解くだけでは効率がよくないのです。どこで間違えたのか、何故間違えたのか、自分が今まで間違えた中で共通していることは何か、と詳しく分析し、その結果をどうやって直していけばいいのか試行錯誤して導きだす。こうすることが自分の弱点の克服、ひいては志望校への合格へとつながるのではないかと思います。

高校受験のために勉強をしつづけることは辛いことです。しかし、私もそうであったように、合格したい高校に合格した時の感動ははかりしれないほど嬉しいものです。みなさんもその喜びを目指してがんばってほしいと思います。

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