洛星中学校 | 逆転勝利【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛星中学校
合格-2019年度

竹ヶ原 壮くん

わたしの志は、

苦しんでいる人や困っている人を健康に、笑顔にすることです。

僕は、保育園の頃から医師を志していました。その後、発酵関係の本を何冊か読んだことや、微生物がたくさん出てくるアニメを見たことがきっかけで、食から人の健康にアプローチする方法もあることに気付きました。今では医師か研究者となり、人々を健康に、笑顔にしたいと考えています。そのために努力を続けていきます。

逆転勝利

僕が成基学園に入塾したのは、小学二年生の途中です。

洛星中学校を意識し始めたのは、三年生のガイダンスのときです。自由な校風の男子校に、何となく憧れを抱きました。その後、成績の波はあるにせよ三年生、四年生と順調に勉強を進めてきましたが、四年生の途中から参加したピアノコンクールで勝ち進むにつれ、勉強とのバランスが崩れていきました。転げ落ちるように成績は下がり、トップクラスから下のクラスになってしまいました。コンクールは好成績でしたが、周囲の人たちからの応援がプレッシャーとなったことなどから終了後、全てのことに意味が見出せなくなりました。いわゆる燃え尽き症候群だったのだと思います。結果的に学校にも登校できなくなり、行ったり行かなかったりが六年生になるまで続きました。

いつごろからか塾も休みがちになり、宿題は何ヵ月も遅れ、算数のショートテストでは何度も〇点を取りました。オープンテストでは偏差値三十台が続き、家の中でも荒れるなど、自分にとっても家族にとっても辛い時期でした。この頃、父の単身赴任が決まり、僕を見かねた母は、「受験をやめて引っ越しをして、新しい土地で一からやり直してもいいよ。」と提案してくれました。母も仕事を辞める覚悟で僕に言ったのだと思います。しかし僕はその選択肢を蹴り、ここにとどまることを決意しました。

どん底の中、洛星中のクリスマスタブローを見に行きました。ちょうどこの年、従兄弟が洛星中に入学し、タブローに参加したからです。これを見て苦しい中でもやはり、僕は洛星中に行きたいと、そのとき強く思いました。タブローも一つの発火材になったと思います。

ようやく、少しずつやる気が戻ってきたので、両親に算数をやり直したいと頼み、ゴールフリーにも通い始めました。

六年生になり、気持ちを切り換えて再スタートを切りました。一番下のクラスからのスタートでしたが、一番上のクラスにもう一度戻り、洛星中に合格してやるという強い意志が芽生えていました。少しずつ学校にも登校できるようになり、生活のリズムも戻り、塾の成績も上がってきました。夏休み前にやっと一つクラスが上がり、ようやくエンジンがかかり始めました。

夏休みになり、以前から苦手だった算数を何とかしたいと思い、勉強時間の半分以上を算数に費やしました。おかげで苦手意識が少し克服できたように思います。〈夏期学習合宿〉では、他の教室の人たちに圧倒され、まだまだ実力不足であると痛感させられましたが、着実に自分が伸びてきていることも実感しました。

十月に入り、〈最難関志望校別特訓〉がありました。合否判定のある模擬テストでは数少ない合格者の中に入り、手ごたえを感じました。〈日曜進学教室・ウルトラコース〉が始まると、またびっくりするような偏差値を取りましたが、めげずに復習をしました。本格的に過去問を解き始めたのもこの頃です。他校よりも洛星中の過去問は相性が良く、ほとんど合格点をこえていました。また過去問で解けなかった問題の分野を、テキストでやり直すことにも力を入れました。

そうしているうちに、段々と勉強が楽しくなっていることに気が付きました。元々好きだった理科・社会に加え、算数や、苦手だった国語の記述問題も段々解けるようになってきてうれしかったです。

〈正月特訓〉でさらに気合いを入れ、さあ……!と思った矢先、前受け受験の前日に高熱を出し、インフルエンザかとあわてました。幸い、インフルエンではなく翌朝熱も下がったので予定通り受験はしたものの、頭痛もひどく、終わった直後に不合格とわかるほどでした。不思議と落ち込みもせず、〈直前特訓〉に臨み、洛星中前期の当日を迎えました。ピアノコンクールの経験から僕は本番が一番強く、いざとなると落ち着くのですが、このときは違っていました。試験もあまり良い感触がつかめず、ギリギリで落ちてしまいました。悔しくて、このときは泣いてしまいましたが、このままでは終われないと思い、後期までの四日間、死にものぐるいで勉強しました。

迎えた後期の朝、円町から歩いて洛星まで向かいました。草津教室から多くの先生方が激励に来てくださいました。僕は今まで以上に落ち着いており、試験中も自信を持って取り組むことができました。試験が終わった後は全ての教科に自信があり、全て出し切ることができた気がします。

これから受験をする方に、言っておきたいことがあります。それはあきらめないことです。僕もあんなに成績が悪くてもあきらめたことは一度もありませんでした。また行き詰まったときに音楽を聴くなどの息抜きを、時間を決めて行うことをオススメします。

僕を支えてくれた全ての方に感謝します。自分の立てた志に向かって、一歩ずつ歩んで参ります。

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