滋賀県立
東大津高等学校（普通科）
合格-2021年度

みんな笑顔でいられる世の中にするために、誰よりも気配りができる人になって周りの人たちの役に立つことです。

私は仲の良い家族や友だちに囲まれていて、そんな周りの人の役に立ちたいという思いが強く、この志を立てました。志を立てるときに先生からアドバイスをいただき、周りの人のために何ができるかを考えました。志を果たすために、これまで周りの友だちの話をたくさん聞いてきました。これからはできるだけ多くの人の悩みを聞いてあげたいと思います。

感謝の受験

私は小学四年生のときに、将来の夢を持ちました。それは、あこがれだった小学校の先生のような、学校の先生になることでした。そしてそのころに、友人のすすめで成基学園に入塾しました。私は成基学園で「志」について学びました。そして、学校の先生になりたい、というのは「夢」だということを知りました。それから私は志を見つけ、友人といっしょに勉強をがんばっていました。今はいろいろなことに興味を持つようになったので、まだ迷いがありますが、これからもう一度探していきたいと思います。

私は中学三年生の十二月まで、志望校を決められませんでした。だから、一、二年生のときは目標が定まらず、勉強をがんばることがあまりできませんでした。そして、中学校の定期テストの成績はどんどん落ちていきました。苦手だった数学は特にひどく、一年生のときの数学の点数と比べると約二〇点落ちていました。さすがに、このままではダメだと思っていましたが、どのように勉強すれば良いのかわからず、なんとなく勉強していました。そして、そのまま三年生になりました。さらに追い打ちをかけるように、新型コロナウイルスの感染拡大により、塾に行くこともできなくなりました。私はそのとき志望校を決めていませんでしたが、より多くの学校を選べるようにしたいと思い、できることをしました。普通の授業の代わりとして始まったリモートの授業で、苦手な数学のわからないところを勇気を出して質問したり、家で理科、社会の復習や苦手な単元の確認をしたりしました。そのおかげか、臨時休校の後の中学校の定期テストはだいたい中学一年生のときにとっていた点数と同じくらいでした。また、私は志望校を決めるため、さまざまな高校の体験入学に参加したり、ウェブサイトを見たりしました。そして、私は十一月にあった滋賀県立 東大津高等学校の体験入学に参加しました。静かでまじめそうな印象を受けたので、勉強に集中できそうだと思いました。教室などを見学し終えた後、部活を見学しに行きました。弓道部を見学しているとき、親切な先輩が、弓道部のことや学校のことなどいろいろなことを教えてくださいました。勉強に集中できる環境が整っていて、校風が自分に合っていると思ったので、東大津高校を志望校にしました。私は東大津高校に合格するために、冬休みは〈入試突破ゼミ〉のやり直しや〈県立高校対策講座〉に全力で取り組みました。〈入試突破ゼミ〉で成績が良く、順位が上がったときや、〈県立高校対策講座〉で英語の長文が読めたり、作文を見てもらったときに直しが少なかったりしたときは、とてもうれしかったです。〈県立高校対策講座〉は特色選抜のときにとても役に立ったと思います。そして、受験が始まる前の模試では、以前と比べると大きく成績が上がっていました。自信を持って受験できそうだと思いました。

試験当日は少し緊張しましたが、母が励ましてくれたので、落ち着いて受けることができました。

合格発表のときは、試験当日よりも緊張しました。合格だということを知ったときはうれしい、というよりも驚きの方が大きかったです。家に帰って家族に報告すると、飛びはねて喜んでくれました。私はそれを見て、とてもうれしくなりました。

私は私だけの力で合格できたとは思いません。たくさんの人の応援や支えがあったからこそ合格できたんだと思います。だから、私には感謝したい人がたくさんいます。「受験大変だけどがんばれ。」と応援してくれた仲の良い一つ年上の先輩、わからないところを教えてくださったり、何回も私が書いた作文を直してくださったり、良い勉強の方法や問題の解き方を教えてくださったりした成基学園の先生方、そして、毎日弁当を作ってくれたり、塾への送り迎えをしてくれたり、試験当日も励ましてくれたりした母、他にもたくさんいます。しっかり感謝を伝えたいと思います。

最後に、これから高校受験をするみなさん、不安なこともあると思うけれど、自分を信じてがんばってください。応援しています。