洛南高等学校附属中学校 | 感謝の思い【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛南高等学校附属中学校
合格-2013年度

F・Aさん

感謝の思い

ぼくの夢は、ツアーコンダクターになることです。ぼくがこの仕事につきたいと思った動機は、地理が得意で、様々な都市の文化に興味があるので、自分に合っていると思う からです。この仕事につきやすい大学に行くために、第一志望校を洛南高校附属中学校に決めました。

洛南高附中に行きたいと思い始めたのは、ぼくが成基学園に入ったばかりの五年生の春です。入塾前は、とても緊張していて、授業が厳しいと思っていました。しかし、初めて授業を受けたとき、解説がわかりやすく、授業が楽しいと感じました。同時に、ぼくは五年生の間にたくさんの学校を見学し、パンフレットをもらいました。そのとき、洛南高附中には登山やスキーなどの行事があり、自然と思いきりふれ合えることを知り、行きたいという気持ちがとても深まりました。

しかし、六年生になって、五年生のときのような家庭学習のやり方では合格できないかもしれないと思い始めました。五年生のころは、塾のない日は友だちと遊んでいました。六年生になってからは塾が週に四日あり、日曜日には「最難関特訓」や「日曜進学教室(日進)」も始まりました。そうなってからは、余裕のできたときしか遊ばないことにしました。「日進 エントランスコース」が始まり、一、二回は二十位あたりでした。慣れてくると、十位以内に入ることも多くなり、喜んでいました。しかし、「ベーシックコース」の何回目かに百十九位という成績を出してしまい、少しあせりました。でも、両親がぼくをはげましてくれました。そのおかげで、ぼくは落ち着くことができました。家庭で勉強をたくさんするようになると机の上が散らかりだして、必要なプリントをすぐに出せなくなってきました。それではいけないので、片づけをきちんとする習慣をつけるようにしました。

「日進」もコースが変わり、「ウルトラコース」になると、十位以内に入ることがさらに多くなってきました。ぼくの得点源は社会と算数でした。特に、算数は難しい問題も点数が下がることなくできました。苦手だった国語も記述が書けるようになっていき、偏差値が五十を切ることもありましたが、安定して五十五以上を取れるようになりました。しかし、理科だけが下がっていきました。低いときは偏差値が五十を切ってしまいました。だから受験当日までに、緑本の最難関中学を中心に、過去問をどんどん解き直していきました。

そして、洛南高附中の受験当日。洛星中学校に合格したこともあって、緊張も少ないと思っていましたが、前の晩に寝られなかったこともあり、試験前から泣きそうでした。初めの試験は国語でした。これは知識系の問題もある程度解けてよかったのですが、得意の算数が難しく感じられ、とまどってしまいました。しかし、うまく気持ちを切りかえたので、その後の理科・社会にひびくこともなく、試験を終えることができました。ぼくは両親に、受験の手応えと、合格が危ないことを伝えました。ぼくが暗い気持ちでも両親は、ぼくの合格を信じ続け、はげましてくれました。

洛南高附中の合格発表のとき、ぼくは父と電車に乗って行きました。そして、玄関の合格者掲示の場所に駆けよりました。ぼくは眼鏡をかけていなかったので、よく見えなかったのですが、ぼくの受験番号「八十七」がしっかり見えて、「あったぁ。」と大きい声でさけびました。そして父に抱きつきました。そのときのぼくは、今までに経験したことがないくらい、喜んでいました。結果を母に伝えると、家でも、とても喜んでくれました。

合格したぼくは今、家族に感謝しています。塾に行かせてくれたり、送り迎えをしてくれたりした両親や、ゲームをがまんしてくれた兄弟。家族は、受験生のぼくと同じくらい大変だったと思います。

ぼくから後輩へ伝えたいこと。それは、家族に迷惑をかけていることを、しっかり自覚してほしいということです。そして、自分の身の回りを自分で片づけることです。自分でできることは自分でやってほしい、何もかも、家族に甘えるのはやめてほしいのです。ぼくもこれから、苦しいことがあってもくじけず、自分の夢に向かって、がんばろうと思います。

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