滋賀県立膳所高等学校(普通科) | 努力【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立膳所高等学校(普通科)
合格-2017年度

わたしの志は、

古生物学者になって、現在の地球環境を守ることです。

「これだ…!」本を見ながらそう叫ぶ私の姿がこの三年間で二回あった。一回目は、古生代のカンブリア紀の頃の図を見たとき。二回目は、「ミミズによる廃棄物処理」についての文章を読んだあと。どちらも、古生物学者になりたいと強く感じた瞬間だった。現在の環境問題に向きあう上で、化石の研究と「ミミズによる廃棄物処理」の研究は、重要になると思う。だから、強く興味をひかれたこれら二つのことを研究する、と決意をした。

努力

私の中学校生活を一言で表すと、「努力」だ。「努力は必ず報われる。報われない努力があるのなら、それはまだ努力とはよべない。」この言葉を信じて進んできた。

私が入塾したのは、新中学一年生のためのプレスクールが始まった頃だった。小学校のテストは、たとえ知識がうろ覚えで理解が浅くても高得点をとることができた。しかし、そんな状態で点数を稼いでいた自分がだんだん嫌になっていた。そして、もっと理解を深めるような勉強がしたいと思った。

一言も聞き漏らすまいと集中して受けたプレスクール。思い切り勉強ができて、楽しかったが、第一講でつまずいてしまった。数学で学んだ、「正負」という考え方が全く理解できなかった。またその後に習ったさまざまな法則、たとえば交換法則や結合法則は、小学校で習ったときからわからなかったので周りの友人がすぐ理解できている様子をみて、より焦りを感じるようになった。そんな状態でも、苦手な数学の勉強を進めていけたのは、先生が丁寧に質問に応じてくれたからだった。

二年生になって、英数ともに担当の先生がかわった。そのとき初めて数学のS先生に出会った。S先生に質問したあとは、いつも理解が深くなった。なにより、将来役に立つような数学の知識や考え方など、より専門的なことも教えてくれて楽しかったから、私は毎日のように質問をしにいった。

そして、どんな時もコツコツと勉強を続けていくようにした。

二年生の六月の学力テストで、数学で満点をとったとき、私は喜ぶと同時に、「これで終わらせてはならない」と自分に言いきかせた。しかし、九月の学力テストから、順位は下がる一方だった。その時、一回一回の模試の結果に左右されていた、ということに気づいた。自分では、結果にうかれていたつもりはなかったが、無意識のうちに以前より勉強をしなくなっていた。それに気づいたときから私は意識してしっかり学習するようになった。模試でもまた順位を上げることができるようになった。

しかし、中学三年生の夏休みの〈夏期学習合宿(合宿)〉で自分はいかに実力がないかを思い知らされた。私は奈良会場の一組の中で勉強をした。勉強時間の多さに疲れてしまうということはなかったが、わからない問題が多すぎて復習が間に合わない、テストの結果は悪く、他の組の子よりも点数が低い、という状況で精神的に辛くなる場面が多くあった。そんな中でも私ががんばれたのは、周りにもっとがんばっている友人が多くいたからだった。どのクラスの子も、難しい問題に必死に取り組み、基本の問題も気を抜かず真剣に勉強をしていた。そんなやる気あふれる姿を見て、私もまだまだやれる、まだ限界じゃない、と思えるようになった。

〈合宿〉に続くように、〈日曜進学教室〉が始まった。そこで一番苦しんだのが、自分の希望の進路と成績が結びついていなかったことだ。理系に進みたいのに、数学と理科の点数が低い。だから将来の職業も考え直したほうがよいのではないか――。自分でもそう思い始め、家族にもそう言われた。しかし、私は、「どの分野でも絶対苦労はするはず。だから私は好きな生物の研究をすることや、そこまでの道に向けて努力をしていきたい。得意だから、という選択はしない。」と周りに宣言をした。そうして、自分の「志」を確かめたことで、気持ちを新たにし、より苦手な科目の勉強に力を入れた。

そんな私の受験勉強を支えてくれたのは数十冊もの、数学のノートだった。

数学科のS先生は、ノートを提出するたびに丁寧にコメントを書いてくれる。コメントは、偉人の名言がほとんどで、読むのが楽しみだった。そして、いつも必ず最後に、「私は君を応援しています。」とあり、努力を認めてもらえているのだと、読むたびに嬉しくなった。また私も、ページの上にあるスペースにたびたび「志」を書いたり、ビートルズの歌詞を書いたりして、勉強への心構えを、自分の中でととのえた。ノートは私にとって勉強をする上で最も大切なものだった。だからこそ、受験直前期には、使い終えたノートの山を見て励まされたのだと思う。

そして迎えた入試本番。どこの試験を受けるときも、不思議と緊張することはなかった。また、特色選抜で不合格だったときは、すぐに立ち直り、一般選抜でがんばるしかない、と対策を始めた。この三年間、成基学園での学習を通して、精神力を高めたからこそ、一般選抜までしっかりと勉強を続けられたのだと思う。

最後になりましたが、私を支えてくれる家族や、周りのみなさま、本当にありがとうございました。これからも私は、夢に向けてがんばっていきます。そして、「努力」し続けます。

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