滋賀県立膳所高等学校(普通科) | 時間を言い訳にしない【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立膳所高等学校(普通科)
合格-2015年度

Y・Mさん

時間を言い訳にしない

私はまだ、将来の夢を明確に決めていないが、直接人の助けとなるような仕事に就きたいと考えている。なぜなら、自分の力で誰かを救うことには、大きなやりがいが感じられるはずだからだ。まず、自分の夢を明確にしなければならない。その ために、高いレベルの環境でさまざまな経験ができる滋賀県立 膳所高等学校を目指そうと考えた。

私が成基学園に入塾したのは、中学三年生の頃だった。私は、それまで塾というものに通ったことがなかった。だから、受験に関しての情報も少なく、受験を甘く見ていた。そして、成基に入ってから夏までの数ヵ月、特に危機感を持つこともなく、勉強をそれほど熱心にしてこなかった。

そんな中、〈夏期講習会〉が始まった。私は中学校で、ラグビー部に所属していた。そのため、夏はより一層部活に力を入れるようになり、勉強にかけられる時間は多くなく、塾を休む日も何度かあった。そして、「御所西 京都平安ホテル」での〈夏期合宿(合宿)〉を迎えた。部活の合宿と重なり、二日目からの参加となった。クラスに入ると、今までに感じたことのないような雰囲気だった。各々が真剣に机に向かい、自習している姿に強い刺激を受けた。三日目にテストがあり、その晩、その順位が張り出された。私は約二百人いる中で、最下位に近い順位であった。そこで私は、自らの甘さと未熟さを痛感させられたのである。その順位には大きなショックを受けたが、同時に私に勉強に対する熱意を与えてくれた。〈合宿〉は、私にとって不可欠な経験であったように思う。

そして九月に入ったが、所属していたラグビー部は十一月に近畿大会を控えていたため、多くの人が夏に部活を引退し、本格的に受験勉強を始める中で、私は部活動を続けていた。そのため周りと比べて、明らかに勉強にあてる時間は少なかった。しかし、本番では同じように競わなければならないため、時間を言い訳にしないと誓った。

九月からは、〈日曜進学教室(日進)〉が始まった。〈日進〉では、初めて見る問題ばかりで、思うように点数が取れず、成績は安定しなかった。膳所高校の合格ラインに達することもあれば、下回ることも多くあった。勉強時間は限られていたが、〈日進〉の復習や苦手分野の復習に取り組むことで、〈日進〉の成績は少しずつ上げることができた。部活と勉強を両立することは簡単ではなかった。しかし、学校や塾で部活をしっかりやりきることで、その後、上手く気持ちを切りかえられると言われていた。私はその言葉を信じて、部活の続いている間は、部活を中心として精一杯取り組んだ。

十一月の初め、部活を引退し、本格的に受験勉強にうちこみ始めた。それまで限られた時間の中で精一杯勉強はしてきたが、やはり周りと比べてその量は少なかった。だから、それからはその差を埋めるために努力した。誓いの通り、時間を言い訳にしないためには、人一倍努力しなければならないと思った。〈日進〉などで、周りに後れを取っているように感じていたため、土曜は教室が開いてから閉まるまで、平日は学校から帰るとすぐ塾へ行き、教室に入って勉強するようになった。内容は苦手分野の問題を徹底的に繰り返すことと、特色選抜入試の総合問題の過去問が中心だった。また小論文は、教室内のボックスに提出し、何度も添削してもらった。そのおかげか、初めは全然書けず、苦手だった小論文がすらすら書けるようになった。〈日進〉も終わりの頃になると、部活引退後の成果が徐々にあらわれてきて、成績も安定してきたので少し自信がもてるようになった。

その後、〈正月特訓〉や〈直前特訓〉を終え、特色選抜入試に向けてできる限りの対策はできたように思った。そして、特色選抜入試の当日を迎えた。当日は自信を持ち、落ち着くように心がけて臨んだ。テストの内容は想像以上に難しく、終わると全く自信がなかったが、無事に合格することができた。

私がこの受験を通して感じたのは、自分の置かれた状況を言い訳にせず、その状況に応じて、精一杯努力することが重要であるということだ。
自分のすることがいくつもあった場合、何か一つのために他を疎かにするのではなく、それぞれをしっかりとやり遂げる必要がある。それが悔いを残さないための最も良い方法だと私は考える。

最後に、私を支えてくれた両親や、たった一年で合格まで導いてくださった先生方に本当に感謝しています。
ありがとうございました。

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