立命館宇治中学校
合格-2021年度

笑顔がたくさんの世界にするためにプログラマーになって、子どもから大人までみんなを元気づけることです。

僕は、小さなときからゲームをすることが好きでした。そして、僕も世界中の人を元気にすることができる作品を作りたいと思ったことがきっかけです。僕は、この志に向けて、これからプログラムの専門的知識を勉強していきます。誰も思いつかないようなアイディアを考え出すために、さまざまなことを体験し、作品作りのための力をたくわえたいです。

ねばり強くたたかい続ける

僕が成基学園に入塾したのは、小学五年生の十月です。初めの頃は、授業についていけるかどうか不安な気持ちでいっぱいでした。その不安の通りに、自分より先に入塾した人たちとの差におどろきました。授業では、学校では習わないことが扱われ、成基学園に通う人たちは、学校の友だちの誰よりもたくさん勉強していました。それでも、成基学園の授業についていくために、必死で食らいついていきました。そうしているうちに、家庭学習への姿勢が変わり、入塾前と比べると学習量が大幅に増えました。

僕が受験勉強を通じて嬉しかったことは、学校の授業でわからないものがほとんどなくなり、友だちに教えることもできるようになったことです。また塾にも友だちができて、塾に行くのが楽しみになりました。

もちろん嬉しかったことばかりではありません。友だちが遊んでいても、自分は遊ぶことができなかったり、夜寝る時間がおそくなってしまったりすることが辛かったです。そして、なかなか成績があがらない時期が続いたことが何よりも苦しかったです。そのときに心がけたことは、「わからない」をわからないままにしないことです。自分がどうしてその問題をまちがえてしまったのかを振り返って考え、あきらめずに解き直しました。それでもわからない問題は先生に質問し、同じ単元の問題を何問も解きました。それを繰り返して繰り返して、6年の十月下旬にようやく成績が伸びました。あきらめずにがんばった成果があらわれて本当に嬉しかったです。

また、九月に受けた〈小六算数集中特訓〉で、大きな手ごたえをつかむことができました。苦手な算数をみっちり学ぶことができ、新たに解き方や考え方を知ることができました。そのおかげで、その後の模試では、それまで解くことができなかった問題に対応することができるようになりました。

そうして少しずつ自信をつけ、入試当日を迎えました。僕は入試前にＹ先生からいただいたアドバイスや注意事項を思い出しながら入試会場へと向かいました。試験中は、自分でもおどろくほど落ち着くことができていました。持っている力を出し切ることができたと感じました。

合格発表の日は、心配な気持ちと、わくわくするような気持ちの両方がありました。自分の番号を見つけたときはとても嬉しかったのですが、まったく実感がわきませんでした。一日後に合格証が届き、それを手に取ったとき、ようやく少し実感がわきました。

僕が一番感謝したい相手は両親です。母はどんなに忙しくても、お弁当を作ってくれたり、寒さ対策をしてくれたりと、僕の体調を第一に考えてくれました。父は、塾からの帰りがどんなに遅くなっても、仕事終わりに迎えに来てくれました。二人の支えがあったから、がんばることができました。

これから受験をがんばるみなさんに伝えたいことは、どれだけ辛くても、がまんしなければいけないことがあっても、「絶対にあきらめない」ことです。成績があがらなくても、模試の志望校判定がよくなくても、ねばり強く続けることで良い結果に結びつくと思います。

僕の志は、プログラマーになって、大人から子どもまで楽しむことができるゲームを作り、人を笑顔にすることです。志を実現させるために、この中学受験の経験をいかし、どのような困難にあってもあきらめず、何度でも挑戦して、立ち向かい続けていきたいと思っています。

入塾した頃から志望校に決めていた立命館宇治中学校に入学しても、成基学園で学んだ「あきらめない」ことを大切にし、たくさん勉強して、たくさんの仲間を作って、充実した中学校生活を送りたいと思っています。

ここまで支えてくださった両親と、塾の先生に心から感謝しています。本当にありがとうございました。