滋賀県立膳所高等学校(普通科) | 祖父の願いに応えて【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立膳所高等学校(普通科)
合格-2016年度

祖父の願いに応えて

私の夢は、患者に信頼される医師になることである。私がその夢を持ったきっかけは、かかりつけの先生との出会いだ。その先生はどんなに病院が混雑していても、患者さん一人一人と真剣に向き合って丁寧に診察し、いつも私たちを安心させる言葉をかけ、わかりやすく説明してくださる。そんな先生の姿を見て、私も先生のような医師になりたいと思った。
私が成基学園に入塾したのは、小学五年生のときだった。小学校の頃は勉強が苦になったことはなく、通塾がとても楽しかった。しかし、中学校へと進学し、夜遅くまで授業を受けるようになると、だんだん勉強が辛くなり、中二の頃は成績が下がってしまった。私は、滋賀県立 膳所高等学校の受験をずっと目標にしていたが、もう、それも無理かもしれないと思ったことも何度もあった。
そんな中、いつも私を応援してくれたのは祖父だった。祖父は、今から十五年前に癌が見つかり、それからずっと病と闘い続けてきた。病気に対して、決して屈しない祖父を、私はいつも心から尊敬してきた。祖父は、私の勉強の悩み、学校の悩みなど、何でも相談に乗ってくれた。そしていつも、「お互いがんばっていこう。でも無理は禁物やで。」
と言って励ましてくれた。私はその言葉に背中を押され、なんとか踏みとどまろうと努力した。

中三の五月、成基学園から配布された冊子に〈TNR特訓〉の案内が載っていて、とても興味が湧き、特訓に参加してみることにした。特訓は予想以上に難問ばかりで、私は周囲のレベルの高さに何度も驚かされた。ここに私がいて良いのかと、授業中は手が震えることもあるくらいだった。しかし、この特訓に参加したことが私を大きく変えた。わからない問題があってもいいから、なんとか授業についていけるようにしようと猛勉強した。このとき、二年生の頃からずっと下がり続けていたテストの成績が少し上がった。 
しかし中三の六月、私を一番応援し、膳所高校合格を心から願ってくれた祖父が他界した。祖父には、私が合格し、高校生になった姿を見て喜んでもらいたかったのに、それが叶わなくなってしまったと考えると苦しかった。祖父が亡くなってから少しの間、やる気があまり出ず、勉強が手につかないこともあった。しかし、祖父は十五年間も病気と闘ってきたのだから、私もがんばってその期待に応えなくてはならないと思うようになり、少しずつ立ち直ることができた。
中三の夏、私と同じように膳所高校を目指す同級生と勉強したいという思いから、知求館ギャザから大津石山教室のSクラスに入った。そこで私は、仲間と共に学習するアクティブ・ラーニングの大切さを知った。グループで一つの問題を議論しあうことは、自分の予想しなかった考え方などを知ることができたり、自分の知識不足に気付けたりしたので、非常に有意義かつ画期的で、自分の成長につながったと思う。
〈夏期合宿〉は、奈良パークホテルの二組だった。高いレベルのクラスに入れたことはとても嬉しかったが、確認テストでは良い点が取れず、二組の中でもビリから三番目で非常に悔しい思いをした。しかし、今までこんなに長時間勉強し続けたことはなかったので、辛く、苦しい思いを何度もしたが、学力面だけでなく、自分の勉強と向き合う姿勢や忍耐力といった精神面でも大きく成長できたと思う。
〈日曜進学教室(日進)〉は、自分のレベルを把握することができるので、受けてとても良かったと思う。即日採点だから、気になる点数がすぐわかるのは良いが、毎回、自分の成績と対峙しなければならない。だから、毎週成績のことで一喜一憂していた。数学では十点という点を取り、すごくショックを受けたこともある。しかし、回数を重ねる毎に安定して膳所高校のボーダーに乗るようになり、入試のときの安心につながったと思う。
新年を迎え、入試が近づいていることを実感してくると、精神的に不安定になることがあった。しかし、学園の先生方や母の励ましで、私立入試までモチベーションを高めていくことができ、全ての学校に合格できた。その結果のおかげもあり、私立入試から公立入試まで、やる気を損なわずに気持ちを持っていくことができた。公立入試の日、やはりとても緊張した。しかし、自分はここまでやってきたのだから、絶対に受かると心の中で思ったら、緊張が和らいでいくのがわかった。
合格発表のとき、祖母と自分の受験番号があるのを見て、思わず少し泣いてしまった。合格できたことへの喜びと、私をここまで成長させてくれた知求館ギャザ、大津石山教室の先生方やスタッフの方々、そして、励まし続けてくれた祖父や家族への感謝の気持ちが一気にこみ上げてきた。
成基学園の先生方、今まで本当にありがとうございました。夢に向かって前進していきます。

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