洛星中学校 | 笑うために【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛星中学校
合格-2017年度

わたしの志は、

人の苦しみを理解し、助けられる人間になることです。

ぼくは、なやみ、勉強から逃げていたときがあった。そんなとき、担任のY先生がぼくのなやみを理解し、解消してくださり、とてもうれしかった。そして、ぼくも、自分のようになやみ、苦しんでいる人を助けたいと思った。そのために、多くの人と交流していろいろな苦しみやなやみを知ること、心理学を学ぶこと、自分がなやんだときになぜなやむのかを考え理解することをしたいと思う。

笑うために

小学四年生の三学期。ぼくは知求館成基学園に入塾した。知求館には、同じ学校のとても仲の良いIくんとAくんが通っていた。その二人がいることと、その二人の勧めで、入塾試験を受けることを決めた。また、兄が小学六年生のときに塾に通っていたというのも入塾したいと思った理由の一つである。

入塾して一番初めの授業がとてもにぎやかで、楽しく、のびのびとしていることにおどろいた。塾はもっと学校のように静かにさせられていると思っていたからだ。ただ、雰囲気は気にいったのだが、授業にはなかなかついていけなかった。

そして、五年生になった。五年生になっても授業は楽しかった。授業にもついていけるようになった。だが、宿題の仕方が悪かった。授業は月曜日と水曜日と金曜日にあったため、土曜日、日曜日は一日中空いていた。そのため、土曜日、日曜日に宿題をすれば、宿題の提出期限に余裕で間に合い、睡眠時間も十分にとれた。しかし、ぼくは土曜日、日曜日に宿題をせずずっと遊んでいた。それで期限に間に合わせて宿題を終わらそうとすれば、睡眠時間をけずることになる。そんな状態が続いていたため、かなり睡眠不足になっていた。そのことに気が付いた母親がぼくを叱り、塾をやめたいと母親に言った。そして、クラス担任のY先生と相談することになった。ぼくは本当は塾をやめることを迷っていた。そのことを見抜いたY先生は、ぼくに本心を気付かせてくれた。それから、やる気が出てきた。

だが、そのやる気は最後まで続かなかった。

六年生になり、宿題の量や授業日数が増え、過酷な講座もでてきた。それでも勉強をさぼらず、〈夏期講習会(講習会)〉のときは朝から自習に行った。しかし、〈講習会〉が終わったときから、自習にあまり行かなくなった。始めは、ちょっとだけならさぼってもいいかなと思い自習に行かなかった。その次の日も、明日すればいいからと思い自習をさぼり、その次の日もその次の日も、「明日する明日する」と思って勉強をさぼり続けた。そして、塾に自習に行かず、家でも勉強しなくなった。

その結果、成績はガクンと落ちた。成績が落ちても、ぼくは勉強しようとしなかった。それどころか、勉強をしないことに変な理由をつけて、勉強や受験から逃げていた。そして、Y先生もぼくのことはもう見捨てているだろうと思っていた。しかし、そんなことはなかった。Y先生はまだぼくのことを気にかけていてくれた。

Y先生は、勉強をさぼっているぼくを叱った。そして、「しょうもない生き方をするな」と言った。その言葉を聞いて、ぼくは「今日から全力で勉強して、受験までの日々を充実したものにしよう」と決意した。

それから、毎日塾に自習に行った。自習では、各教科の先生に出してもらった課題や、赤本をしていた。赤本は、時間配分の仕方を練習できた。また、赤本で高得点をとれると、合格する自信がついた。

オプション講座は全て受講した。その中でも、〈最難関志望校別特訓〉、〈正月特訓〉、〈直前特訓〉、〈日曜進学教室(日進)〉の〈ウルトラコース〉はとても役に立った。〈最難関志望校別特訓〉、〈正月特訓〉、〈直前特訓〉では、問題用紙や解答用紙、問題の出し方などに慣れることができた。〈日進〉の〈ウルトラコース〉では、解いたことのない問題や難しそうな問題がよく出てくるので、実際に入試にそのような問題が出てきても、冷静に対処できた。

入学試験当日。あせらず落ち着いていて、受かる気しかしなかった。入試問題を解いているときも落ち着いていて、入試が終わってからも機嫌が良かった。今思えば、それはとても緊張していたからだと思うがそのおかげでその後の入試も全力を出せた。

そして、次の日。洛星中学校の合格発表。とても緊張していて、不安だった。発表の時間になり、幕が上がった。掲示板に自分の番号を見つけたときは、合格したことがまちがいではないかと何度も受験票と掲示板を見た。まちがいでないことを確認したとき、「やっとつらい日々が終わる! 合格した! やった!」と思った。

最後にこの受験録を読んだみなさんに伝えたいことがある。後悔は絶対に忘れることはなく、いつまでもくやみ続けてしまう。そして、くやみ続けることはとてもつらい。だから、くやみ続けないために、後悔する気持ちをふき飛ばせるように、一日一日を思い出に残る充実したものにしてほしい。そして最後は笑って終わってほしい。

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