京都市立堀川高等学校 | 「なぜ?」という気持ち【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都市立堀川高等学校
(探究学科群)
合格-2022年度

わたしの志は、

あらゆる人々の悩みを解決するために、社会に貢献できる開発者になることです。

きっかけは台湾在住の父から送られた一本の動画だった。それは「Society5.0」についての紹介動画で、デジタル技術を用いて私たちの未来を創っていこうという内容のものだった。そこで、私は科学技術によって人々の笑顔にあふれる姿を目の当たりにした。私も、自分の作ったものであらゆる人々の悩みを解決し、笑顔あふれる社会にしていきたい。動画を見終わった頃には、私の心はワクワクでいっぱいだった。

「なぜ?」という気持ち

「なぜ?」

思い返してみれば、この言葉は、私の受験期、いや、人生におけるキーワードであったように思う。

私は子どもの頃から、あらゆるものが不思議で仕方なかった。事あるごとに「なぜ?」という疑問が心の底から湧いて出た。そんなときはいつも、周りの大人に訊いたり、自分で調べたりするなどして、自分なりの納得する答えを見つけていた。

中学一年生に上がり、私は学校で京都市立 堀川高等学校のポスターをふと目にした。そこにはキャッチコピーとして「すべては君の『知りたい』からはじまる」と大きな文字で書かれていた。一体何秒だったろうか、あの言葉に目を奪われていたのは。私は、その言葉が頭に焼き付いて離れなかった。

それから間もなく、私は堀川高校の学校説明会へ赴いた。美しい校舎、威厳をも感じる巨大な振り子、充実した学習設備に私の心は釘付けだった。 「ここなら自分の『なぜ?』を解決してくれる」。私は心の底から堀川高校へ行きたいと思った。あのときのワクワクを、私は今でもよく覚えている。

堀川高校が京都屈指の難関校だということはよくわかっていたから、これからはもっと勉強に本腰を入れようと、親に塾へいきたいと頼んだ。そこで、近くの進学塾を探して見つかったのが、後にお世話になる成基学園であった。これが一年生の一月の話である。

成基学園で一番心に残っている講座は、三年生の夏休みの〈お盆特訓〉だ。私は最上位のクラスに選ばれた。教室の異なる全園の猛者たちと、四日間授業を共にすることとなった。私はそこで自分の立ち位置を知った。塾全体では、私はそこまで賢くないという現実を痛感した。 一日目は、その現実を前にして気持ちが折れかけたが、私は諦めなかった。帰宅するやいなや、私は鞄からテキストを取り出し、その日の復習をした。この四日間で得られたものは、私の受験生活に大いに役に立った。

九月からは〈日曜進学教室(日進)〉が始まった。〈日進〉といえば、テストを受けたその日に結果がわかり、全園での順位が貼り出される。〈お盆特訓〉では悔しい思いをしたから、そこにできるだけ名を残そうと、毎回命を懸ける心意気でテストに臨んだ。私は人一倍、順位の変動に敏感なタイプであった。しかし、今思えば、それでよかったのだろう。というのは、嬉しい・悔しいという自分の感情が次への大きな原動力となったからだ。「次は絶対に一位を取る」、「もうあんな点数なんて取らない」こんな言葉を紙に書いて部屋に貼りさえもした。 〈日進〉を通して、私は単に知識のみならず、テスト後のメンタルケアや効率的な復習のメソッドを学ぶことができた。

〈お盆特訓〉にしても、〈日進〉にしても、いつも私の心の底にあったのは、「なぜ?」という気持ちだ。「なぜ結果が伸びないのか」、「なぜここを間違ってしまったのか」。私は常に自分自身に疑問を投げ続けた。 「なぜ?」という気持ちは、ときには自信に、ときには反骨心となって、私の背中を押し続けてくれた。

また、この気持ちは、私と人とをつなぐきっかけともなった。いよいよ受験も大詰めとなった二月、私は何度か塾の友だちと「疑似入試」を行った。これは名前の通り、実際に時間を計り、先生に採点をしてもらい、本番の入試同然のようにテストを行うというものだった。私たちはテスト後に、必ず「なぜ」この問題を間違ってしまったのか、議論することにしていた。お互いに指摘し合い、ときには議論が白熱することもあった。私は、共に教え合うその時間がたまらなく好きだった。このように、「なぜ?」を追求する過程で、私は人とのかけがえのないつながりを感じてきた。

入試当日はとても緊張したが、友と励んだあの二月の日々を思い返せば、心なしか気持ちが和らいだ

合格発表のとき、サイトに自分の番号を見つけた瞬間、支えてくれた周りの人たちの姿が頭に浮かんだ。彼らへの感謝の気持ちと、受験のプレッシャーから解放された安心感とが混ざり合った、複雑な感情だった。そして何より、「疑似入試」をともにした友だちがみな合格したのを聞いて、本当に嬉しかった。

「なぜ?」を追求し続けたからこそ、私は志望校に合格することができた。そして今、私の志は、あらゆる人々の悩みを解決することのできる開発者になることだ。 これには、困った人々の視点から物事を見つめ、「なぜ?」と問う力が必要だ。志実現のためにも、私は受験で育んだこの「なぜ?」という気持ちをずっと大切にしていきたい。

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