京都府立嵯峨野高等学校(京都こすもす科) | 道【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都府立嵯峨野高等学校
(京都こすもす科)
合格-2017年度

わたしの志は、

自然災害による被害を少しでも多く減らせることのできる建物を設計する建築士になることです。

僕は小学生の高学年くらいのときに、この志を持つようになりました。きっかけとなったのは祖父です。僕の祖父はデザイナーだったので、小さい頃から、何かを創造することに興味がありました。そのことから今に至ったのだと思います。しかし、一級建築士になるための道は非常に厳しいと聞きます。特に、理系に関することに力を入れなければなりません。だから僕は、志を実現させるために高校、大学と理系の道を歩みたいです。

僕は将来、これから世界で起こるかもしれない自然災害にもたえることのできる建物を設計し、世界に貢献するという志があります。小さい頃から、何かを作ったり考えたりすることが好きだったこと、また、祖父がデザイナーだったこともあり、僕は一級建築士になりたいと思うようになりました。そして、この夢を実現するためには、理系分野に力を入れる必要があるということを知り、そういった学校を探している中で、京都府立 嵯峨野高等学校を知りました。

僕は小学部のときから、成基学園に通っていました。中学部に上がった頃の僕は、どちらかというと勉強といえば、テストがあるときにするテスト勉強ぐらいで、正直あまり勉強をしていたとは言えませんでした。しかし、小学部から通っていたおかげか、模試などでは点数を取ることができ、それがかえって僕から勉強習慣をうばっていました。しかし中学二年生になり、勉強の内容も大きく変わり、今まで通りの勉強の仕方では点が取れないということに気付き始めました。中でも数学は、今まで得意だったはずなのに思うように点が伸びないということが何度もありました。だから、僕は、数学を苦手教科にしないように丁寧に勉強することにしました。そうすることで数学の成績を元に戻していくことができ、模試でも今までと同じような結果を残すことができました。しかしそのとき、僕はまた気が緩んでしまい、勉強から遠ざかってしまいました。

そして、そのまま三年生になりました。三年生になると〈夏期学習合宿(合宿)〉があったり、〈日曜進学教室(日進)〉があったりと、いろいろ忙しくなるということを知っていたのにも関わらず、僕は最初、あまり勉強に気持ちを切り替えることができませんでした。そして、〈合宿〉の会場やクラスを決める二回の模試では、一回目のテストが体調不良だったこともあり、あまり良い結果を残すことができず、奈良会場に行くことができませんでした。

奈良に行けなかった。これが僕を刺激する最初の出来事となりました。周りの友だちは自分の行きたいところで〈合宿〉をすることができているのに、自分は行けなかった。この事実が僕の勉強への考え方を変えることとなりました。そして〈合宿〉が始まりました。僕は、もう会場のことは考えずに、自分のやるべきことをとにかくしようと思いました。それでも悔しいという気持ちが抑えきれず、僕は奈良会場のテキストをコピーさせてもらい、〈合宿〉中にそれを解きました。そして僕は、この合宿を境に大きく変化しました。〈合宿〉のとき、僕は何度も周りを見渡しました。そのたびに僕は、周りとの差を実感させられました。このままじゃいけないと、このとき初めて感じました。そして〈合宿〉のとき、僕はある決意をしました。それは、嵯峨野高に絶対合格するということです。僕が嵯峨野高に行きたいと真剣に思うようになったのは、三年生の夏でした。

でも、行きたいと思ったものの、今の自分では到底かなわないということを痛感しました。それでも諦めたくなかったので、僕は途中で断念しない方法を考えました。そんなときに〈合宿〉で、自分の志望校と決意を述べるという自己紹介の場が設けられました。だから僕はこれはいい機会だと思い、このとき、嵯峨野高に合格すると宣言しました。そして、そう決めてからの日々は本当に一瞬でした。夏休みが終わるとすぐに〈日進〉が始まり、自分の未熟さに改めて気付かされました。それでも、ここで諦めてはいけないと思い、とにかく復習に励みました。しんどいことがあまり嫌いではなかった僕は、成績があまり伸びないときでも、とにかく復習と得意科目を伸ばすこと、そして苦手科目をなくすことに集中しました。また、僕は最初あまり丁寧に勉強をするということが得意ではなかったので、よく担任のM先生に、「丁寧に。」と声をかけていただきました。そして、いつのまにか僕はずっと勉強をしていました。でも、それは僕にとって酷ではなく、むしろ更に、確実に、自分は成長することができているという期待の方が大きく、いつしか勉強時間も今まででは考えられないくらい、長くなりました。

そして、〈日進〉も終わり、他のオプション講座も次々と終わっていきました。僕は〈日進〉が終わってから成績が伸びてきたので、オプション講座などでは、とても安定して授業を受けることができました。そして、いよいよ迎えた入試当日。僕は、あまり緊張していませんでした。それは自分のしてきたことに、自信を持っていたからです。そして、結果発表の日。自分の番号を見つけたとき、自分が歩んできた道を思いかえし、大きな達成感を得ました。

先生方、親、そして一緒にがんばった仲間たち、今まで本当にありがとう。言葉では表し切れないほどのものを、みんなにもらいました。この三年間を僕は決して忘れません。

そして、これから同じ道に進むみなさん。努力はすることに意味があります。しなければ何も始まりません。それを気付かせてくれるのも、また努力です。自分の限界に何度も挑戦し、がんばってください。

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