京都市立堀川高等学校 | 甘い自分に打ち勝って【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都市立堀川高等学校
(探究学科群)
合格-2018年度

わたしの志は、

患者さん一人ひとりを気遣える優しい医師になり、それぞれに合った治療をして寄り添っていくことです。

幼い頃から僕の身のまわりには重い病気で苦しんでいる人が多くいたため、自然とそんな人たちを助けられるようになりたいと思うようになりました。僕も生まれつき右目が悪く、眼科の先生にお世話になっていました。先生はいつも優しく接してくださり、治療についても僕の気持ちに寄り添いながら進めてくださいました。そんな姿を見て、僕も人を気遣える優しい医師になりたいと思いました。志に向け、これからも努力していきます。

甘い自分に打ち勝って

僕が成基学園に通い始めたのは、中学一年生のときでした。幼い頃から、医師になりたいと思っていた僕は、中学校入学と同時に塾に入ろうと決めていました。そんな中、体験授業を受けたのが成基学園でした。授業の雰囲気が勉強に集中できそうだったので、入塾することにしました。

僕が入塾して初めて入ったクラスには、もう一つ上のクラスがありました。僕は、そのクラスに入ることを目標に、宿題はもちろん、毎回の授業の復習にも一生懸命取り組みました。その結果、一年生の夏ごろの模試で目標とする偏差値をとることができ、クラスを上がることもできました。しかし、それ以降は上位クラスに上がれたという安心感から、宿題こそするものの、特に力を入れて模試や授業の復習をするといったことはなくなってしまいました。そうしているうちに一、二年生の日々は過ぎていきました。

そして迎えた三年生。最初は、受験生という意識は全くありませんでした。これまでと同じように授業を受け、宿題と復習をするだけの毎日でした。塾で行われるVもしでは、授業の復習をきちんとしていれば点数がとれていたので、このままでもいいのだと僕は油断していました。そんな甘い僕を、八月にあった四泊五日の〈夏期学習合宿(合宿)〉が変えてくれました。〈合宿〉ではVもしの成績によって組が分けられ、僕は一組に入ることができました。一組のメンバーたちは、僕の知らないことをいろいろ知っていたり、僕が全然点数をとれない小テストで当たり前のように満点をとっていたりして、自分とのレベルのちがいに圧倒されました。また、授業は高校入試の先を意識した内容も当然のように扱われ、非常に速いスピードで進みました。僕は焦り、とても不安になりました。しかしそのおかげで、もっとがんばろうと思えました。そこで僕は、まずはこの〈合宿〉で結果を残してやると決め、入浴後の三時間の自習時間を集中して取り組みました。その日の授業の内容をテキストやノートを見て復習し、理解が不完全だったところは先生にその場で質問をして、必ずその日のうちに理解しきることを意識しました。これまでは三時間続けて勉強することはなかなかありませんでしたが、やるべきことを決め、集中して過ごした三時間はあっという間に感じられました。そして、この自習時間のがんばりのおかげで、〈合宿〉の半ばにあった中間テストでは一位を取ることができました。

自分のこれまでの取り組みが甘かったことを痛感した〈合宿〉が終わり、九月に入ると〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。第一回目で僕は全園五位をとることができましたが、それ以降は回を重ねるごとに順位が落ちていきました。どうすればいいのかと悩んでいたころ、ちょうど後期の面談がありました。その面談で、担任のN先生に「自分の力を過信しすぎて、全力で勉強しているようには見えない」と厳しい指摘をされました。確かに、その通りでした。〈日進〉は入試問題以上の非常にハイレベルな出題ばかりだったため、解けない問題があっても仕方がないと心のどこかで思っていました。そして復習もろくにせず、目を背けるように過去問ばかり取り組んでいました。また、甘い自分に負けるところでした。それ以降、手を抜かずに〈日進〉の復習もするようにしました。

そして年が明け、迎えた〈正月特訓〉。〈合宿〉で同じ組だったメンバーたちと再会し、各々さらにレベルアップしていることを感じて、また大きな刺激を受けることができました。入試まで残り一ヵ月。この特訓のおかげで僕はラストスパートをかけることができました。

私立入試が終わると、あっという間に京都市立 堀川高等学校の受験日となりました。第一志望校だという緊張で、朝起きてからずっと手の震えが止まりませんでした。学校に着くと、校門前にF先生がおられ、温かい言葉をかけてくださったおかげで、緊張が少しほぐれ、落ち着いて教室に入ることができました。最初の教科は苦手な国語でした。手応えが全くなく落ちこみましたが、F先生が「前の教科を気にしたら駄目だ」と仰っていたのを思い出し、気持ちを切り替えてなんとか集中して最後の教科までやり切ることができました。

迎えた結果発表の日。学校に着くと、すでに多くの人が集まっていて、中には泣き崩れている人もいました。不安でいっぱいになりながらも掲示を確認していくと、自分の番号を見つけることができました。そのときはもう嬉しくて、笑みが止まりませんでした。三年間支えてくださった親や先生方のおかげでがんばり続けることができました。本当にありがとうございました。

これから入試を受けるみなさん。きっと苦しいこともたくさんあるでしょう。そんなときは諦めず「やれることをやろう」と前向きに挑戦してください。それが自分を成長させてくれます。志望校に向け、がんばってください。

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